旅のかなたに

“旅”という言葉はいろいろな事に例えられます。 見知らぬ土地へ赴くのも“旅”。 何かを極めるのも“旅”。 時には人生そのものも“旅”と例えられたりもします。 “旅”の形は人それぞれ。 “旅”の意味も十人十色。 ここは私GIN〈ジン〉が 大好きな旅を中心に 自分の好きなものを まったり書いていくブログです。 よければゆっくりしていってね(^^)

星と円盤と願いが輝く天文台 ~北海道 洞爺湖町・壮瞥町~

 

湖の上に浮かぶ大きな円盤。

その円盤に願いを掛けた少年少女の

優しくて、少し切ない物語。

 

天体のメソッド

 

 

 

 

以前の記事では、この作品の聖地として主に洞爺湖温泉バスターミナルや洞爺湖温泉街周辺の景色、遊覧船や花火などを紹介しました。

(過去の記事はこちら↓↓)

tabino-kanatani.hatenablog.jp

 

 

 

今回は洞爺湖記事 第2弾!ということで、以前の記事では書ききれなかった天体のメソッドの聖地を紹介していきたいと思います(*^^*)

 

 

では、さっそく不思議な湖の街へ出発です!!

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190923130309j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190923131030j:plain

最初にご紹介するのは、洞爺湖温泉バスターミナルから車で約15分。

洞爺湖のほぼ北側に位置する「浮見堂」です。

 

洞爺湖温泉バスターミナルから洞爺湖をぐるっと時計回りに移動して約11kmの道のり。さすがに歩ける距離ではないのでバスやタクシーを利用するといいでしょう(*^^*)

洞爺湖温泉バスターミナルから道南バス洞爺村行きに乗車し、バス停「憩いの家」「浮見堂前」で下車することで行けます。

 

 

僕が訪れた日は元台風の温帯低気圧が直撃した日だったので、なかなかに本格的な雨が降っていました(;^_^A

まぁでも、白く霞む中島の前に佇む浮見堂もこれはこれで味わいがあっていいものですよね!

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190923131804j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190923131812j:plain

この浮見堂には聖徳太子の像」が祀られています。

大正の始め頃、北国行脚をしていた僧侶がこの地に宿泊したとき、肌身離さず持ち歩いていた聖徳太子の像が夢枕に立ち、こう述べたそうです。

「私はこの地が大変気に入った。私はここを住み家にしたい。私をここに大事に祀ってくれたらこの地は必ずや産業が発達し豊かな村になるだろう。」

それを聞いた僧侶は聖徳太子の像を人々に預け、この地に大切に祀るよう言い残し去ったそうです。その後、人々は僧侶に言われた通り聖徳太子の像を大切に祀り続けました。

そして、この浮見堂の中に祀られているものこそ、人々がこの地に大切に祀り続けてきた聖徳太子の像なのです。

 

歴史を感じますね(*^^*)

 

聖徳太子の像の前には賽銭箱が設置されていてお参りができるようになっています。僕もここまで来られた感謝の気持ちを伝えるためにお参りしてきました。

 

 

天体のメソッドの作中では、主人公の乃々香ちゃんたちがグループオリエンテーリングの際に訪れるチェックポイントのひとつとして、ここ浮見堂が描かれています(^^♪

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190923135136j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190923135127j:plain

浮見堂からもう少し北上すると「とうや水の駅」という道の駅があります。

その道の駅の前にあるL字の桟橋が次の聖地!

 

ここは天体のメソッドのメインビジュアルで描かれている桟橋です。

メインビジュアルでは楽しそうに笑う主役6人(乃々香ちゃん、柚季ちゃん、湊太くん、こはるちゃん、汐音ちゃん、ノエルちゃん)がこの桟橋の上に描かれています。

 

また、作中でそれぞれの気持ちがすれ違ったままバラバラになってしまった乃々香ちゃん、柚季ちゃん、湊太くん、こはるちゃんがお互いに謝りあって仲直りする際のキャンドルの灯に溢れる桟橋もここです(^^)

 

 

見た感じ少し古い桟橋のようで、老朽化が進んでいるのか立入禁止の札が掛かっていました。

 

作中の印象的なシーンで描かれている桟橋なので、ここに関しては雨模様ではなく晴れ渡った青空の下で見たかったかな・・・(;^ω^)

次の旅でのリベンジを誓います!!

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190923090948j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190923091612j:plain

洞爺湖温泉バスターミナルまで戻ってきました。

そのバスターミナルの裏側。洞爺湖とは反対側の山の方に歩いていくと金比羅火口災害遺構散策路」が広がっています。

 

 

その散策路へ入っていく小道。ここも天体のメソッドの聖地です。

本編が終わった後に流れるEDの1カット。紫陽花が咲き誇るこの小道を幼少期の乃々香ちゃんが駆けていきます。

 

僕が洞爺湖を訪れたのは9月だったので紫陽花とは程遠い季節でしたが、いずれ紫陽花が咲き乱れたこの小道も見てみたいと思っています(*´ω`)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190924085138j:plain
f:id:tabino-kanatani:20190924085136j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190924084744j:plain

金比羅火口”災害遺構”散策路?と、ここの名前が気になった人もいると思います。そこでぜひ、この場所のことをお話しさせてください。

 

洞爺湖温泉街は活火山有珠山の麓に位置する温泉街なんです。

この有珠山は2000年3月、突如噴火を開始しました。火口から大量に流れ出した高温の水は周辺の土砂と混ざり合い「熱泥流(土石流の一種)となって麓の街を襲いました。この時、街の人々の周到な準備と迅速な行動のおかげで幸い死傷者はゼロでした。しかし、有珠山の麓に建っていた町営温泉「やすらぎの家」「桜ヶ丘団地」などは熱泥流に飲み込まれてしまいました。死傷者は出なかったものの、街には噴火による大きな傷跡が残ってしまいました。

 

この2000年に起こった熱泥流の爪痕を後世に残し教訓として活かしていくために、熱泥流の災害跡がほぼ当時のまま保存されたエリアが「金比羅火口災害遺構散策路」なのです。

 

上記の「やすらぎの家」や「桜ヶ丘団地」の建物も熱泥流に飲み込まれた当時の姿のまま保存されています。

割れた窓ガラス、屋内にまで流れ込んだ大量の泥、高熱で変形した鉄筋。あまりにもショッキングな光景に言葉を失い、写真など到底撮ることはできませんでした。。。

 

 

ただ、この場所を歩いていて気付かされたことがありました。

それは「ここは決して”恐ろしい”だけの場所ではない」ということ。

 

この場所を散策路(=ぶらぶら散歩するための道)としているように、ここで”恐怖だけ”を感じるのではなく「これを見て前向きにしっかり学び取っていこうよ」という洞爺湖町の思いが伝わってきました。その証拠に、それぞれの遺構には詳細な説明看板が立てられていて、目の前の情景と照らし合わせて読むことで熱泥流や噴火の凄まじさを肌で感じられるようになっています。

 

 

散策路からそのまま山道に入っていくと、当時噴火した2つの火口を見ることができます。

上の2枚に分かれた写真が山頂に近い大きな火口「有くん火口」で、下の写真が温泉街に近い小さな火口「珠ちゃん火口」です。今は大きな水たまりになっています。こうして可愛らしい名前を付けたのも、この災害をただ”怖いだけのもの”で終わらせないでほしい、という洞爺湖町の思いからなのかもしれませんね(*^-^*)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190922122256j:plain

(※ここから先は別日の話になるので写真上の天気が変わります\(*'ω'*)/)

 

では、今度は洞爺湖温泉バスターミナルから東側、洞爺湖を反時計回りに回っていきたいと思います!

 

立ち寄りたい場所がいくつかあるので、バスターミナル前のレンタサイクル屋さんで自転車を借りました。

一時の相棒「高速自走兵器 チャ=リンコ」に跨りかっ飛ばします!!(*≧∀≦*)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190922140927j:plain

少し冷たく気持ちの良い湖畔の風を受けながら走ること10分少々。

お土産物・お食事処「民芸御殿」に到着しました!

 

"民芸"の名の通り、店内には木彫りの熊や人形、手芸品などが所狭しと並べられ販売されています。何かお土産でも・・・と思って店内をうろうろと回ってみたのですが、少~しお値段の張るものが多かったので僕では手を出せませんでした(;^_^A

 

この日は休日だったせいか観光バスがひっきりなしに入ってきていたので、人が写りこまないように民芸御殿を撮影するのに苦労しました(笑)

 

 

天体のメソッド作中では、こはるちゃんの家族が経営する人気のお土産物屋「円盤御殿」として登場します。外観はもちろん、入り口上の店名の字体まで作中そのままでめちゃくちゃ感動しました!!

