旅のかなたに

“旅”という言葉はいろいろな事に例えられます。 見知らぬ土地へ赴くのも“旅”。 何かを極めるのも“旅”。 時には人生そのものも“旅”と例えられたりもします。 “旅”の形は人それぞれ。 “旅”の意味も十人十色。 ここは私GIN〈ジン〉が 大好きな旅を中心に 自分の好きなものを まったり書いていくブログです。 よければゆっくりしていってね(^^)

レモンのサメに恋をして ~京急油壺マリンパーク~

 

動物園や水族館ってすごく楽しいですよね!

普段目にすることができない生き物をたくさん見ることができますし、生態系を勉強するうえでも非常に有意義な場所です。

家族や友達、恋人などと一緒に訪れたことがある人も多いのではないでしょうか。

 

 

では、みなさんは動物園と水族館どっちの方が好きですか?

 

 

 

僕は断然水族館派です!(*≧▽≦*)

水の中に住む生き物って本当に様々な姿をしていて見ていて飽きないですし、中には奇々怪々な形や生態を持つものもいてとても興味深いんです!

それに、水の中を自由に泳ぎ回る生き物を見てるとなんだか癒されたりもしますしね(*´ω`)

 

 

 

今日は僕の大好きな水族館京急油壺マリンパークをご紹介しようと思います!

ただ先に言っておくと、京急油壺マリンパークは2021年9月30日の営業を最後に閉館することが決まっています・・・(´;ω;`)ですので、もしこの記事を読んで「行ってみたい!」という方がいらっしゃいましたら2021年9月30日までに訪れるようにしてください。

 

 

では、京急油壺マリンパークの水中散歩へと出発です!

 

 

 

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こちらが京急油壺マリンパークです!

白を基調とした建物で水族館としては少々シンプルな佇まいかもしれません。でも、下手に飾り立てずこれくらいシンプルな雰囲気の方が僕のようないわゆる"お一人様"は物怖じせず入りやすくてありがたいんです(^^♪

 

京急油壺マリンパークがあるのは神奈川県三浦市三崎町

公共交通を使って向かう場合は電車とバスを利用しましょう。まず京急電鉄久里浜線の終点 三崎口駅まで電車の旅。三崎口駅のバスロータリー2番乗り場から京急油壺マリンパーク行きのバスが出ているのでこれに乗車します。15分ほどバスに揺られ、「油壺」または「京急油壺マリンパーク」の停留所で下車しましょう!

 

なぜ降りる停留所を2ヵ所示したかというと、日や曜日によって最寄りの「京急油壺マリンパーク」まで行ってくれる場合と、ひとつ手前の「油壺」で折り返す場合の2種類の運行パターンがあるから。

とはいえ、ひとつ手前の「油壺」で降りたとしても京急油壺マリンパークまでは徒歩5分くらいの距離なので正直どちらで降車しても問題ないと思います。また、どちらの停留所もその運行ルートの終点なので、乗車するバスさえ間違えなければ「とりあえず終点まで乗る!」という少々雑な認識でも大丈夫でしょうw

 

 

 

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ではさっそく入園しましょう!

入園料は大人(高校生以上) 1800円中学生 1300円小学生 900円幼児(3歳以上) 500円となっています。

 

チケットには園内で飼育されている生物がプリントされていますね。

コツメカワウソ可愛すぎやろ////

 

ちなみにプリントされている生物の写真はチケットごとに違います。何種類あるかわかりませんが、僕みたいな収集癖のある人間はコレクション心をくすぐられてしまいますね( *´艸`)

 

 

 

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さてさてところで、京急油壺マリンパーク"ニッチな(マニアックな)展示をしている"ということで一部に熱烈なファンがいることで知られる水族館なのですが、さっそく入り口からそのニッチさを味わうことができます。

 

それがこのムカシオオホホジロザメの顎歯!!

 

普通水族館の入り口にいきなりサメの顎置きます!?www

って感じで非常にツッコミどころ満載ですが、この顎歯が半端ないインパクトなんですよ!

