レモンのサメに恋をして ~京急油壺マリンパーク~
動物園や水族館ってすごく楽しいですよね!
普段目にすることができない生き物をたくさん見ることができますし、生態系を勉強するうえでも非常に有意義な場所です。
家族や友達、恋人などと一緒に訪れたことがある人も多いのではないでしょうか。
では、みなさんは動物園と水族館どっちの方が好きですか?
僕は断然水族館派です!(*≧▽≦*)
水の中に住む生き物って本当に様々な姿をしていて見ていて飽きないですし、中には奇々怪々な形や生態を持つものもいてとても興味深いんです!
それに、水の中を自由に泳ぎ回る生き物を見てるとなんだか癒されたりもしますしね(*´ω`)
今日は僕の大好きな水族館『京急油壺マリンパーク』をご紹介しようと思います!
ただ先に言っておくと、京急油壺マリンパークは2021年9月30日の営業を最後に閉館することが決まっています・・・(´;ω;`)ですので、もしこの記事を読んで「行ってみたい!」という方がいらっしゃいましたら2021年9月30日までに訪れるようにしてください。
では、京急油壺マリンパークの水中散歩へと出発です!
こちらが京急油壺マリンパークです!
白を基調とした建物で水族館としては少々シンプルな佇まいかもしれません。でも、下手に飾り立てずこれくらいシンプルな雰囲気の方が僕のようないわゆる"お一人様"は物怖じせず入りやすくてありがたいんです(^^♪
京急油壺マリンパークがあるのは神奈川県三浦市三崎町。
公共交通を使って向かう場合は電車とバスを利用しましょう。まず京急電鉄久里浜線の終点 三崎口駅まで電車の旅。三崎口駅のバスロータリー2番乗り場から京急油壺マリンパーク行きのバスが出ているのでこれに乗車します。15分ほどバスに揺られ、「油壺」または「京急油壺マリンパーク」の停留所で下車しましょう!
なぜ降りる停留所を2ヵ所示したかというと、日や曜日によって最寄りの「京急油壺マリンパーク」まで行ってくれる場合と、ひとつ手前の「油壺」で折り返す場合の2種類の運行パターンがあるから。
とはいえ、ひとつ手前の「油壺」で降りたとしても京急油壺マリンパークまでは徒歩5分くらいの距離なので正直どちらで降車しても問題ないと思います。また、どちらの停留所もその運行ルートの終点なので、乗車するバスさえ間違えなければ「とりあえず終点まで乗る!」という少々雑な認識でも大丈夫でしょうw
ではさっそく入園しましょう!
入園料は大人(高校生以上) 1800円・中学生 1300円・小学生 900円・幼児(3歳以上) 500円となっています。
チケットには園内で飼育されている生物がプリントされていますね。
コツメカワウソ可愛すぎやろ////
ちなみにプリントされている生物の写真はチケットごとに違います。何種類あるかわかりませんが、僕みたいな収集癖のある人間はコレクション心をくすぐられてしまいますね( *´艸`)
さてさてところで、京急油壺マリンパークは"ニッチな(マニアックな)展示をしている"ということで一部に熱烈なファンがいることで知られる水族館なのですが、さっそく入り口からそのニッチさを味わうことができます。
それがこのムカシオオホホジロザメの顎歯!!
普通水族館の入り口にいきなりサメの顎置きます!?www
って感じで非常にツッコミどころ満載ですが、この顎歯が半端ないインパクトなんですよ!
顎の下端から上端まで2mほどの高さがあり、身長175cmの僕でも立った状態ですっぽり収まってしまうくらいの大きさがあります。
下に置かれた看板に書かれている通り写真撮影にも使うことができ、混雑時にはちょっとした順番待ちの列ができるほど人気です。そりゃ写真撮りたくもなるわ(*´ω`)
ムカシオオホホジロザメの顎歯を越えて建物の中に入るとそこはもう海の世界♪
京急油壺マリンパークが面する相模湾の生態系を中心に様々な水生生物が飼育されています。
ゆったりと泳ぐ魚たちは見ていて癒されますねぇ(*´ω`)
ディズニーの映画『ファインディング・ニモ』で有名になった魚、クマノミもいました!ちっちゃくてカラフルで可愛い♪
本当にサンゴの中に隠れるようにして過ごしてるんですね!