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190922140717j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190922140807j:plain

民芸御殿のすぐ隣、今はもう廃屋になってしまっているこの建物も実は聖地。

 

この建物は主人公 乃々香ちゃんの家のモデルになった建物です。

白い木壁に薄緑の屋根なんてなんだかオシャレですよね♪

元はジェラート屋さんだったそうですが、もう何年も前に閉店してしまったそうです。。。

 

 

ちなみにモデルになったのはあくまでもこの建物の外観だけで、作中の乃々香ちゃんの家はまた別の場所に建っています。上の写真のように”作中でも円盤御殿(民芸御殿)のお隣が乃々香ちゃんの家”というわけではないのでご注意を!

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190922133658j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190922133559j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190922133358j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190922133931j:plain

民芸御殿から更に自転車を走らせること約15分。途中、湖畔を離れて山道に入っていくと辿り着くのが、ここ「森と木の里センター」です!

 

ここは、森林の持つ良さを体験学習するための場所、また樹木を育てる喜びや緑を享受する場所として造られた学習センターです。一際目を引く高く伸びた塔のような建物は天文台最上階の丸い部分の中に天体望遠鏡があり、イベントの時などには天体観測会が開かれます。

敷地内には炊事舎やテント床、バンガローなどがあり、気軽にキャンプやバーベキューなどを楽しめるようにもなっています。また、この建物内にも宿泊することができ、洞爺湖の自然や風景を存分に楽しめる宿泊施設として人気を集めているそうです。

 

 

 

 

ここは、幼少期の乃々香ちゃん、柚季ちゃん、湊太くん、こはるちゃん、汐音ちゃんの5人が出会い、毎日のように遊び、そして円盤に願いを掛け、別れた場所。乃々香ちゃんとノエルちゃんが出会った場所。中学生になった5人が本当の願いを思い出し、ノエルちゃんに別れを告げた場所。。。

 

 

 

天体のメソッドの物語の中心となった霧弥湖町(※乃々香ちゃんたちが暮らす街。洞爺湖周辺がモデル)の廃天文台。そのモデルがここ、森と木の里センターなんです。

 

 

天体のメソッドを好きな人なら絶対絶対訪れたい1番の聖地。

 

 

円盤に掛けた乃々香ちゃんたちの願いが時を越え奇跡となって降り注ぐ。。。

その物語が始まった場所に今立っていると思うと、ここに来られたことが本当に感激で感慨深くて・・・。

いつまでもいつまでも天文台を眺めていました。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190922133134j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190922133222j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190922133227j:plain

施設の前に立てられた看板には洞爺湖周辺の四季や夜空の写真と共に天体のメソッドのことも書かれていました!

 

ここに描かれているイラストが、中学生になった乃々香ちゃんたちではなく、幼少期の5人とノエルちゃんなのがファンとしてめちゃくちゃ嬉しい(*≧ω≦*)!

 

天体のメソッドという作品を本当に大切に思ってくれているんだと実感できて、とても幸せな気持ちになりました。

 

 

天体のメソッドを好きになってよかった。

そして、洞爺湖まで来てよかった(*^-^*)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190922134222j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190924091133j:plain

いかがだったでしょうか。

 

今回は洞爺湖温泉街以外の天体のメソッドの聖地をまわってみました。

美しい風景や深い歴史、かと思えば過去に起きた災害やその教訓。天体のメソッドの中で描かれている場所”というだけでなく、その場所や物から伝わってくるメッセージはとても多く貴重で魅力に溢れるものばかりでした。

 

聖地を巡る中で数々の洞爺湖の美しさに触れ、深く考えさせられることによってこの地を大好きになる。そして、今まで以上にもっともっと天体のメソッドを好きになれる!そんな旅でした!

 

 

ノエルちゃんが言っている通り、

ここはみんなが”にっこり”になれる場所ですね(*^-^*)

 

 

多くの自然と教訓が息づく地。

そして何より、天体のメソッドの聖地!

北海道 洞爺湖でした!

 

みなさんもぜひ訪れてみてくださいね!

 

GINのラーメンレポート4 【MENSHO TOKYO(春日)】

旅記事の合間合間に緩和休題の如く差し込むラーメンレポートの第4弾(笑)

 

 

 

今回ご紹介するのは、東京都文京区春日、東京ドームのすぐ近くにあるお店『MENSHO TOKYO』さん!

 

”ここでしか味わうことのできない一杯”を大切にオリジナルラーメンを展開するラーメン屋さんです(*^^*)

 

では、さっそくラーメンを求めて出かけましょう!!

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200311013829j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200311013843j:plain

僕が春日に降り立ったのは平日の夜。

ちょうど帰宅ラッシュの時間に差し掛かろうかという時分だったので、通りには足早に家へと急ぐ人の姿がたくさん見られました。

 

冒頭でも紹介しましたが、文京区春日と言えば東京ドームのお膝元

建ち並んだビルの明かりに行き交う車のライト、煌々と輝くネオンの数々。新宿や池袋などと比べたら少し落ち着いていますが、それでも十分”都会感”を感じられる街です。

 

 

見上げると、少し先に東京ドームシティの大観覧車が見えました。

調べてみるとこの観覧車、世界初のセンターレス観覧車だそうです。確かによく見たら中心の軸が無い。どこで観覧車を支えてるんだろう?

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200311014714j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200311014720j:plain

東京ドームシティの大観覧車を左手に見つつ春日町の交差点から西に3分ほど歩くと、今回の目的地『MENSHO TOKYO』さんに到着です♪

 

入り口の上にはデカデカと「こだわり自家製麺の文字。

正直、店名よりも目立ってますw

行かれる際はこれをを目印にするとわかりやすいかもしれませんね!

 

 

お店の前には写真付きのメニュー表と共に「子羊とスパイスの融合」と書かれた看板が掲げられています。

最初見たときは「・・・(´・ω・`)?」という顔になってしまいましたが、店内でラーメンをいただくとこの言葉の意味をはっきり理解することができます(^^♪

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200311014707j:plain

中央大学 後楽園キャンパスが近いので店内は学生さんがいっぱい!!

周りのフレッシュな雰囲気と勢いにノせられる形で思わず「よっしゃ今日は食うで!!」という気分になってしまいます(笑)

 

そんな僕が注文したのは「ラム煮干つけ麺(全部のせ)」

味玉、メンマ、チャーシュー、レモンに加えパクチーとラム肉がトッピングされています。ああ、表に書いてあった「子羊」ってこういうことか(*'▽')

 

見た目だけでも十分オリジナリティに溢れていますが、味もしっかり唯一無二のものになっています。

一見、普通の煮干スープかと思いきや、一口食べた瞬間口の中に抜けるのはスパイスの香り!思わずびっくりしてしまいましたが、「そういえば表には「スパイス」とも書いてあったっけ」と、入り口の看板を思い出して納得!

 

 

煮干+スパイシー。

 

いまいちピンとこない組み合わせかもしれませんが、これが意外といけるんです!単純に煮干だけなら、濃厚でまったりとした味で終わってしまいますが、そこにスパイスが掛け合わさることによってキリっと締まりが出る。

そんな新しい感動のスープが絡んだもちもちの太麺は、もうずっと噛んでいたくなるくらい味わい深くてめちゃくちゃ美味しいんです(*≧ω≦*)

 

チャーシューと共にトッピングされたラム肉も柔らかくて本当に美味!贅沢感も共に味わいながらいただきました(*´ω`)

ごちそうさまでした!!

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200311014726p:plain

『MENSHO TOKYO』さんへは、東京メトロ 丸ノ内線南北線後楽園駅から徒歩1分。または、都営地下鉄 大江戸線三田線春日駅から徒歩3分で行くことができます。

 

 

新たな価値観が生まれるつけ麺!

みなさんも『MENSHO TOKYO』さんで一味違う新しいつけ麺を味わってみてはいかがでしょうか?(*^^*)

 

 

以上、GINのラーメンレポートでした!

 

死者、そして自分と向き合う場所 ~恐山~

 

古くから山岳信仰が盛んで、高くそびえる山を神聖なものとして崇めてきた日本には「日本三大霊場日本三大霊山)」という場所が存在します。

 

和歌山県高野山滋賀県比叡山、そして今回ご紹介する青森県の恐山です。

 

 

先にも書きましたが、“日本三大霊場”としてよく並べて紹介されるこの三ヵ所。

ただ僕は、この中でも恐山は他二ヵ所とは全く違った雰囲気を持つ特別な場所のように感じるのです。

 

近年のパワースポットブームによって、高野山比叡山は観光地としてもたくさんの方々が訪れています。草木が美しく周囲の景観も非常に華やかで明るい。対して恐山は、草木などが少なくほとんど岩肌がむき出しの、はっきり言うと物悲しい景観が続いています。

 

しかし、だからこそ恐山はこの世にありながら”あの世”に限りなく近い場所のように僕は思うのです。

 

 

”もしかしたら今、少しだけ死後の世界に触れているのかもしれない”

 

 

歩いていると思わずそんなふうに感じてしまう場所。

そんな場所だからこそ、自分自身に静かに思いを馳せることができるのかもしれません。

 

 

今日は、死者や自分自身と向き合う場所 青森県 恐山を紹介していきたいと思います。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190716105927j:plain

旅を始める前に、まずは恐山について少し説明しておきましょう!