 

顎の下端から上端まで2mほどの高さがあり、身長175cmの僕でも立った状態ですっぽり収まってしまうくらいの大きさがあります。

下に置かれた看板に書かれている通り写真撮影にも使うことができ、混雑時にはちょっとした順番待ちの列ができるほど人気です。そりゃ写真撮りたくもなるわ(*´ω`)

 

 

 

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ムカシオオホホジロザメの顎歯を越えて建物の中に入るとそこはもう海の世界♪

京急油壺マリンパークが面する相模湾の生態系を中心に様々な水生生物が飼育されています。

ゆったりと泳ぐ魚たちは見ていて癒されますねぇ(*´ω`)

 

 

 

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ディズニーの映画『ファインディング・ニモ』で有名になった魚、クマノミもいました!ちっちゃくてカラフルで可愛い♪

 

本当にサンゴの中に隠れるようにして過ごしてるんですね!

サンゴから決して離れず、サンゴの周りを周回するように泳いでました。

 

 

 

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なんか水槽のガラスに貼りついてる魚がいる・・・。

これはコバンザメです。クジラやサメのお腹にくっ付いてる姿を見る機会はあっても、こうして単体で壁にくっ付いてる姿を見る機会はなかなか無いのではないでしょうか。

 

いまいち貼りつく位置が定まらないのか、10秒に1回くらいの頻度でポジションチェンジを繰り返してましたwそして吸盤の吸着力はかなり強いらしく、吸い付く瞬間は本当にピタッ!と一瞬時が止まったかのようにがっちり停止吸着してました。

 

ちなみにコバン"ザメ"という名前ですが、サメとは全く関係なく近縁種でもありません。更にちなみに、よく"お腹でくっ付いてる"と思われがちですが、小判型の吸盤は実は背ビレが進化したものなんです。なので、お腹ではなく背中でくっ付いてます。上の写真で見えてるのはコバンザメのお腹ではなく背中なんです。

 

 

 

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身体の模様がとてもオシャレなこちらの魚はなんでしょう?もしかすると成体の魚よりも卵の方がよく知られているかもしれませんね。

 

この魚はチョウザメ。名前を聞いてピンときた方も多いと思いますが、このチョウザメの卵を塩漬けにしたものが高級食材のキャビアとなります。

キャビアチョウザメの卵」という知識は持っていてもチョウザメの姿を知っている人は少ないのではないでしょうか。

 

ちなみにチョウザメの口はとても特徴的な形をしていて普通の魚のように上下にパクっと開くような形ではありません。目の下(位置的にはあご?)あたりから丸い筒状の口がみょんっと伸び出る形の口となっています。更にちなみに、チョウ"ザメ"という名前ですが、こちらもサメとは全く関係ない種です。

"○○ザメ"っていう名前便利に使われ過ぎちゃう?ww

 

 

 

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もちろん飼育されているのは魚だけではありません。

クラゲにエビにタコにヒトデ。忙しなく動き回る生き物もいれば、その場から全く動かない生き物もいます。海の中は本当に生命の宝庫であることを実感させられますね!

見て回っているとついつい時間が経つのを忘れてしまいます♪

 

ところで上の写真のヒトデ(右上のヤツ)の脱力感めっちゃ良くないですか?w

 

 

 

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ゆっくり歩く京急油壺マリンパークの館内。ふと、こんな水槽を見つけました。

もうこれは魚よりも黒潮の流れってハンパねー!」にしか目が行きませんねw

 

黒潮というのは、東シナ海から北上し日本列島に沿って流れやがて東北の三陸沖へと及ぶ海流のことで、別名 日本海流とも呼ばれています。そしてこの黒潮は、展示にも書かれている通り非常に力強く速い海流で、日本以南に生息する南国の魚が海流に乗って流されてくることがよくあるそうです。

流されてきた魚たちは日本近海を泳ぐことになりますが、冬になると海水温の低下に耐えられずそのほとんどが死んでしまいます。このような魚たちを死滅回遊魚と呼ぶそうなのですが、この水槽では実際に三浦半島近海まで流されてきた死滅回遊魚を採集し飼育展示しているのだそうです。

 

 

 

死滅回遊魚・・・なるほど、勉強になる。

 

そう、まさしくこれが京急油壺マリンパークならではの魅力のひとつ!!