サンゴから決して離れず、サンゴの周りを周回するように泳いでました。
なんか水槽のガラスに貼りついてる魚がいる・・・。
これはコバンザメです。クジラやサメのお腹にくっ付いてる姿を見る機会はあっても、こうして単体で壁にくっ付いてる姿を見る機会はなかなか無いのではないでしょうか。
いまいち貼りつく位置が定まらないのか、10秒に1回くらいの頻度でポジションチェンジを繰り返してましたwそして吸盤の吸着力はかなり強いらしく、吸い付く瞬間は本当にピタッ!と一瞬時が止まったかのようにがっちり停止吸着してました。
ちなみにコバン"ザメ"という名前ですが、サメとは全く関係なく近縁種でもありません。更にちなみに、よく"お腹でくっ付いてる"と思われがちですが、小判型の吸盤は実は背ビレが進化したものなんです。なので、お腹ではなく背中でくっ付いてます。上の写真で見えてるのはコバンザメのお腹ではなく背中なんです。
身体の模様がとてもオシャレなこちらの魚はなんでしょう?もしかすると成体の魚よりも卵の方がよく知られているかもしれませんね。
この魚はチョウザメ。名前を聞いてピンときた方も多いと思いますが、このチョウザメの卵を塩漬けにしたものが高級食材のキャビアとなります。
「キャビアはチョウザメの卵」という知識は持っていてもチョウザメの姿を知っている人は少ないのではないでしょうか。
ちなみにチョウザメの口はとても特徴的な形をしていて普通の魚のように上下にパクっと開くような形ではありません。目の下(位置的にはあご?)あたりから丸い筒状の口がみょんっと伸び出る形の口となっています。更にちなみに、チョウ"ザメ"という名前ですが、こちらもサメとは全く関係ない種です。
"○○ザメ"っていう名前便利に使われ過ぎちゃう?ww
もちろん飼育されているのは魚だけではありません。
クラゲにエビにタコにヒトデ。忙しなく動き回る生き物もいれば、その場から全く動かない生き物もいます。海の中は本当に生命の宝庫であることを実感させられますね!
見て回っているとついつい時間が経つのを忘れてしまいます♪
ところで上の写真のヒトデ(右上のヤツ)の脱力感めっちゃ良くないですか?w
ゆっくり歩く京急油壺マリンパークの館内。ふと、こんな水槽を見つけました。
もうこれは魚よりも「黒潮の流れってハンパねー!」にしか目が行きませんねw
黒潮というのは、東シナ海から北上し日本列島に沿って流れやがて東北の三陸沖へと及ぶ海流のことで、別名 日本海流とも呼ばれています。そしてこの黒潮は、展示にも書かれている通り非常に力強く速い海流で、日本以南に生息する南国の魚が海流に乗って流されてくることがよくあるそうです。
流されてきた魚たちは日本近海を泳ぐことになりますが、冬になると海水温の低下に耐えられずそのほとんどが死んでしまいます。このような魚たちを「死滅回遊魚」と呼ぶそうなのですが、この水槽では実際に三浦半島近海まで流されてきた死滅回遊魚を採集し飼育展示しているのだそうです。
死滅回遊魚・・・なるほど、勉強になる。
そう、まさしくこれが京急油壺マリンパークならではの魅力のひとつ!!
京急油壺マリンパークにはこのような生き物の生態や自然現象の説明が至る所に表示されており、じっくり見て回ることによって飼育されている生物と共にその生態や生息環境を学習できるようになっているんです。そういう意味では、水族館でありながら博物館としての側面も持っているのかもしれません。
水生生物を見て、ただ単純に「可愛い」「おもしろい」だけでは終わらない。その生物を取り巻く自然についてもしっかり学習することができるのが、京急油壺マリンパークならではの魅力であり、僕がここを大好きになった理由でもあります(*^^*)
もちろん、そんな難しい話は抜きにして飼育されている生き物たちを愛でながら見て回るのも全然アリだと思います(*´ω`)b
もう脱力させられてしまうくらい可愛い動物もいっぱいいますしね!
上から、ゴマフアザラシ、コツメカワウソ、イワトビペンギンです。
コツメカワウソは最初に見た入園チケットにもプリントされてましたよね!
もうこのコたちが可愛くて可愛くて・・・////
みんな人に慣れてるからちょこちょここちらを向いてサービスしてくれるんです。コツメカワウソなんて立ち上がってちっちゃな前足をガラスについて僕を見上げてくれました。ちょ・・・無理、可愛い・・・!!!////
で、写真撮ろうとするとやめちゃうんですよね。みんな商売が上手いですw
さて、ここまで京急油壺マリンパークを見てきましたが、最初に僕が言ったことに対して少し疑問を抱いてる方もいるのではないでしょうか?「で、ニッチさ(マニアックさ)は?」と。
確かに、ここまででお見せしたニッチな展示は入口のムカシオオホホジロザメの顎歯だけでした。。。
ご安心ください。ここからが本番です。
京急油壺マリンパークのニッチな世界をご紹介しましょう!
正直、僕もこのニッチさを求めて訪れてる、と言っても過言ではありません!!
まずは深海ザメ界のエース、ラブカ!