 

恐山は青森県 下北半島の中央部に位置する活火山です。

ちなみに”恐山”という名前の山は存在しません。カルデラ湖である「宇曽利山湖」を中心として周囲を囲む山々「釜臥山」「大尽山」「小尽山」「北国山」「屏風山」「剣の山」「地蔵山」「鶏頭山の八峰の総称が「恐山」と呼ばれるエリアになります。

 

恐山へはJR大湊線 下北駅から車で40分ほど。

駅前からバスが出ているので、これを利用すると便利でしょう。また、JRより「駅から観タクン」という決められた観光コースを貸切タクシーを使って周遊できるチケット(普通にタクシー使うよりも断然安い!)も販売されていますので、電車やバスの時間に縛られたくない方、タクシー運転手さんとゆっくりお話しながら旅したい方はこちらの「恐山・釜臥山コース」(ごめんなさい。コース名うろ覚えです(;_;))を利用するのもいいかもしれません。

 

ちなみに僕はタクシーの運転手さんにあれこれ地元の情報を教えてもらうのが好きなので「駅から観タクン」を利用しました!

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190716102115j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190716102309j:plain

では旅を始めましょう。

 

恐山へ向かう車中、急に車内の空気・・・というか匂いが変わることに誰もが気付くと思います。くさいというほどではありませんが、かなり鼻に残る匂いです。

これは恐山から流れてくる硫黄臭霊場が近いことを意味します。

 

駐車場に到着し車から降りると、目の前にはカルデラ湖である宇曽利山湖。そして、その反対側には恐山の霊場が広がっています。

 

この地に立った途端、空気が下界とは全く違うことに気付きます。

臭気が変わるから、という理由だけでなく、雰囲気や世界そのものが普段自分が暮らしているものとは全く異なるのです。

 

 

 

上の写真1枚目は「恐山菩提寺の山門。

入山料 500円を支払い、ゲートをくぐるとすぐに見えてきます。

この日は霧雨が降っていて少し肌寒かったのでより荘厳な雰囲気が感じられます。

 

もうこの時点で”ここは心を落ち着かせて歩くべき場所だ”と感覚的に理解できることでしょう。というか、あまりの神秘的な空気に圧倒されて言葉を発することができません。僕の他にも何人か旅行者の方が居ましたが、喋っている人はほとんどいませんでした。

 

山門をくぐった先、本尊 地蔵菩薩を祀る「地蔵殿」(上の写真2枚目)の前で手を合わせ、霊場の奥に入っていきます。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190716102504j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190716102705j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190716102648j:plain

地蔵殿を左に避けるような形で先に進んでいくと、急に視界が開けます。

 

今まで菩提寺の山門や地蔵殿などいくつかの建物が至近距離で目に入っていたのに、突如奥の奥まで景色が突き抜ける。これが下界なら爽快なふうにも思えますが、場所が場所なだけに一瞬戸惑ってしまいます。

 

ここから更に歩を進めていきます。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190716102918j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190716103256j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190716103254j:plain

細かい砂利や石の世界はすぐに終わりを告げ、一瞬にして岩の世界に変わります。

 

写真の岩をよく見てほしいのですが、周囲にある岩も普通の山で目にするような岩ではありません。普通の岩よりも更に細かくゴツゴツとして角ばっていて、少し禍々しいような、ずっと見ていると恐ろしく思えてくるような印象を受けます。

 

奥に山の緑が見えますが、ここではまるで自分に向かって倒れ掛かってくるような圧迫感を感じます。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190716103506j:plain

あまりの衝撃的な世界に不安を覚えて思わず後ろを振り返ってしまいました。

先程くぐってきた山門や地蔵殿が見えます。

 

これからどんどんこの先に足を踏み入れていきます。

歩みを進めるたびに自分が生きている世界が遠退いていくような、まるで”あの世に近い場所”から自分の生きている世界を眺めているような・・・。

 

遠くに見える山門や地蔵殿を眺めながらそんな気持ちに駆られていました。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190716103711j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190716103833j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190716103855j:plain

ひたすら石と岩の世界を進みます。

 

見渡す限りゴツゴツした石や岩ばかり、辺りは変わらず濃い硫黄の匂い、天気のせいもあってか人は数えるほどしか歩いていません。

所々「順路」と書かれた看板が立っていたり、小石が避けられた道も作られていますが、ほとんどの場所が看板もない、道も作られていないむき出しの岩肌そのもの。

 

 

”今、自分はちゃんと順路を歩けているのだろうか”

 

 

そんな不安が込み上げてきます。

加えて”もし順路を外れたまま進んで行ってしまったら、もしかしたら本当に帰ってこられなくなってしまうんじゃないだろうか”という恐怖心も顔を出してきます。

 

「何をバカな」と笑われるかもしれませんが、本当にそんな不安に駆られてしまうほど心が圧迫される世界なんです。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190716104320j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190716104331j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190716104037j:plain

歩を進めた先、更に息を飲む光景を目の当たりにします。

 

大きな岩などはなく広く開けた場所。しかし、周囲には無数の小石の山がありその脇には小さな風車が立てられ風に吹かれてカラカラと悲しい音を立てながら回っている。。。

 

 

 

亡くなった子供たちが父母供養のため小石を積んで塔を作り続けるという三途の川の川辺「賽の河原」

 

自分は今、本当にあの世とこの世の境目 三途の川まで来てしまったのではないかと思ってしまうほど衝撃的な光景でした。

今でもこの写真を見ると、当時の気持ちが思い起こされて鳥肌が立ってしまいます。

 

 

 

 

 

ちなみに、この積み上げられた小石群は景観を形作る役目もあるのですが、地面から噴出する火山ガスを効率よく空気と混ぜ合わせる効果のために置かれているものだそうです。また、その脇に立てられた風車も風が流れてくる方向を示し火山ガスの風下に入らないように注意を促す役目もあります。

 

たまに霊場内で頭痛や倦怠感を覚える人もいるそうですが、これは霊的現象ではなく火山ガスによって軽い中毒症状を起こしているだけなのでその点はご安心ください。また、霊場内にほぼ鳥がいないことや賽銭がひどく腐食しているのも火山ガスの影響だそうです。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190716104247j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190716104220j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190716105408j:plain

先程から地面や岩肌が黄色く変色しているところを多数見ることができます。

周囲に漂う硫黄臭が示している通り、これは地面や岩の中に硫黄が含まれているため。

 

所々に水が流れている場所があるのですが、水が辿った場所には硫黄が堆積し黄色い筋が形成されています。

ちなみに、硫黄は水に溶けづらい性質のため流れる水自体は透明です。上の写真も堆積した硫黄のせいで一見”黄色い小川”に見えてしまいますが、水が黄色く変色しているわけではありません。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190716104420j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190716104719j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190716104205j:plain

たくさんの衝撃的な光景を目の当たりにして、それでも少しずつこの場所にも慣れて心に余裕ができてくると、心の中に不思議な感覚があることに気付きました。

 

それは、遠くから誰かに見守られているような、なんだか温かくて優しい感覚。

辺りはゴツゴツした岩ばかりで、周囲は相変わらず濃い硫黄臭で支配されています。それは、やっぱりちょっと怖い。ちょっと怖いんですけど、それでも少し温かい部分が心の片隅にあることをしっかりと感じ取れるのです。

 

 

自分は旅が好きで、いろんな場所を訪れている。でもそれは僕一人が自分の力だけで成していることじゃない。

家族や友人、そしてこのブログを見てくれる皆さんがそれを支えてくれていること。

働いてお金を頂ける場所があるからこそ、こうして好きな旅に出られること。

いつも健康でいられるから、また次の旅へと踏み出せること。

 

ついつい忘れがちになってしまうけど、本当にいろんな幸せに恵まれて今僕はここにいるんだな、と改めて心の底から感じることができました。

たぶんここに来なければ、こんなにはっきり感じ取ることはできなかった。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190716105346j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190716105239j:plain

f:id:tabino-kanatani:20190716105344j:plain

石と岩が広がる世界を進んだ先。

ひとつ、またひとつと小石の山が減っていき、やがて宇曽利山湖の湖畔に辿り着きます。

 

ここは「極楽浜」と呼ばれているそうです。

 

これまで歩いてきたゴツゴツした石と岩の世界とは正反対に柔らかく白い砂浜とどこまでも広がった美しい湖を眺めることができます。

この日は曇っていたので少し霞掛かっていますが、晴天の日には砂の白と湖の青のコントラストが映える本当に美しい景色を見ることができるそうです。

 

 

 

地蔵殿で手を合わせ、その奥に進んでからずっと石と岩が支配する世界を見てきました。無数の禍々しい形の岩を見て、積み上げられた小石と回る風車を見て、心が強く締め付けられ圧迫されました。そこまで緊張しきった心が、この浜まで来ると一気に解放される。まるで何かから許されたような安心感さえありました。

 

その心の安らぎを感じると、なるほどここはまさしく”極楽”だ、と納得することができました。そして「またここに来たい」と強く思うのでした。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20190716105928j:plain

いかがだったでしょうか。

 

日本三大霊場 恐山。

その名の通り、足を踏み入れるとひどくショックを受ける衝撃的な場所ばかりでした。でも、この場所を歩くことで自分と向き合い、考え、今ある幸せにしっかりと気付くことができました。それはたぶん、ここへ来なければ気付けなかったこと。

本当に来てよかったと、そしてまた来たいと思える場所でした。

 

 

霊場”と聞くと少し怖く感じるかもしれません。実際、僕も最初は「霊的な場所」と思っていました。確かにそれは事実かもしれません。でもそれと共に、自分と向き合い静かに考えられる神聖な場所でもあるんだ、と今では思っています。

 

過ぎていく毎日の中でついつい忘れてしまう”今ある幸せ”

そういった”幸せ”を忘れないために、僕はまたここを訪れることでしょう(*^_^*)

 

 

 

日本三大霊山のひとつ。そして、死者や自分と向き合い思いを馳せる場所。

青森県 恐山でした!