京急油壺マリンパークにはこのような生き物の生態や自然現象の説明が至る所に表示されており、じっくり見て回ることによって飼育されている生物と共にその生態や生息環境を学習できるようになっているんです。そういう意味では、水族館でありながら博物館としての側面も持っているのかもしれません。

 

水生生物を見て、ただ単純に「可愛い」「おもしろい」だけでは終わらない。その生物を取り巻く自然についてもしっかり学習することができるのが、京急油壺マリンパークならではの魅力であり、僕がここを大好きになった理由でもあります(*^^*)

 

 

 

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もちろん、そんな難しい話は抜きにして飼育されている生き物たちを愛でながら見て回るのも全然アリだと思います(*´ω`)b

もう脱力させられてしまうくらい可愛い動物もいっぱいいますしね!

 

上から、ゴマフアザラシコツメカワウソイワトビペンギンです。

コツメカワウソは最初に見た入園チケットにもプリントされてましたよね!

 

もうこのコたちが可愛くて可愛くて・・・////

みんな人に慣れてるからちょこちょここちらを向いてサービスしてくれるんです。コツメカワウソなんて立ち上がってちっちゃな前足をガラスについて僕を見上げてくれました。ちょ・・・無理、可愛い・・・!!!////

で、写真撮ろうとするとやめちゃうんですよね。みんな商売が上手いですw

 

 

 

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さて、ここまで京急油壺マリンパークを見てきましたが、最初に僕が言ったことに対して少し疑問を抱いてる方もいるのではないでしょうか?「で、ニッチさ(マニアックさ)は?」と。

 

確かに、ここまででお見せしたニッチな展示は入口のムカシオオホホジロザメの顎歯だけでした。。。

 

 

ご安心ください。ここからが本番です。

 

 

京急油壺マリンパークのニッチな世界をご紹介しましょう!

正直、僕もこのニッチさを求めて訪れてる、と言っても過言ではありません!!

 

 

 

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まずは深海ザメ界のエース、ラブカ

約1億5000万年前(ジュラ紀)から生息していると言われている古代ザメです。こちらは相模湾で捕獲された個体の剥製ですが、現在でも生息が確認されているれっきとした"生きた化石"です。

 

サメの仲間とは言われていますが、その姿形は今のサメとは全く違いますよね。鼻の頭の部分から口になってますし、背ビレの位置や形も全く違います。歯は、よくサメの歯としてイメージされる三角形の鋭い歯ではなく、細い毛のような歯が無数に並んだ形となっています。

これが原始的なサメの姿とは・・・何とも興味深いです。

 

ちなみにこの奇怪で少々グロテスクな見た目から、ラブカは映画 シン・ゴジラで登場したゴジラ第2形態(通称 鎌田くん)のデザインベースになったと言われています。

 

 

 

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続いてこちら、ミツクリザメです。

まず鼻の頭が伸びまくってるのが気になって仕方ないですよねw

その見た目からテングザメと呼ばれることもあるそうですが、実は伸びている部分は鼻ではありません。こちらは(ふん)と呼ばれる器官で、鼻ではなく"口周辺の部位"という認識になります。

 

また、ミツクリザメは口元から顎を伸び出させて獲物を捕食することがわかっています。見た目のイメージとしてはめちゃくちゃ出っ歯のくちばしができる感じでしょうか。

出っ歯と言ってしまうと滑稽に聞こえますが、この見た目で体長数mのサメが顎を伸び出させて獲物を捕食してるなんてホラー以外の何物でもありません・・・(◎_◎;)

 

ちなみにミツクリザメも約1億年以上前から生息していたといわれる深海古代ザメで"生きた化石"と呼ばれています。

 

 

 

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"生きた化石"深海古代ザメ3匹目、オオワニザメです。

自分で撮っておいてアレですが、顔面の写真めちゃくちゃ怖いですね・・・。鋭い歯に飛び出した目。"大口開けて突っ込んでくるオオワニザメを間一髪避けた瞬間に見た光景"みたいなストーリーをイメージして写真見たら恐怖で鳥肌立ちました・・・。

 

とはいえ、主な餌生物は小魚にイカやタコ、甲殻類などで人間を捕食することはありません。というかそれ以前に、オオワニザメが生息しているのは水深800mほどの所。そもそも生身の人間が行ける場所ではないので、海中で上の写真のような光景に出くわすことはなさそうです。。。まぁそれでも怖いことには変わりありませんがw

 

ちなみにオオワニザメは深海ザメの中でも発見や捕獲の例が少なく、その生態についても依然多くの謎に包まれているそうです。

 

 

 