約1億5000万年前(ジュラ紀)から生息していると言われている古代ザメです。こちらは相模湾で捕獲された個体の剥製ですが、現在でも生息が確認されているれっきとした"生きた化石"です。
サメの仲間とは言われていますが、その姿形は今のサメとは全く違いますよね。鼻の頭の部分から口になってますし、背ビレの位置や形も全く違います。歯は、よくサメの歯としてイメージされる三角形の鋭い歯ではなく、細い毛のような歯が無数に並んだ形となっています。
これが原始的なサメの姿とは・・・何とも興味深いです。
ちなみにこの奇怪で少々グロテスクな見た目から、ラブカは映画 シン・ゴジラで登場したゴジラ第2形態(通称 鎌田くん)のデザインベースになったと言われています。
続いてこちら、ミツクリザメです。
まず鼻の頭が伸びまくってるのが気になって仕方ないですよねw
その見た目からテングザメと呼ばれることもあるそうですが、実は伸びている部分は鼻ではありません。こちらは吻(ふん)と呼ばれる器官で、鼻ではなく"口周辺の部位"という認識になります。
また、ミツクリザメは口元から顎を伸び出させて獲物を捕食することがわかっています。見た目のイメージとしてはめちゃくちゃ出っ歯のくちばしができる感じでしょうか。
出っ歯と言ってしまうと滑稽に聞こえますが、この見た目で体長数mのサメが顎を伸び出させて獲物を捕食してるなんてホラー以外の何物でもありません・・・(◎_◎;)
ちなみにミツクリザメも約1億年以上前から生息していたといわれる深海古代ザメで"生きた化石"と呼ばれています。
"生きた化石"深海古代ザメ3匹目、オオワニザメです。
自分で撮っておいてアレですが、顔面の写真めちゃくちゃ怖いですね・・・。鋭い歯に飛び出した目。"大口開けて突っ込んでくるオオワニザメを間一髪避けた瞬間に見た光景"みたいなストーリーをイメージして写真見たら恐怖で鳥肌立ちました・・・。
とはいえ、主な餌生物は小魚にイカやタコ、甲殻類などで人間を捕食することはありません。というかそれ以前に、オオワニザメが生息しているのは水深800mほどの所。そもそも生身の人間が行ける場所ではないので、海中で上の写真のような光景に出くわすことはなさそうです。。。まぁそれでも怖いことには変わりありませんがw
ちなみにオオワニザメは深海ザメの中でも発見や捕獲の例が少なく、その生態についても依然多くの謎に包まれているそうです。
続いてはウバザメです。
こちらは剥製ではなく頭部の液浸標本となります。全身標本じゃないからインパクトに欠けるかと思いきや、液に満たされることである意味海中感が増して口の中を覗き込むように見るとなかなかの迫力と恐怖を覚えます。
ただ、ウバザメに関しては人間への危険度は低いと言えます。
よく見ると他のサメにあるような鋭い歯が見当たりませんよね。ウバザメの主な餌は海中のプランクトンなどで、口を大きく開けたまま泳ぎ、海水と一緒に流れ込んできたプランクトンをえらで濾し取り捕食します。性格は非常におとなしく動きも緩慢なので、ダイバーと共に泳ぐウバザメの姿などがよく撮影されたりもします。
また、ウバザメは深海ザメではありますが、古代ザメではありません。世界中に広く生息しており、ジンベエザメに次いで地球上で2番目に大きな魚とされています。
極めつけはこちら!メガマウス!!
もう読んで字の如くです。mega(巨大)なmouth(口)です。京急油壺マリンパークに展示されている剥製は2006年に相模湾にて発見された体長5.6mの個体になります。他の剥製とは違い、天井から吊り下げられる形で展示されていますね。
メガマウスも原始的なサメの形態を残しているとは言われていますが、古代ザメの分類ではないようです。とはいえ、現在においても目撃・捕獲例は全世界で数十例しかなく多くの謎に包まれた非常に希少な深海ザメとなっています。
口の中に鋭い歯が見当たらないことから気付いた方もいるかもしれませんが、ウバザメ同様メガマウスも海中のプランクトンを主食としています。なので、基本的には人間に危害を加えることはありません。・・・とは言われても、海に潜ってこんなデカいサメに出くわしたら間違いなく恐怖で発狂するでしょうけど・・・(;^_^A
メガマウスに関しては剥製だけでなく内臓や眼球、骨などの液浸標本も一緒に展示されています。もちろんこちらも非常に貴重で珍しい展示の数々なのですが、結構生々しいので写真を載せるのはやめておきます。
ここまでで十二分にわかっていただけたかと思いますが、京急油壺マリンパークの"ニッチさ(マニアックさ)"というのは数々の貴重な深海ザメの展示・紹介にあったんです!すごかったでしょ?(*^^*)
ここまでマニアックな深海ザメの展示はおそらく他の水族館では見ることができません。これも京急油壺マリンパークのならではの魅力なんです!!
でもどれも剥製や標本ばっかり。せっかくだし生きたサメが見てみたいなぁ・・・、なんて思ってる方もいるかもしれません。。。
じゃあ、生きたサメ、見に行きましょうか!!(◎∀◎)ギラッ
向かうのは京急油壺マリンパークが誇る回遊水槽!
ぐるっと周囲全面がドーナツ型の巨大水槽になっています。たくさんの魚たちが常にぐるぐると回遊していて本当に海の中にいるよう(*´ω`)
光の演出もとても綺麗でこれまで見てきた水槽とは一味違った神秘的な雰囲気の空間となっています。
そんな回遊水槽の中をゆったりと泳ぐのが・・・
お待ちかねの
サメーーーーーーーーー!!!!!(*>▽<*)
もうここまで来たら説明など必要ないでしょう!