 

みなさんもぜひ訪れてみてくださいね!

暁の水平線に勝利を刻め!≪最終絶対防衛地 呉鎮守府≫ ~広島県 呉市~

 

“戦艦 大和”

 

戦時中の艦船に詳しくなくても、この艦の名前を知らない人は少ないのではないでしょうか。旧日本海軍の秘密兵器として「第三次海軍軍備補充計画(マル3計画)」の中で建造された超弩級戦艦です。SF作品「宇宙戦艦ヤマト」のモデルになったことでも有名ですよね!

 

 

では、この戦艦 大和が建造されたのはどこでしょうか?

 

そう!それが今回ご紹介する街広島県 呉市なんです!

 

 

 

波の穏やかな瀬戸内海にあり、周辺の島々のおかげで防衛網を敷きやすく、背後にそびえる灰ヶ峰の恩恵を受け監視がしやすい、まさに防御に特化した土地

戦時中、万が一首都東京が陥落した際にはその指揮系統を即座に呉に移せるように準備が整えられていました。呉には鎮守府が置かれ、要塞都市として開発が進み、日本海軍の最終絶対防衛地として呉は非常に重要な土地となっていったのです。

 

 

呉がいかに重要な場所であったか。それは呉鎮守府海上自衛隊呉地方隊に変わった現在でもしっかりと見てとることができます。

 

 

 

今回は、海上自衛隊呉地方隊があり、かつて呉鎮守府が置かれた街、そして何よりも僕が大好きなブラウザゲーム艦隊これくしょん~艦これ~」の聖地のひとつでもある広島県 呉市を紹介していきたいと思います(*^_^*)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200215220600j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200215220617j:plain

広島駅からJR呉線に乗りゆったりと海沿いの電車旅を楽しむこと約45分、呉の玄関口「呉駅」に到着です!

 

電車を降りたら即座に呉の街に繰り出す!・・・のはちょっと待って、少しだけそのままホームに留まってみましょう。

他の電車がホームに接近してくるときに流れる音楽に耳を傾けてみてください・・・。

 

 

~♪ ~♪ ~♪

 

 

流れてくるのは「さらば~地球よ~」でお馴染み、アニメ宇宙戦艦ヤマト」のオープニングテーマ(*^ ^*)

駅のホームでも“戦艦 大和の故郷”ということを感じ取れる粋な計らいですね!

 

 

 

ホームから改札を出て、さらに駅舎からも出ると、目の前に広がるのは広々とした海!!・・・ではなくたくさんの建物!むしろ建物の海!!(汗)

 

呉市は、広島市福山市に次いで県内第3位の人口を誇る大きな街なんです。駅前に設置されたスクリューのモニュメントもコンクリートジャングルが背景ではいまいち雰囲気が出ない(笑)

僕も初めて呉に降り立った時は「海、無いんですけど・・・」と軽くツッコんだりもしました(;^_^A

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200216085245j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216085227j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216085300j:plain

では!本物の海を求めて歩き始めましょう!

 

呉駅の改札を出て右手。「自由通路」と呼ばれる空中経路を利用すると便利です。

自由通路をひたすらまっすぐ。途中、中国地方民御用達の大型スーパーマーケットゆめタウン 呉」に入ってしまいますが、それでも気にせず道なりにまっすぐまっすぐ・・・。

自由通路の果てまでたどり着くと、そこには待ち望んだ呉の海が広がっています!!

海だーーー!!

 

 

ここは呉の海の玄関口「呉港」

ここから江田島愛媛県 松山港行きのフェリーが出ています。

 

上の写真で一際目を引くショッキングピンクの船は、造船所で建造中の貨物船です。

この造船所についてはこの後の項目で詳しく見ていくことにしましょう(^ ^)

(ちなみに船体に書いてある「ONE」は「ワン(1)」ではなく、普通に「オー、エヌ、イー」と読みます。「Ocean Network Express」略して「ONE」。コンテナを用いての海運業で有名な会社です。)

 

 

呉港の右手にある波止場は、その名も「大和波止場」

休日は親子連れや散歩をする地元の方たちで賑わいます。

どこにでもある普通の波止場かと思いきや、なんとここは戦艦 大和の前部甲板の半分を1/1スケールでイメージして作られた波止場なんです!あまりにも大きすぎて、僕自身しばらくの間ここが大和の前部甲板を模してるとは全く気付きませんでした(;^ω^)

大和の大きさを肌で感じられるファン必見のスポットですね!

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200216094635j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216095329j:plain

呉港の隣になにやら大きな建物が建っています。

呉の有名スポットのひとつ大和ミュージアムです!

その名の通り、戦艦 大和を中心に戦時中の様々な史料が多数展示されています。

 

館内の史料はもちろん撮影禁止なので写真はありませんが、ここに展示されている史料の数々、非常に貴重なものばかりで旧日本海軍や太平洋戦争を勉強する者としては本当に本当にありがたいんです!!

「え、こんな貴重な史料、一般の人が見ちゃっていいんですか!?」っていうくらい歴史的価値の高い史料があちこちに展示されています!

 

 

ちなみに僕は展示史料を隅から隅まで見て回るので、一旦大和ミュージアムに入ると最低4時間は出てきません(笑)

「4時間」という滞在時間も、展示物を見ているうちに疲れで集中力が切れてくるため仕方なく大和ミュージアムから出ているのであって、集中が続くのであればもっともっと何時間でも居たいくらいです!たぶん3日間くらい居ても飽きないと思うw

それくらい大和ミュージアムはすごいんです!!

 

 

感動するのは展示されている史料だけではありません。

館内1F「大和ひろば」というスペースには1/10スケール精巧模型 戦艦大和が展示されています!(こちらは商業等に使用しない限りは撮影OK)

“1/10スケール”と言うと少し小さく感じるかもしれませんが、戦艦 大和は全長263m1/10になった模型でも全長26.3mもあります!小学校の25mプール以上の長さ!一目見た瞬間その迫力に圧倒されること間違い無しです!!

 

 

休日には海軍ファンだけでなく多くの家族連れや旅行者で賑わう大和ミュージアム

大和や旧日本海軍に詳しくない方もぜひ訪れてほしい呉の有名スポットです(*≧▽≦*)

 

 

 

ちなみに余談ですが大和ミュージアム」という呼び名は1/10大和模型が展示されていることから付いた愛称で、この施設の正式名称は「呉市海事歴史科学館」といいます。意外と知られていない真実w

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200216094653j:plain

大和ミュージアムの横、先程の大和波止場の前あたりに波止場区画と駐車場区画の境目を示す駐車場ポールが置かれています。

駐車場ポール自体は珍しくないのですが、これはなんだかとんがり帽子で形が変。。。

 

 

大和ミュージアムの駐車場ポールは戦艦 大和の主砲の砲弾として使用された九一式徹甲弾を模して造られているんです。

 

九一式徹甲弾」とは日本海軍が造り出した特殊徹甲弾です。

通常の徹甲弾は砲から撃ちだされるとそのまま敵艦に向けて空中を飛行していきますが、こちらの九一式徹甲弾は撃ちだされた後、勢いを保ったまま敵艦前で海に着水します。海中に突入した九一式徹甲弾は弾頭(とんがり帽子の部分)が外れ、急激に向きを変え、まるで魚雷のように海面下を水平に直進し、敵艦の喫水下(海中に沈んでる部分)を攻撃するのです。

 

 

特殊だったのは砲弾だけではありません。戦艦 大和には当時の最高技術の全てが詰め込まれました。各種兵器はもちろんのこと、艦員の居住スペースにおいてもそれは例外ではありません。階級の高い艦員が過ごす部屋の居住性は他の艦船の比ではなく「大和ホテル」と揶揄されることもあったそうです。

 

艦これのキャラクター 大和の「も~、ホテルなんて言わせませんよ」というセリフはここからきてるんですね(^ ^)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200216112357j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216112333j:plain

呉港から見て南東、山の方に移動してみましょう!