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続いてはウバザメです。

こちらは剥製ではなく頭部の液浸標本となります。全身標本じゃないからインパクトに欠けるかと思いきや、液に満たされることである意味海中感が増して口の中を覗き込むように見るとなかなかの迫力と恐怖を覚えます。

 

ただ、ウバザメに関しては人間への危険度は低いと言えます。

よく見ると他のサメにあるような鋭い歯が見当たりませんよね。ウバザメの主な餌は海中のプランクトンなどで、口を大きく開けたまま泳ぎ、海水と一緒に流れ込んできたプランクトンをえらで濾し取り捕食します。性格は非常におとなしく動きも緩慢なので、ダイバーと共に泳ぐウバザメの姿などがよく撮影されたりもします。

 

また、ウバザメは深海ザメではありますが、古代ザメではありません。世界中に広く生息しており、ジンベエザメに次いで地球上で2番目に大きな魚とされています。

 

 

 

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極めつけはこちら!メガマウス!!

もう読んで字の如くです。mega(巨大)なmouth(口)です。京急油壺マリンパークに展示されている剥製は2006年に相模湾にて発見された体長5.6mの個体になります。他の剥製とは違い、天井から吊り下げられる形で展示されていますね。

 

 

メガマウスも原始的なサメの形態を残しているとは言われていますが、古代ザメの分類ではないようです。とはいえ、現在においても目撃・捕獲例は全世界で数十例しかなく多くの謎に包まれた非常に希少な深海ザメとなっています。

口の中に鋭い歯が見当たらないことから気付いた方もいるかもしれませんが、ウバザメ同様メガマウスも海中のプランクトンを主食としています。なので、基本的には人間に危害を加えることはありません。・・・とは言われても、海に潜ってこんなデカいサメに出くわしたら間違いなく恐怖で発狂するでしょうけど・・・(;^_^A

 

メガマウスに関しては剥製だけでなく内臓や眼球、骨などの液浸標本も一緒に展示されています。もちろんこちらも非常に貴重で珍しい展示の数々なのですが、結構生々しいので写真を載せるのはやめておきます。

 

 

 

 

 

ここまでで十二分にわかっていただけたかと思いますが、京急油壺マリンパークの"ニッチさ(マニアックさ)"というのは数々の貴重な深海ザメの展示・紹介にあったんです!すごかったでしょ?(*^^*)

ここまでマニアックな深海ザメの展示はおそらく他の水族館では見ることができません。これも京急油壺マリンパークのならではの魅力なんです!!

 

 

 

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でもどれも剥製や標本ばっかり。せっかくだし生きたサメが見てみたいなぁ・・・、なんて思ってる方もいるかもしれません。。。

 

 

じゃあ、生きたサメ、見に行きましょうか!!(◎∀◎)ギラッ

 

 

 

向かうのは京急油壺マリンパークが誇る回遊水槽

ぐるっと周囲全面がドーナツ型の巨大水槽になっています。たくさんの魚たちが常にぐるぐると回遊していて本当に海の中にいるよう(*´ω`)

光の演出もとても綺麗でこれまで見てきた水槽とは一味違った神秘的な雰囲気の空間となっています。

 

そんな回遊水槽の中をゆったりと泳ぐのが・・・

 

 

 

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お待ちかねの

サメーーーーーーーーー!!!!!(*>▽<*)

 

もうここまで来たら説明など必要ないでしょう!

その獰猛なイメージとは裏腹に優雅にゆったりと泳ぐ姿。しかしながら、表情や出で立ちからは隠しきれない威厳と迫力が溢れ出ます!!そして"サメ肌"とかいうけど、意外とみんなつるっとした綺麗な肌してるw

美しく、力強い・・・!素晴らしい!サメ素晴らしいっ(*≧ω≦*)!!

 

 

・・・と、まぁ今でこそこうして興奮しながら眺められますが、最初見たときはあまりの迫力に圧倒されてました。

 

先ほどのメガマウスほどではないですが、それでも目の前を泳いでいるのは体長2~3mの生きたサメたちです。当たり前ですが、僕なんかよりも全然大きい・・・。

水槽のガラスで仕切られているとはいえ、自分を優に超える大きさのサメが目の前にいるわけですから、初めてここでサメを見たときは思わず後ずさりしたくなるような恐怖を覚えました。

 

それでも繰り返し訪れているうちにだんだん慣れてきて、今ではサメを愛でながら眺めてます(*´▽`*)♪

 

 

 

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回遊水槽の中にはこんな生き物もいます。

 

こちらはノコギリエイ

注意してくださいね、ここにいるのはノコギリ"ザメ"ではなく、ノコギリ"エイ"です!