その獰猛なイメージとは裏腹に優雅にゆったりと泳ぐ姿。しかしながら、表情や出で立ちからは隠しきれない威厳と迫力が溢れ出ます!!そして"サメ肌"とかいうけど、意外とみんなつるっとした綺麗な肌してるw
美しく、力強い・・・!素晴らしい!サメ素晴らしいっ(*≧ω≦*)!!
・・・と、まぁ今でこそこうして興奮しながら眺められますが、最初見たときはあまりの迫力に圧倒されてました。
先ほどのメガマウスほどではないですが、それでも目の前を泳いでいるのは体長2~3mの生きたサメたちです。当たり前ですが、僕なんかよりも全然大きい・・・。
水槽のガラスで仕切られているとはいえ、自分を優に超える大きさのサメが目の前にいるわけですから、初めてここでサメを見たときは思わず後ずさりしたくなるような恐怖を覚えました。
それでも繰り返し訪れているうちにだんだん慣れてきて、今ではサメを愛でながら眺めてます(*´▽`*)♪
回遊水槽の中にはこんな生き物もいます。
こちらはノコギリエイ。
注意してくださいね、ここにいるのはノコギリ"ザメ"ではなく、ノコギリ"エイ"です!
ノコギリザメとノコギリエイは姿が非常に似ているので間違いやすいのですが、見分けるコツとしてはえらの位置に注目します。ノコギリザメはサメなのでえらが身体の側面にありますが、ノコギリエイはえらが身体の下にあるので横方向や上方向からでは見ることができません。
ちなみに、ノコギリエイを飼育・展示しているのは、日本では東京のマクセル アクアパーク品川、北海道の登別マリンパーク ニクス、そして神奈川の京急油壺マリンパークの3つの水族館だけだそうです。
生き物紹介のトリを飾るのは、京急油壺マリンパークにいる生き物の中で僕が思わず一目惚れしてしまったサメです。
それがこちら。
白く滑らかな肌に細身の流線形の身体。ゆったりと泳ぐ姿は本当に美しく高貴ささえ感じます。京急油壺マリンパークを訪れて一目見た瞬間からその美しさに惹かれてしまいました。このコめちゃくちゃキレイ・・・(*´Д`)
このサメの名前はレモンザメ。
なかなかユニークというか、可愛い名前してますよね!身体の色が薄っすらと黄み掛かっていることからこのような名前が付けられたそうです。そう言われると、若干黄色っぽい身体をしているように見え・・・なくもない、かな?(ちなみに1番上の写真はめちゃくちゃ黄色に見えますが、これは完全に光の加減によるものです)
京急油壺マリンパークを訪れたときは必ずこのコに会いに行って、必ずこのコの写真を撮ってます。運良く回遊水槽独り占め状態になったときは、水槽内をぐるぐる回遊するこのコの後に付いて、僕も一緒にぐるぐると歩き回ったりもします。
さっきから発言だけを見てると完全にストーカーですね(;^_^A
でもご安心ください!相手はサメなんで大丈夫!・・・なはず。たぶん。
でも本当にそれくらい心を奪われたサメなんです。元々サメやイルカ、シャチなどの海洋生物は好きだったのですが、特定の種類、特定の個体をここまで好きになったのは初めてです。これからも可能な限りこのコに会いに行こうと思います(*´▽`*)♪
最後に、京急油壺マリンパークから見える景色について紹介させてください。
もちろんここは水族館なので水生生物や動物たちが主役なのですが、園内から見える相模湾の風景もとても綺麗なんです。
遠くまで続く水平線と海に煌めく太陽光、吹き抜ける風に波の音。。。
風光明媚とはまさにこのこと。めっちゃ綺麗でしょ?(*^^*)
京急油壺マリンパークには相模湾に生息する海洋生物たちがたくさん飼育されています。これまで見てきた生き物たちが、いえ、それ以上にたくさんの生き物たちがこの海の中で生きている。そう思うと、目の前に広がる海は本当に生命の宝庫であり、これから先もずっとずっと美しいままの姿で残っていってほしいと心から願うのでした。。。
いかがだったでしょうか。
今回は神奈川県三浦市にある水族館 京急油壺マリンパークをご紹介しました!
可愛い水生動物や海洋生物だけではなく、貴重な深海ザメの展示の数々にいきいきと泳ぐサメを堪能できる回遊水槽などとても魅力に溢れた水族館と言えるのではないでしょうか。
館内に落ち着きもありますし、展示物を見て学習できる機会も多い。一人で訪れても家族連れで訪れても、あるいはカップルや友達と訪れても楽しめる素敵な水族館です!
それだけに、閉館してしまうのが本当に寂しい・・・(´;ω;`)
最初にも言いましたが、京急油壺マリンパークは2021年9月30日をもって閉館することが決まっています。こんなに楽しい場所なのに無くなってしまうなんて・・・。
いえ、泣いてても何も始まりません!
残された期間は長くありませんが、できる限り京急油壺マリンパークを訪れて目一杯楽しみたいと思います!そして、レモンザメに会いに行きます!!