 

山側に向かってひたすら進んでいき、やがて小高い丘の上に登ると、遠くまで見渡せる絶景ポイントに辿り着きます。ここは「歴史の見える丘」というエリアで戦艦 大和の生まれた場所を見渡すことができます。

遠くには呉港、眼下には先程「ONE」の貨物船を建造していた造船所ジャパン マリンユナイテッド 呉工場」のドックを見下ろすことができます。

さすがあれほど大きな貨物船を建造していた造船所。見渡す限り造船スペースで工場の規模にもドックの大きさにも度肝を抜かれます!

 

もうお分かりかもしれませんが、ここジャパン マリンユナイテッド 呉工場こそが“戦艦 大和が建造された場所”なんです!

 

ジャパン マリンユナイテッド 呉工場は、戦時中「呉海軍工廠という名前で主に海軍の艦船や兵器を製造する工場でした。

冒頭でお話しした通り、呉は日本海軍の重要地。呉海軍工廠では様々な新兵器の研究・開発・製造が行われていたそうです。一般的には戦艦 大和の建造が有名ですが、この他にも戦艦 長門戦艦 扶桑航空母艦 赤城航空母艦 蒼龍潜水艦 伊400など日本海軍史に残る重要な艦船が多数建造されたのもここ海軍工廠です。

日本海軍にとってここが重要な工廠であったことは疑いようもありません。

 

 

ちなみに大和は上の写真2枚目の左端、海まで伸びた長~い建物の中にあるドックで建造されました。(長すぎて写真に入りきってませんが(;^ω^))

他のドックは外に出ているのに、なぜ大和を建造したドックは建物の中にあるのか。

それは建造中の大和を隠すためです。

 

 

戦艦 大和は海軍の最高機密として極秘に建造されました。一般市民はもちろん、軍関係者でさえ大和の建造を知っていた人は少なかったそうです。さらには大和の建造に携わった人でさえ、今作っているのは何という船のパーツなのか一切知らされないまま建造が進められていたというのですから驚きです。

艦の名前もわからない、艦の規模もわからない、艦種さえも全く伝えられていない。そんな秘密尽くしにも関わらず、個々の技師が作り上げたパーツを組み合わせることによってここまで巨大な戦艦が出来上がったのですから、当時の日本の造船技術の高さが伺えます。

大和が航行を開始し、初めて呉の人々の前に姿を現したとき、人々はそのあまりの大きさに「山が動いてきた!」と驚愕した、という話も残っています。

 

 

 

現在、歴史の見える丘には「造船船渠記念碑」「噫戦艦大和塔(ああせんかんやまととう)」などの記念碑が建てられ、戦艦大和誕生の地を巡るうえでの重要なポイントのひとつとなっています。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200216123029j:plain

呉は大和だけじゃない!海上自衛隊もあるぜ!!

ということで海上自衛隊呉地方隊の話に入っていきましょう!

 

 

呉の海上自衛隊は、先程の「歴史の見える丘」を挟むような形で北側に海上自衛隊 呉地方総監部南側に自衛隊桟橋(昭和埠頭)があります。

 

呉地方総監部の中にある呉地方総監部 第1庁舎」は映画のロケ地としても有名です。

日曜日には、この第1庁舎や自衛艦艇の一般公開などもあるのでご興味ある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。(事前の申請必須)

(見学には規則がありますので、行かれる際は必ず「海上自衛隊 呉地方隊ホームページ」を確認してください)

 

 

もちろん他の海自基地の街と同様に海自クルーズ(「呉湾艦船めぐり」)もあります!

この呉湾艦船めぐり、通常のクルーズも人気なのですが、ここ呉にしかない特別なクルーズとして特に人気を集めるのが「夕呉クルーズ」です!

これは文字通り夕日が沈む時刻に合わせて海自クルーズをするというもの。夕陽に染まる自衛艦海上から眺められるなんて・・・。海自ファンとしてはそれだけで恐悦至極です(> <)!!

ただ、このクルーズの目玉は何といっても自衛艦旗の降下」にあります!

 

海上自衛隊には海上自衛隊旗章規則」というものがあり、これに従って各自衛艦には朝の8時からその日の日没までの間自衛艦旗という旗が掲げられます。この自衛艦旗を各艦一斉に降ろすのが自衛艦旗の降下」です。

 

「え、旗降ろすだけの光景見て楽しいの?」と思うかもしれませんが、夕陽が沈み、しだいに夜闇に変わっていく中、トランペットの音と共に各自衛艦が一斉に自衛艦旗を降ろしていく。その瞬間、辺り一帯が何とも言えない荘厳で張り詰めた特別な空気に支配されるんです。甲板上に整列した自衛官の皆さんはもちろん、艦船めぐりの乗客もその空気の中では一言も喋ることができず、海上にはただただトランペットの音色が広がっていく・・・。

それは、本当に涙が流れそうになるくらい綺麗な瞬間のように僕は思うのです。

 

 

 

この自衛艦旗の降下が終わると本格的に海上自衛隊の夜の任務が始まります。

夕呉クルーズはそんな特別な瞬間を間近で見られる貴重なクルーズなんです(*^-^*)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200216122918j:plain

では、艦船めぐりで見られる護衛艦を少しだけ紹介していきましょう!

 

まずは護衛艦「184 かが」

哨戒ヘリコプター搭載護衛艦横須賀基地所属の「183 いずも」の妹さんです。

 

かがの全長は248mなので、戦艦 大和はかがより15mも長いことになります。

大和がいかに大きかったかわかりますね!

 

 

 

本当にどうでもいい話ですが、艦これの加賀の性格を思うと船尾(おしり)を撮っちゃって本当にすいません!」となんだか申し訳ない気持ちになってきます(;^_^A

加賀「・・・頭にきました。」

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200216122935j:plain

むらさめ型護衛艦 5番艦「105 いなづま」です。

 

後部のヘリ格納庫が開いてますね。

ヘリパッドのメンテナンスなどを行っていたのでしょうか?

 

 

艦これにも暁型駆逐艦 4番艦「電(いなづま)」がいます。

ゲーム開始初期から入手できる艦娘ですが、第六駆逐隊の一人として人気の高いキャラクターです!僕の鎮守府でも頑張ってくれてます(^_^)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200216122951j:plain

主に遠洋航海の練習のために運用される、練習艦「3508 かしま」です。

 

呉基地所属艦に、同じく練習艦「3513 しまゆき」がいますが、かしまとしまゆきは姉妹艦ではないので注意が必要です。かしまに同型艦は無いのでかしま型の練習艦はこの「3508 かしま」のみとなります。

 

艦これでも絶大な人気を誇る鹿島。

呉に来たらぜひ見ておきたい艦艇のひとつです(*´ω`)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200216122857j:plain

海上自衛隊の艦艇の中でも多くの謎のベールに包まれた艦。

音響測定艦「5201 ひびき」です。

 

敵潜水艦の音響情報の収集が任務とされていますが、そのスペックや運用方法などは機密として公開されていません。

 

先日(2020年1月15日)、岡山県の三井E&S造船 玉野艦船工場で進水・命名式を迎えた音響測定艦「あき」はひびき型の3番艦。ひびきの妹さんになります(^ ^)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200216140644j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216140840j:plain

歴史の見える丘から自衛隊桟橋(昭和埠頭)を超え、更に南下してみましょう!

しばらく歩くとたくさんの潜水艦が見えてきます。

 

ここはアレイからすこじま

日本で唯一、現役の潜水艦を間近で見られる公園です!

 

ちなみに名前の区切り場所は「アレイ/からす/こじま」です。

その昔、呉浦にあった「からすこじま」という小さな島と英語で“小道”を表す「alley」から名付けられました。

 

たくさんの潜水艦が見られ、更には先程の音響測定艦「5201 ひびき」もよく近くに停泊しているので、休日にはカメラを抱えた大勢の海自ファンで賑わう公園です(*^^*)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200216140904j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216140853j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216140827j:plain

アレイからすこじまの端に目をやると、そこには一際迫力のあるクレーンが設置されています。

 

これは「魚雷積載用クレーン」

旧日本海軍で実際に使用されていた紛れもない本物です。

 

かつてはこれが稼働し艦船にたくさんの魚雷を積み込んでいたのかと思うと少し恐ろしく思えてきます・・・。役目を終えた今はまるでひっそりと眠っているよう。

 

 

平和がいかに大切で尊いものか、このクレーンを見ていると心に深く突き刺さってくるようです。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200216142905j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216142921j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216142844j:plain

アレイからすこじまから更に更に更に南下。もう歩ける距離ではないのでバス等を利用して行くことになるのが「“巡洋艦青葉終焉之地”碑」です。

アレイからすこじまの南、警固屋(けごや)地区にあります。

 

 

映画この世界の片隅ににも登場した重巡洋艦 青葉

フィリピン沖海戦で大破し呉港に帰港するも修理の目処が立たず、とりあえずは防空砲台として繋留されたのがこの場所でした。繋留された青葉はその後の空襲時も奮戦しますが、度重なる爆撃で大破着底。終戦後解体されるまでは傾いた状態で放置されました。

 

放置された青葉は地元のやんちゃな子供たちの遊び場になっていたそうです。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200216144306j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216144327j:plain

そんな青葉の最期の地も今では穏やかな海が広がっています。

 

数々の最新鋭艦の建造や新兵器の開発など華々しい活躍にばかり目が行きがちの呉ですが、その反面戦争によって大きな傷を受けたのも呉の街なんですね。

 

 

艦これを好きになり、海上自衛隊を好きになり、そして旧日本海軍から戦争を学び平和学習をする者として、輝かしい歴史ばかりではなくこうした目を背けたくなるような史実にもしっかり向き合っていかなければならないと強く感じた場所でした。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200216145105j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216145107j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216145113j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216145127j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216145122j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216145117j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216145139j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216145146j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216145157j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216145213j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200216145200j:plain

難しい話ばっかりでお腹すいたでしょ?(*^ ^*)

ご飯(飯テロ)の時間だよ!!(*´▽`*)

 

 

以前の記事でもちらっと紹介しましたが、呉は呉海自カレーがとても人気です!