ノコギリザメとノコギリエイは姿が非常に似ているので間違いやすいのですが、見分けるコツとしてはえらの位置に注目します。ノコギリザメはサメなのでえらが身体の側面にありますが、ノコギリエイえらが身体の下にあるので横方向や上方向からでは見ることができません。

 

ちなみに、ノコギリエイを飼育・展示しているのは、日本では東京のマクセル アクアパーク品川、北海道の登別マリンパーク ニクス、そして神奈川の京急油壺マリンパークの3つの水族館だけだそうです。

 

 

 

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生き物紹介のトリを飾るのは、京急油壺マリンパークにいる生き物の中で僕が思わず一目惚れしてしまったサメです。

 

それがこちら。

白く滑らかな肌に細身の流線形の身体。ゆったりと泳ぐ姿は本当に美しく高貴ささえ感じます。京急油壺マリンパークを訪れて一目見た瞬間からその美しさに惹かれてしまいました。このコめちゃくちゃキレイ・・・(*´Д`)

 

このサメの名前はレモンザメ

なかなかユニークというか、可愛い名前してますよね!身体の色が薄っすらと黄み掛かっていることからこのような名前が付けられたそうです。そう言われると、若干黄色っぽい身体をしているように見え・・・なくもない、かな?(ちなみに1番上の写真はめちゃくちゃ黄色に見えますが、これは完全に光の加減によるものです)

京急油壺マリンパークを訪れたときは必ずこのコに会いに行って、必ずこのコの写真を撮ってます。運良く回遊水槽独り占め状態になったときは、水槽内をぐるぐる回遊するこのコの後に付いて、僕も一緒にぐるぐると歩き回ったりもします。

 

さっきから発言だけを見てると完全にストーカーですね(;^_^A

でもご安心ください!相手はサメなんで大丈夫!・・・なはず。たぶん。

でも本当にそれくらい心を奪われたサメなんです。元々サメやイルカ、シャチなどの海洋生物は好きだったのですが、特定の種類、特定の個体をここまで好きになったのは初めてです。これからも可能な限りこのコに会いに行こうと思います(*´▽`*)♪

 

 

 

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最後に、京急油壺マリンパークから見える景色について紹介させてください。

もちろんここは水族館なので水生生物や動物たちが主役なのですが、園内から見える相模湾の風景もとても綺麗なんです。

 

遠くまで続く水平線と海に煌めく太陽光、吹き抜ける風に波の音。。。

風光明媚とはまさにこのこと。めっちゃ綺麗でしょ?(*^^*)

 

京急油壺マリンパークには相模湾に生息する海洋生物たちがたくさん飼育されています。これまで見てきた生き物たちが、いえ、それ以上にたくさんの生き物たちがこの海の中で生きている。そう思うと、目の前に広がる海は本当に生命の宝庫であり、これから先もずっとずっと美しいままの姿で残っていってほしいと心から願うのでした。。。

 

 

 

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いかがだったでしょうか。

今回は神奈川県三浦市にある水族館 京急油壺マリンパークをご紹介しました!

可愛い水生動物や海洋生物だけではなく、貴重な深海ザメの展示の数々にいきいきと泳ぐサメを堪能できる回遊水槽などとても魅力に溢れた水族館と言えるのではないでしょうか。

 

館内に落ち着きもありますし、展示物を見て学習できる機会も多い。一人で訪れても家族連れで訪れても、あるいはカップルや友達と訪れても楽しめる素敵な水族館です!

それだけに、閉館してしまうのが本当に寂しい・・・(´;ω;`)

最初にも言いましたが、京急油壺マリンパークは2021年9月30日をもって閉館することが決まっています。こんなに楽しい場所なのに無くなってしまうなんて・・・。

 

いえ、泣いてても何も始まりません!

残された期間は長くありませんが、できる限り京急油壺マリンパークを訪れて目一杯楽しみたいと思います!そして、レモンザメに会いに行きます!!

 

 

この記事を読んでくださった皆さんに少しでも京急油壺マリンパークの魅力が伝わりますように・・・。

みなさんもぜひぜひ!訪れてみてくださいね!!