この記事を読んでくださった皆さんに少しでも京急油壺マリンパークの魅力が伝わりますように・・・。
みなさんもぜひぜひ!訪れてみてくださいね!!
気になるなら 行ってみましょう ホトトギス ~日光東照宮・甚五郎煎餅~
僕のTwitterなどをいつも見てくださってる方はすでにご存知のことかと思いますが、僕は生まれも育ちも関西 滋賀県。
ボケかツッコミかと言われると断然ツッコミ系ですし「笑いだ!笑いが全てだ!!」と思ってるくらいには関西人関西人してます!
ただ、そんな僕も東京に住んでそろそろ10年。
元々環境適応力は高いほうなので上京して3ヵ月で完璧に訛りは抜けましたし、今となってはどんなに不意打ちで話しかけられても(例えば寝起き状態で話しかけられても)一切関西弁は出なくなりました。
そんなふうに生活してると関西人であることを忘れられることもしばしば・・・
上京してからずっとお世話になってる美容室では「あれ?そういえばGIN<ジン>さんって関西人でしたっけ?・・・馴染みましたね~こっちにw」と言われてしまいましたし、職場の課長には「え?GIN<ジン>君って滋賀出身だっけ?ごめん、完全に関東出身だと思ってたわw」とまで言われてしまう始末。。。
日々こんなに笑いに磨きをかけてるのに関西人と認識してもらえないとは・・・(´;ω;`)ウゥゥ
とはいえ、気になったのでその時課長に聞いてみたんです。
「じゃあ僕どこ出身に見えます?」
すると返ってきた答えが・・・
「えっとね、栃木かな。うん、GIN<ジン>君栃木県民っぽいよww」
意外!それは栃木県ッ!
全くの予想外の答えに思わず「え゛ぇっ!?(;゚Д゚)」と変な声を漏らしてしまいました。。。
とはいえ、その出来事がきっかけで僕は栃木に興味を持ち始めました。
栃木県って何があったっけ?俺が栃木県で知ってることといえば・・・お笑い芸人のU字工事さん?あとは・・・餃子?
俺の中の栃木データが少なすぎるw
さすがにこんな情報量では旅の計画が組めないので、ネットで栃木県を調べつつ更に有力な情報が得られないかと栃木県のことをTwitterで呟いてみました。するとフォロワーさんからとあるリプライが・・・。
「甚五郎煎餅がバター風味で美味しいです。猫のマスコットが可愛いんですよね!」
・・・バター風味の、煎餅?
これは・・・めっちゃ気になるぅぅぅぅぅぅぅ!!!
すぐさま調べてみると栃木県 日光の銘菓であることが判明!
しかも上記のツイートに対して甚五郎煎餅公式アカウント様からもリプライをいただいてしまうというありがたさ!!
日光といえば真っ先に思い浮かぶのが東照宮!徳川家康公を祀る神社です。
本当に偶然なんですけど、このとき僕が進めていたゲームは戦国時代が舞台のゲーム。外交顧問として徳川家康に仕えたイングランド人 ウィリアム・アダムス(日本名:三浦 按針)が主人公のゲームでした。
栃木県民っぽい(課長談)そしてバター風味で美味しい甚五郎煎餅とゲーム内で主人公が仕える主君 徳川家康公。。。
・・・機は、熟したな・・・!!
と、まぁそんなこんなで長い導入部となってしまいましたが
今回の旅の舞台は 栃木県 日光!!
その中でも特に有名な東照宮をメインに旅をしていきたいと思います!
では、出発だ!!
日光へはJR日光線を利用して向かいました。
宇都宮から日光までほぼ最短で結ぶ路線でしかも間に5駅しかないのに乗車時間が約45分にもなるのは、単純に一駅分の距離が長いから。実は宇都宮と日光って結構離れてるんです。
宇都宮も日光も有名な街なのでついつい"お互い近くにあって数分で行き来できるんじゃないか"みたいに誤認しちゃいますよねw
旅先の勝手なイメージあるあるですw
それにしても、この電車めっちゃ可愛くないですか?レトロお洒落(*^^*)
電車の名前も「いろは」ってなんだか可愛い♪
これ別に特急車両に乗ってる、というわけではないです。一般料金で乗車できる普通車両です!本当は車内の隅々まで写真撮りたいくらいテンション上がってたのですが、他のお客さんの迷惑になるのでさすがにそれはやめました(;^_^A
そういえば、栃木の有名な観光道路「いろは坂」も日光でしたね♪
電車の名前「いろは」もそこからとったのかな?(゜o゜)
ただ「いろは坂」と聞くとどうしても某頭文字がDな峠を攻める自動車漫画が思い浮かんでしまい今日の旅の雰囲気に全く合わないのでこの思考はここで止めておきましょうかw
JR日光駅に到着!!
駅舎はここまで乗ってきた電車のイメージともぴったり合うようなレトロな雰囲気♪
駅出入口のところの廂を見上げると龍がいました。カッコいい!