「海自カレー」とは、海上自衛隊の各艦艇や施設で毎週金曜日に食べられているオリジナルカレーを地元のお店が完全再現。一般の僕たちでもそのカレーを楽しめるようにしてくれたものです!

(詳しい説明は以前の記事『最重要事項!「海軍カレー」と「海自カレー」の違い!!』を読んでね!↓↓↓

tabino-kanatani.hatenablog.jp

 

 

呉は日本に5ヵ所ある海自の街の中で販売されている海自カレーの種類が1番多く、

その数はなんと約30種類!!

そして、上に貼った写真がこれまでに僕がいただいた海自カレー!

全部で11種類!!

 

これでもまだ1/3なんですね・・・(涙目)

 

 

 

「カレーばっかりで飽きないの?」と思われそうですが・・・

正直、全っっっ然飽きません!!

 

海自カレーって本当に不思議で、全部同じ「カレー」という料理なのにそれぞれにちゃんと個性や違いがあって、まるで全く別の料理を食べているかのような感覚になるんです。なので、海自カレーばかり食べていても全然飽きがこない!

上に貼った海自カレーも11食11通りの見た目してるでしょ?(*^_^*)

 

 

呉で戦艦 大和や海上自衛隊に触れた後はぜひ海自カレーを食べてみてください!

味と共にきっと忘れられない思い出になりますよ(*≧▽≦*)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200216152229j:plain

長文大変お疲れ様でした。。。

 

いかがだったでしょうか。

呉は僕が大好きな場所。伝えたいことがどんどん出てきて、結果こんなマンモス記事になってしまいました(;^_^A

ただ正直言うと、この記事ではまだ呉の魅力の半分も伝えられていないと思います!

まだまだ伝えたい、書きたいことがいっぱい(> <)!!

 

でも、それに関しては僕があれこれ言うよりももっと簡単で楽しく確実に伝わる方法があります!それは、あなた自身が呉を訪れてみることです(*^^*)

 

大和ミュージアムに行くため、護衛艦を見るため、海自カレーを食べるため・・・。

理由はなんだっていいんです。僕の記事を読んで呉に興味を持ってもらえたなら、ぜひ次はご自身の足で呉を訪れてみてください。きっとこのブログで伝わってくる以上にたくさんの“楽しい”を感じることができますよ!

この記事が皆さんの旅のお手伝いをできたなら、こんなに嬉しいことはないのですから(*´ω`*)

 

 

 

 

 

今回ご紹介したのは、僕の大好きな広島県の街。

 

戦艦 大和の生まれ故郷、

そして旧日本海軍の最終絶対防衛地として呉鎮守府が置かれた街。

広島県 呉市でした!

 

 

みなさんもぜひ訪れてみてくださいね!

戦車、前進!! ~茨城県 大洗町~

 

 

鉄のように熱く強く。無限軌道のようにカタカタと愛らしい。そして大砲のように情熱的で必殺命中。戦車道を学べば、必ずや良き妻、良き母、良き職業婦人になれることでしょう。

 

ー 戦車道。それは乙女の嗜み。

 

 

 

 

茨城県 大洗町を一躍有名にした作品ガールズ&パンツァー

この中で描かれている“戦車道”とはこのような認識です。戦車は使いますが、命を懸けた戦いではなくあくまでも“スポーツ”や“武術”といった位置付けです。現実世界でいう「剣道」や「柔道」と同じ感じですね!

 

ちなみに「パンツァー」とはドイツ語で「戦車」のこと。

“女の子と戦車”という緩~いタイトルからは想像もつかないような熱くて激しい戦車戦が大人気のアニメです!

 

今回はアニメ『ガールズ&パンツァー通称「ガルパンの聖地、茨城県 大洗町を旅していきたいと思います!

 

 

それでは、早速いってみましょう!

パンツァー フォー!!

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200202195210j:plain

茨城県水戸駅から鹿島臨海鉄道 大洗鹿島線に乗車して約15分。ガルパンの聖地大洗駅に到着です!

ワンマン運転の年季の入った車両が旅心をくすぐりますね( *´艸`)

 

このホームも電車もそのまま作中に登場します。水戸駅で電車に乗った瞬間からもう気分はガルパン

上の写真は通常の車両ですが、運が良ければガルパンラッピングの車両に乗車することができます。こちらは外装も車内もガルパン一色!ファンには堪らないサービスですね(*≧ω≦*)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200202195228j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202195244j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202195301j:plain

信じられるかい?これ全部、改札内なんだぜ。

 

ホームから駅構内に入った瞬間、目に飛び込んでくるのはガルパンばかり!!

改札出る前からシャッターが止まりません!

「駅員さんに迷惑かな・・・(汗)」なんて心配になりつつも改札内をあちこち歩き回って写真を撮りまくります。

 

 

いろいろな人が利用する駅。そんな場所にこれほどまでに多くのガルパングッズを設置してくれているのですから、大洗町のみなさんがどれほどガルパンを大切に思ってくれているかが伝わってきてなんだか嬉しくなってしまいます(*^-^*)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200202195121j:plain

駅の外には大洗女子学園 あんこうさんチームのみんなが描かれた顔出しパネルが設置されています。

 

僕は一人旅なのでさすがにこのパネルから顔を出したことはありませんが、ガルパン好きの友人と共に大洗を訪れることがあればぜひ記念撮影したいと思っています。

あのパネルから顔を出して、変顔で写真を撮るのが密かな夢です(笑)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200202195137j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202195104j:plain

駅の前にはイルカのモニュメントが!

もちろんガルパン作中にも何回も登場する大洗駅のシンボルです。

 

作中ではこの駅の前を戦車が轟音をたててガンガン走り回ります!!

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200202203440j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202204530j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202203458j:plain

大洗駅からまっすぐ海側へと続く道路「きらめき通り」を進んでいくと、やがて大きなタワーが見えてきます。大洗の象徴「大洗マリンタワーです!

 

地上55mの最上階は展望台になっており、眼下に大洗の町や港を見ることができます。タワー前の広場はイベントスペースとして使われていて、休日の朝には朝市が開かれることもあるようです。

 

大洗でガルパンのイベントが開催されるときもこの広場がイベント会場になります。イベント当日はガルパンファンでこの広場が埋め尽くされるそうです(・_・;)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200202204736j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202204714j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202204633j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202204652j:plain

大洗マリンタワーに登ってみましょう!

この日はあいにくの雨でしたがそれでもこの大パノラマ!!

360度、先の先まで見渡すことができます!

大洗を訪れた際はぜひ登っていただきたいビューポイントです(*^^*)

 

大洗港の方を見ると、ちょうど大型フェリー「さんふらわぁ」が入港していました。ガルパン作中でもちょっぴり登場しますね!

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200202210125j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202210107j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202210003j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202205911j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202205824j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202205841j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202205855j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202205806j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202205748j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202205731j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202205712j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202205652j:plain

続いて街を歩いてみましょう!

大洗マリンタワーを降りて北東方面には大洗の住宅地と共に商店地区が広がります。

 

大洗は海に面した町なのでついつい海沿いを歩きたくなってしまうのですが、ガルパンが好きな方はぜひ街の中を歩いていただきたい!

理由は上の写真の通り!右を向いても左を向いてもガルパン天国!!(*≧▽≦*)

 

なんと驚くことに、これらのほとんどはガルパンを応援するために大洗商店会の方々が自主的に設置・掲示してくださっているものなんです!ガルパン愛がすごい!

営業している商店の中には、お店の外や店内の一角にテーブルや椅子を設置して“カフェスペース”を作ってくださっているところもあり、ファンの憩いの場としても賑わっています。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200202205927j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202205945j:plain

そんな商店街の中でも特に有名なのが「大洗割烹旅館 肴屋本店」さん!

玄関口には聖グロリアーナ女学院の隊長 ダージリンのキャラパネルが設置されています。

 

テレビ放送で聖グロリアーナ女学院の戦車が突っ込み玄関口が破壊され、更に劇場版でプラウダ高校 クラーラの戦車と聖グロリアーナ女学院 ローズヒップの戦車がダブルで突っ込み完全に倒壊したのが、この肴屋本店さんです(笑)

 

劇場版の倒壊のシーンでは思わず笑ってしまいましたw

よくこんな使われ方で許可くれたなww

 

ガルパンファン憧れの宿泊先のひとつです!

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200202213729j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202213750j:plain

商店街を抜け、少し海の方へ歩くと海岸へ出ます。ここが大洗海岸です。

この海岸線に沿って旅館やホテルが建ち並んでいます。

 

海水浴をするビーチとは違いゴツゴツした岩が顔をのぞかせる波打ち際。時折立つ大きな白波が本当にかっこいいんです!

 

劇場版ではこの海岸をたくさんの戦車が走り抜けていきます。

海中に車体を隠していたプラウダ高校の重戦車「KV-2」がタイミングを見計らって奇襲を行ったのは白い灯台の横あたりからでした。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200202215009j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202215029j:plain

大洗海岸に建ち並ぶホテルのひとつ「大洗シーサイドホテル」さんです!

 

よく見るとホテルの壁に何やら穴が・・・。

 

劇場版で海から上がってきた重戦車KV-2は大洗女子学園の戦車に向かって砲弾を放ちます。が、残念ながらはずれ。その砲弾は流れ弾となって奥に建っている大洗シーサイドホテルさんの壁に命中するのですが、なんとこの穴はそのときにできた砲弾痕を再現してくれているんです!

 

なんてノリがいいんだ大洗シーサイドホテル!!

 

 

大洗でガルパンのイベントが開催される際に出演する声優さんが宿泊されるホテルとしても有名で、先ほどの肴屋本店さんと共にガルパンファン憧れの宿泊施設となっています。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200202220402j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202220500j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202220531j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202220439j:plain

大洗海岸を進んでいくと大洗磯前神社(おおあらい いそざきじんじゃ)」に到着します。海の中に建っている鳥居は観光名所としても有名ですよね!

荘厳な鳥居と岩壁に当たって打ちあがるダイナミックな白波のコントラストは本当に目を見張る魅力があります!

天気がいい日にはたくさんの観光客がカメラを構えるスポットです(*^^*)

 

 

劇場版では大洗磯前神社の大階段をなんと戦車で下っていくシーンがあります。バチ当たりか!(笑)

 

 

この日は雨が降っていたので残念でしたが、大階段を登りきった後に振り返って眺める海は本当に息を飲むほど綺麗なんです。「この景色を見るためにまた大洗に来たい!」と思えてしまうほどです。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200202222013j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202221928j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202221948j:plain

境内の絵馬掛所にはガルパンイラストが描かれた絵馬がいっぱい!聖地ならではの光景ですね(*^ ^*)

その横には巨大なガルパン絵馬も設置されています。

 

個人の願いだけでなく、みんなの“ガルパンが好き”という気持ちもいっぱい詰まった場所なんですね(*^-^*)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200202222828j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202222744j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200202222806j:plain

冬の大洗に来たなら絶対食べるべき!あんこう鍋」!!

大洗町卸売市場」の近くにある「海のごはん家 磯菊」さんでいただきました。明るく広い店内で店員さんも親切なのでとても入りやすいお店です( *´艸`)

 

あんこう鍋」と聞くと“数人で食べる料理”というイメージがあるかもしれませんが、ここ大洗では一人用のあんこう鍋を用意してくれているお店もたくさんあります。シングルトラベラーとしては本当にありがたいかぎりです!

ただ、お店によっては予約が必要なところもあるので、事前に調べておくことをおすすめします。

 

冬が旬のあんこうは身がプリプリモチモチで非常に美味!まさしく「コラーゲン!」って感じです!お鍋の味付けは優しいみそ味。汁を飲むたびにほっこりと癒されます(*´ `*)お刺身の三種盛りもとても美味しくて大満足なランチタイムでした!

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200202225008j:plain

いかがだったでしょうか。

 

雨天での旅でしたが、それでも数えきれないほどたくさんの魅力が詰まった町、大洗。

今までいろんなアニメやゲームの舞台になった街を旅してきましたが、ここまで町全体を挙げてその作品を応援してくれているところは本当に珍しいです。駅に商店街、ホテルに神社まで。町のみなさんのガルパンを愛する気持ちが伝わってきて、なんだかとても幸せな気持ちになれる場所です(*´ω`*)

 

 

 

ファンも町の人もみんながガルパン仲間。 アットホームな雰囲気に思わず地元にいるような安心感をおぼえてしまう町。

ガールズ&パンツァーの聖地 茨城県 大洗町でした!

 

みなさんもぜひ訪れてみてくださいね!

GINのラーメンレポート3 【京都北白川 ラーメン魁力屋(五反田)】

 

最近旅記事ばっかりだったので、今回は久しぶりにラーメン記事を書いていきたいと思います。

 

決して、決してラーメン記事忘れてたとかそういうアレではないですからね!旅記事書くの楽しすぎて「まぁラーメン記事は気が向いたら書けばいいや・・・。」とかそういうこと思ってたとか絶対ないですからね!!!

 

 

 

 

はいっ!身の潔白も証明できたところで張り切ってラーメン記事書いていきましょう!(*゚▽ ゚*)☆

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200126234411p:plain

今回ご紹介するのは、東京都品川区「五反田駅」の近くにある「京都北白川 ラーメン魁力屋」さん!品川区だけど最寄は品川駅ではないので注意してくださいね。

 

 

品川区五反田ということでまさに都心+ビジネス街、さらには駅から近いところにある今回のお店。平日の12~13時は超満員になるので、行くなら休日か昼のピークの時間を避けて行った方がいいでしょう。

 

お店は少し奥まった場所にありますが、店内は広いし外への視界もひらけているので比較的女性でも入りやすいお店ではないでしょうか。店員さんも元気で明るい方ばかりなのでとても気持ちよく食事ができるお店です!

ただまぁ先に述べた通り、五反田はビジネス街なので平日の昼間はサラリーマンのおじさんたちでいっぱいになりますけどね・・・(;^ω^)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200126234402j:plain

僕が毎回注文するのは「特製醤油全部乗せラーメン」!この写真を撮影したときはお昼どきだったので、ランチセットの唐揚げとライスがついてます。

 

ピリッと辛い醤油スープには見ての通り背油がいっぱい。かなりのこってり味を覚悟してしまう見た目ですが、そんな見た目とは裏腹に味はあっさりしていて全部飲み干しても胃にもたれることはありません。ひとくち目から出汁の効いたまろやかな醤油味が口の中いっぱいに広がります。

麺は細麺ストレート。しっかりとしたコシがあって噛むとコリコリと心地よい歯ざわりです。チャーシューは薄いですが、その分とても柔らかいので麺やスープと一緒に頬張っても全く邪魔になりません。

 

「ラーメン」というよりも「極限まで洗練された中華そば」といった感じでしょうか。

無理に飾ったりはせず、中華そば本来の良さや旨味を最高まで高めた逸品だと思います!

 

 

 

 

 

魁力屋さんのラーメンは食べたくなりましたか?(笑)

少し人混みの多い場所にあるお店ですがその分味は間違いないので、近くを訪れた際は(というか五反田で仕事があった際は?)ぜひ食べてみてください(*^-^*)

 

 

以上、GINのラーメンレポートでした!

名古屋港のオレンジの船 ~名古屋港・南極観測船 ふじ~

 

旅というのは本当に不思議なもので、訪れた先々で必ず珍しい発見や貴重な体験に触れることができます。それまで特に興味がなかったものでも、旅先で触れたことがきっかけでその後大好きになってしまう、ということも珍しくありません。

興味がある・ないに関わらず“どこかに赴く”ということは、それだけでとても有意義なことかもしれませんね!

 

普段アニメ・ゲームの舞台やそれらが関係する土地(聖地)ばかり旅してる僕ですが、ときにはそういったものが関係していない場所、聖地ではない場所を旅することもあります(*^-^*)

 

 

今回は、先日の名古屋旅で訪れた場所の中からアニメ『八十亀ちゃんかんさつにっき』に描かれていないスポットふつ旅(普通の旅)として紹介していきたいと思います!

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200118154759j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118154817j:plain

まずは名古屋駅周辺から。これは朝8時半頃に撮影したものです。

 

ブログに載せることを前提として人が写りこまないように注意して撮影したので、人の往来が少ないように見えますが、実際は朝早くからたくさんの人が行き交う大きな街です。というか普通に大都会です。新宿や渋谷と何ら変わりません(;^ω^)

 

「東京からはるばるやってきたぜ!」とテンションアゲアゲ↑↑な僕でしたが、名古屋駅周辺を歩いてるときの「ん?今歩いてるのは渋谷?新宿?丸の内?」と思わず錯覚してしまいそうになった感覚は今でも忘れません(笑)

 

 

名古屋といえばカフェでのモーニングが有名なのですが、この日は残念ながら名古屋モーニングを楽しむことはできませんでした。。。

それもそのはず、どの店に行っても人、人、人!!!