それにしても柱や梁が薄ピンク?薄肌色?なのってなんだか珍しい気がする・・・。
なのになぜかしっくりくるというか、クリーム色の壁とマッチして見えるから不思議~(*´ω`)
んじゃ東照宮向かうか、って思ってしまいますがちょっと待った!!
日光駅の出入り口を入ってすぐ右側にある階段を上ってみてください。
すると素敵な部屋が見えてきます♪
ここは「ホワイトルーム」。
その名の通り白を基調としたお洒落豪華な造りの部屋となっています。天井にはシャンデリアがキラキラ☆
元々は明治・大正時代に一等旅客利用客専用の待合い室として使用された部屋でした。時代の移り変わりと共に待合い室として使われなくなり、平成元年に現在のホワイトルームとして一般公開されるようになったそうです。
時期によっては多目的ホールとして写真展なども催されています(*^^*)
お洒落なだけじゃなく、時代の歩みを感じられる部屋ですね!
ではいよいよ東照宮に向かいましょうか!
JR日光駅から東照宮までは少し離れていて約3kmの距離があります。バスやタクシーを利用するのが一般的ですが、東照宮までの道中、脇を流れる大谷川(だいやがわ)を望む風景がとても美しく徒歩で向かう人も決して少なくありません。時間と体力が許すなら歩いて向かってみるのもいいかもしれませんね!
基本的に歩きまくる僕の旅。天気もいいし本当は徒歩で向かいたかったのですが、時間の都合上今回はバスで向かうことにしました。
上の写真は駅前から東照宮方面を見た風景です。霞みがかった日光連山が綺麗ですね♪
バスはだいたい15分に1本くらいの間隔で到着します。
来たバスに乗り込んでいざ東照宮へ!
(ちなみに、バスの車内から「これ絶対歩いた方がいいやん!写真撮りまくりたい!!」と思ってしまうくらい道中の景色は素晴らしかったです。次は絶対歩く!!)
JR日光駅を出発して約10分。東照宮付近に到着したのでバスを降りて参道を歩きます。
インターネットで東照宮までのアクセスを調べると"バスに乗車し「表参道」で下車"と記載されていることが多いのですが、東照宮付近には短い間隔でバス停が配置されているので、個人的には"参道"と名の付く停留所なら正直どこで降りても問題ないと思いますw
どのみちバス停から東照宮までは多かれ少なかれ歩くことになるので細かいことは気にしない(*´ω`)
参道を奥へ奥へと歩いていくとついに目的の場所に到着です!
ここが「東照宮」!
大鳥居に掲げられた"東照大権現"の文字は下から見上げてもその迫力をしっかりと感じとることができます。これからこの鳥居の向こうへと歩を進めるわけですが、もうすでにその凄みに圧倒されそう・・・。
導入部で少しお話ししましたが
その昔、戦国時代まで続いた戦乱の世を統一し江戸幕府のもとに泰平の世を築きあげた武将 徳川家康公を神として祀ったのがここ東照宮。
境内の様々な建築物が国の重要文化財や国宝に指定されています。
大鳥居をくぐるとすぐ左に「五重塔」が聳え立っていました。
西陽を背に受けてとても美しい・・・。
美しいけどなんという迫力・・・!!
よく見ると特別公開が行われているのか五重塔の前には簡易テントが立てられています。ただ、タイミングが悪かったのかそれとももう受付は終了したのか、案内の方などは見当たりませんでした。
では、拝観料を支払いいよいよ「仁王門(表門)」の奥へと進みます。
でもその前にひとつご説明しておきたいことが。
本来、僕は自分ルールとして神社境内は(本当なら鳥居くぐった瞬間から)写真撮影しないことに決めてるんです。神社は神様のお家。いくら参拝に来たからとはいえお家の敷地内を勝手にバシャバシャ写真撮るのは失礼なのではないか、という思いからです。ただ、今回のようにどうしてもその美しさを写真に収めたいときは"必ず本殿に参拝し祀られた神様にご報告すること"を条件として写真撮影を行おうと決めています。
まぁ僕の勝手な自分ルールなんでみなさんからしたら「だから何なんだよ」って感じだと思うのですが、一応僕の心構え的なものも知っておいてもらいたくて・・・(;^_^A
目の前にいらっしゃるのは神様なのでやっぱり最大限礼を尽くしたいですしね!
では、話を戻して門の先へと進んでいきましょう!
今思うと、このときすでに不思議な緊張感が僕を包んでいました。。。
仁王門をくぐって最初に見えてきたのが「三神庫」と呼ばれる建物。国の重要文化財に指定されています。三神庫というのはこの3棟の総称で個別名としては仁王門に近い側(写真上)から「下神庫」「中神庫」「上神庫」となります。
この中には例大祭の神輿渡御祭(しんよとぎょさい)で行われる百物揃千人武者行列(ひゃくものぞろいせんにんむしゃぎょうれつ)で使用される装束や祭器具が収められているそうです。
わかりやすく言うと、お祭りのお御輿行列で使用される衣装や道具を保管しておく倉庫ですね!まぁ"百物揃千人武者"の名前からもわかる通りその保管量は半端なく、上記のような「お御輿行列♪」みたいな軽い言葉で済ませられるような規模じゃないんですけど(;^ω^)
基調色の赤の中に散りばめられた金色と様々な装飾。
本当に、まるで吸い寄せられてしまうかのような魅力を感じます。。。
三神庫を右手に見ながら少し進むと向かって左に木造本来の色がそのまま残された建物が見えてきます。他の建築物が煌びやかに塗装・装飾されている分少し質素に見えるかもしれません。
この建物は「神厩舎(しんきゅうしゃ)」。ご神馬を繋いでおくいわゆる馬屋です。
昔から"猿が馬を守ってくれる"とされているところから馬屋上部には複数の猿の彫刻が施されました。そして、この彫刻の中にいるのが有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿です。
三猿ばかりが有名ですが、周りには三猿以外にも猿の彫刻が施されていてこれらは「人間の一生を風刺している」と言われています。"言われています"と曖昧な表現をしたのは現在においても「100%こういう意味の彫刻なんだよ!」と断言できる確証がないから。各猿たちの彫刻の意味についてはいろいろなところで調べられますが、あくまでも「たぶんこういう意味なんじゃないかな?」という仮説だそうです。
ちなみに「見ざる・言わざる・聞かざる」の意味は、「幼い頃は外的影響を受けやすいので良いものだけを与えなさい。悪い物は見せず、聞かせず、悪い言葉も使わせないよにしなさい。そうすれば大人になって悪い物に触れても正しい判断ができるようになる」というものだと言われています。
猿たちを順番に見ていると、なんだか本当に人の一生をハイライトで見ているような気がしてきて、不思議といろいろ考えさせられる気持ちになってきます。
人の一生とは・・・? 正しい人生とは何か・・・? 幸せとは何か・・・?
神厩舎から少し進むと「御水舎(おみずや)」が見えてきます。
「御水舎」というと少しわかりづらいですが、いわゆる手水舎のことです。参拝前にここで手と口を清めます。(このときはコロナウィルス感染防止のため使用休止中でした)
手水舎自体はどこの神社にもあるのでみなさんにも馴染みがあると思います。ただ、ここは東照宮。さすがというか何というか、手水舎の装飾も非常に細かくて綺麗で見惚れてしまう美しさでした。
さて、ここまで東照宮の境内を歩いてきました。まだ参拝どころか本殿前にすら辿り着いてないのに僕はこのときすでに境内を包むパワーに圧倒されていました。。。
よくパワースポットとして紹介される東照宮。別に敏感というわけではないのですが、僕も少しだけ霊感があります。このとき霊的パワーに圧されてた、かどうかはわかりませんが、仁王門をくぐった瞬間から今までに感じたことないくらい強く神聖で荘厳で気高い力を感じていました。
この空気の中にいる自分が恥ずかしく感じてしまうくらい。例えるなら、すごく清潔で真っ白な空間の中にめちゃくちゃ汚れた僕が入ってしまったかのような。「あの、僕なんかがこんな綺麗なところに居ていいんでしょうか」と不安になってしまうような。でも何故かそれが嫌ではない、強い力に圧されながらもなんだかその力に守られているかのような不思議な心地良さも感じました。
まぁ別に体調に異常が生じるとかではないので全然普通に楽しんでるんですけど、何故か直感的に「こんなに美しい所に居させてもらえるなんて、なんと幸せなことだろう。絶対にここを汚してはならない。そのために、息をするのでさえ細心の注意を払わなければいけないんだ」と感じるのでした。
いやほんとに。あまりの力の強さに、俺こんなんで本殿まで辿り着けるのか?って思ったよw
でも本殿まで行くよ!!旅人だからな!(*^_^*)b
御水舎からまっすぐ奥を見ると一際立派で美しい建物が目に入ります。白と金が陽の光に輝いて言葉を失うほど美しい。。。
よく見ると様々な模様と共に端の端まで人や動物の細かな彫刻がぎっしりと施されていて、なんとそれらはひとつとして同じものが無いんです。上の写真をよく見てもらいたいのですが、無数に突き出した龍や獅子の顔でさえひとつひとつ微妙に違う表情をしてるんですよ!これは・・・マジですごい・・・!!
本当にずっと眺めていたくなってしまうほどの感動を覚えます!