 

朝8時半だというのにモーニングサービスをしている店はどこも入店待ちの列ができている状態でした!これにはさすがにびっくり(;'∀')

 

個人的には名古屋モーニングって地元の人からすると、

「え?モーニング?あぁ、なんか他所から来た人は喜んで行くよね。別に僕らとしては普通なんだけどね。こぞって行くようなものでもないと思うけどなぁ(笑)」

みたいな感じで、僕らのような観光客が喜んでいるだけで地元民からすると取り立てて食べに行く必要もないもの、といったイメージだったのですが、

完っ全に僕が間違ってました!!( ;∀;)

 

名古屋のモーニングは戦争です!弱肉強食です!食うか食われるか、もとい食えるか食えないか、です!!

残念ながら今回は“肉”の方になってしまった僕・・・。しかし、そうとわかればもう油断はしません!次、名古屋モーニングを狙うときは確実に勝ちに行きます!!( `☆Д☆´)

 

 

ちなみにモーニングサービスのないチェーン店(DOUTOR、サンマルクカフェetc...)などは逆にめちゃくちゃ空いてて、なんだかその光景が珍しくて新鮮でした( *´艸`)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200118163531j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118163419j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118163435j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118163454j:plain

名古屋モーニングの恐ろしさに震えながら(笑)到着したのは名古屋港!

名古屋の地下を環状に走る名古屋市営地下鉄 名城線に乗り金山駅市営地下鉄 名港線に乗り換えます。そのまま終点名古屋港駅まで行き下車。地上へ出て海側へ歩いていくとすぐに着きます。

 

ここへ来た目的は南極観測船 ふじ」を見るため!

名古屋港駅から地上に出て海側へ歩いてる時からすでにマストのようなものが見え隠れしていました。逆にこのマストを目指して歩くと迷わずに行けるかもしれません。

 

「ふじ」が係留してある埠頭の広場にはふじの主錨やスクリュー、南極調査の時に使用された雪上車が展示されています。

巨大な船を運用するために使用されていた錨やスクリュー。当たり前ですがどれもビッグサイズです。こんな大きなものが実際に動いていたと想像すると、どうしてもロマンを感じてしまいます( *´艸`)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200118163400j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118163515j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118163548j:plain

先ほどの錨やスクリューが展示されている広場の目の前。名古屋港で一際目立つオレンジの船が南極観測船 ふじ」です。もちろん、かつて実際に運用されていた本物の南極観測船です!

 

このふじを見て「なんか海上自衛隊の艦艇に似てるなぁ(*'▽')」と間抜けなことを言ってしまった僕。

お恥ずかしい話ですが、実はこのとき南極観測船が海自所属の船”とは全く知りませんでした。名古屋港へ来た理由も「名古屋港になんかデカい船があるらしいから見てみたい」という大雑把なものだったのです。

艦首にある艦番号や艦名を見て初めてこれが海自の船だということに気付いた次第です(;^_^A

 

 

確かに、現在の海上自衛隊にも南極観測を行うための艦、砕氷艦「5003 しらせ」という艦艇があります。このしらせの先代で南極観測の役目を担っていたのが「ふじ」だったんですね!

 

他の記事を読んでもらうとわかる通り、大の海自好きな僕。思わぬところで海上自衛隊に触れられてテンションめちゃくちゃ上がりました(*≧ω≦*)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200118174557j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118174412j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118174631j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118174527j:plain

ふじは一般公開されているので船内を見学してまわることができます。

 

護衛艦でないとはいえ大切な任務を遂行するための船。船内には様々な部屋があり、廊下の床や壁にまであらゆる装備品が備えられています。

 

外から見るととても大きな船ですが、船内は非常に狭く、通路も前から歩いてきた人とギリギリすれ違えるくらいの幅しかありません。写真の通り、階段もとても急で足を置く踏板もめちゃくちゃ細くて狭い。誤って踏み外したりしたら大変です。

あらゆるものが最小限のスペースで納められていてデッドスペースが全くない、といった印象を受けました。

 

“これは旅客船ではない。任務遂行のための船だ”ということをひしひしと感じさせられる空間でした。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200118174456j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118174542j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118174613j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118180333j:plain

船内の各部屋の写真です。

狭い廊下や階段とは対称的に室内は意外と広々としているように思いました。他の自衛艦と同じように個室が与えられているのは階級の高い方たちだったのでしょう。

 

実際に入室はできませんが、場所によっては船上での生活風景が見てとれるように人形が置かれていたりします。

 

隊員の皆さんの生活を知る上ではとてもわかりやすくていいのですが・・・

この人形なかなかリアルでちょっと怖い・・・(>_<)

 

仮に本物の人間が混ざっていたとしても絶対にわからないと思います。それくらいリアルなんです。。。

昼間の明るい時間なのでいいですが、正直、夜の暗がりでは見たくないですね。。。

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200118195254j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118195153j:plain

船内を順路通りぐるっと見てまわるとやがて船外に出られます。

 

このとき感動したのが船体右舷の通路甲板。めちゃくちゃ広い!!先ほどの船内の廊下とは雲泥の差です!おそらく2~3倍くらいの幅はあるのではないでしょうか。

南極観測は船外活動が多いので、任務時迅速に動けるように船内よりも広いスペースをとっているのかもしれません。

 

 

マストを見上げると今でもレーダーユニットがくるくると回っています。

もちろん任務を終えた今ではレーダーを稼働させる必要はないので、雰囲気を出すためにだた回しているだけだと思いますが、それでも本物の南極観測船に乗り込んで見学しているのですから、これは嬉しい気配りですね!

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200118195223j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118195208j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118195239j:plain

後部甲板に出ると海上自衛隊のヘリが展示されています。

 

こちらも南極観測活動の際使用されていた本物のヘリ。実際に乗り込むことはできませんが、ヘリ側部のハッチが開いていて中を覗き込めるようになっています。いろいろな計器が積まれていて結構狭い機内なのかと思いきや、がらんどうの広い空間がぽっかりと空いている機内でした。

 

データ収集や測定のためのヘリではなく、主に人員輸送などを行うためのヘリなのかもしれません。(もしかしたらどこかにヘリの説明が書いてあったのかな・・・(;・∀・))

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200118201643j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118201626j:plain

船の前部甲板の左右には大きなクレーンが1基ずつ搭載されています。

これは荷物の積み下ろしの際に使用されたクレーンで片方が最大8t、もう片方が最大10tの重さのものを吊り上げる能力を持っているそうです。

 

2基のクレーンの間の床面には大きなハッチが設けられており、この下が雪上車の格納庫になっています。

 

 

 

南極観測船 ふじ」。海上自衛隊の船ではありますが、護衛艦とはまるで違う装備や機能、船内施設を見てまわることができるとても貴重な船です。

これは1回見学して終わるのはもったいない!何回も訪れて隅々まで見学する必要がありそうですね!(´▽`*)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200118202525j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118202508j:plain

興奮のふじ見学を終えて向かったのは、名古屋港のシンボルともいえる「名古屋港ポートビル」。ふじのすぐ目の前に建っています。

白い帆船をイメージして建てられたビルで建物内には海洋博物館や展望室、講堂や会議室などがあり、港のふれあいの場として使用されているそうです。

 

今回は最上階の展望室まで登って名古屋の街を眺めてみました!

下からビルを見上げていた時はそれほど高さはない印象だったのですが、登ってみると想像以上に高くてめちゃくちゃ綺麗な景色♪

先ほどまで見学していたふじの全体像もはっきり見ることができますね!

 

この日は天気にも恵まれたので名古屋港周辺はもちろん、名古屋の端の方まで見渡すことができました(*^▽^*)

 

 

 

f:id:tabino-kanatani:20200118231915j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118231110j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118231154j:plain

f:id:tabino-kanatani:20200118231209j:plain

いかがだったでしょうか。

 

今回は“ふつ旅”として主に名古屋港の南極観測船 ふじ」「名古屋港ポートビル」をご紹介しました。

 

個人的な感想としましては、ふじが楽しすぎる!!

まぁこの記事のふじパートの熱量からすでに伝わってるかもしれませんが・・・(;^ω^)

 

日常生活ではもちろん、護衛艦を勉強しても知ることのできない技術や知識をたくさん知れるとても有意義な時間でした!これはまた行くしかない!!

 

 

 

 

今回は「南極観測船 ふじ」ばかり紹介してしまいましたが、この他にも名古屋港水族館「ガチャガチャミュージアムなど名古屋港には楽しいスポットがいっぱいあります。

 

昼にあちこちまわってみるもよし。夜にゆっくり海を眺めるもよし。

時間によって様々な楽しみ方ができるのが名古屋港のイイところですね(*^^*)

 

みなさんもぜひ訪れてみてくださいね!