テレビなどで東照宮が紹介されるときはよくこの建物が映し出されるので、これが東照宮本殿かと勘違いしてしまいますが、残念ながら本殿ではありません。
この美しい建物は「陽明門(ようめいもん)」。本殿へと続く門のひとつで国宝に指定されています。
先ほど"ずっと眺めていたくなってしまう"と言いましたが、どうやら陽明門を見た人は誰であってもそう感じてしまうらしく、いつまで見ていても飽きないところから陽明門は「日暮の門」とも呼ばれているそうです(*^^*)
陽明門をくぐり先へ進むと、またしても白と金が美しく輝く門が見えてきます。
先ほどの陽明門と比べると半分ほどの大きさですが、それでも存在感は十分。こちらにも細かな装飾や彫刻が隅々まで施されています。
この門は「唐門(からもん)」。
本殿のすぐ前に設置されていて、こちらも陽明門と同じく国宝に指定されています。
屋根をよく見ると、前方に獅子、両サイドに龍が居ることがわかりますね。本殿を護っているのでしょうか?(^^)
唐門から少し離れると、その向こうに一際大きな屋根が見えます。
こちらが東照宮の「本殿」、というか厳密には本殿の前に建てられた「拝殿」の屋根になります。本殿はこの拝殿の奥に建立されているのでここからでは見ることができません。本殿のすぐ後方には山の急斜面と共に木々が鬱蒼と茂っていて、やっぱり簡単には見えないように計算して建立されたのかな?なんて想像してみたり。。。
本殿への参拝は拝殿内で行うのですが、唐門の前にも簡易的な賽銭箱が設置されておりここからでも参拝が可能となっています。ただ、今回は最初にお話しした通り境内でたくさん写真を撮らせていただいているので、そのご報告とお礼のためにもしっかりと拝殿に上がらせてもらって参拝することにしました。
拝殿への入り口は唐門から延びる右の透塀を回り込んだところにあります。
もちろん土足で拝殿へ上がることはできないので靴を脱いで上がることになるのですが、靴箱に鍵などは取り付けられていないので盗難には十分注意しましょう。
靴を脱いで屋内へ上がり、案内にしたがって通路を進んでいくと拝殿前へと辿り着きます。上の写真でいうと、ちょうど唐門をくぐったすぐ奥の位置です。ただ、拝殿へ上がった瞬間から写真撮影は禁止となっているので、拝殿・本殿の中の写真はありません。
少し残念ですが、神様のすぐ前に居るのですから当たり前ですよね(^^)
では、拝殿の中の様子や雰囲気はどうだったかというと・・・。
ごめんなんさい、それについても僕の口からは何も言えません。。。これは別に口外が禁止されているとかそういうことではなくて、単純に僕の気持ちの問題です。
先ほども言ったとおり、僕は仁王門をくぐった瞬間からとても強くて神聖な力を感じていました。それはやっぱり拝殿の中に入ると桁違いに強くて・・・。正直、いつも通りの規則的な呼吸をすることさえ難しいくらい力に圧されてました。(自然と呼吸が浅くなり、それに気付いて普通の呼吸に戻そうとするんだけどなぜかうまく戻せない、といった感じ。自分でも「おいおいマジかよ」って思ってました(;'∀'))
そこまで強い圧力でしたが、それでもやっぱり嫌な感じは全くしませんでした。めちゃくちゃ強いんだけど、決して僕を拒まず受け入れてくれてるような。「こんな綺麗なところに居ていいんでしょうか」と不安になる僕に「居ていいんだよ」と言ってくれているような・・・。
強い力の中に、本当に泣き出してしまいそうになるくらいの優しさを見たように思えて、改めてこんなに神聖な場所へ上がらせてもらえたことのありがたさと幸せを感じたのでした。
なので、拝殿の中の様子や雰囲気は僕なんかの口から軽々しく言うわけにはいきません。本当にごめんなさい。こればかりはどうか皆さんご自身で東照宮に参拝し、見て感じてくださいm(_ _)m
参拝を終えて拝殿から出てきました。
非常に強く感じていた神聖な力はやはり拝殿の外に出ると少し落ち着くようです。(それでも常に強い力に圧されていることは変わらないのですが(;^_^A)心にも多少の余裕ができ、先程までのありがたさを改めて嚙みしめて心はホクホク(*´ω`)
では、そんなホクホクした気持ちのままよりほっこりするものを見に行きましょうか!
やってきたのは「坂下門」。先ほどの唐門を正面に見て右奥に進んだところにあります。
この坂下門で有名なのは何といっても「眠り猫」!
門のすぐ上に施された、その名の通り気持ちよさそうに眠る猫の彫刻です。かわいい(*´ω`)
この彫刻は江戸時代の伝説的な彫刻師 左甚五郎によって彫られたと言われており、牡丹の花と共に安眠する猫の裏側に2羽の雀が戯れている様子から"強い者が弱い者を虐げることのない共栄共存の平和な世界"を表現していると考えられているそうです。泰平の世を願った家康公の思いがそのまま描かれているようですね。
猫の裏で戯れる雀たちの写真が無いのは単純に僕(←大の猫好き)の撮り忘れです(´;ω;`)ウゥゥ
何やってるんだ!猫ちゃんにうつつを抜かしてるからだ!
次は忘れず撮ってきます・・・m(_ _)m
眠り猫の護る坂下門をくぐり奥へと進むと石廊下とも呼ばれている石造りの道と石段が上へと続いています。ちなみにこの石段かなりの段数がありまして、その数なんと207段!登る際は無理せず休憩を挟みながら登りましょう。
石段を登りきった先には「奥社拝殿」と「奥社宝塔」があります。
奥社宝塔とは御祭神の墓所のこと。つまり、ここが徳川家康公の眠るお墓となります。
この場所は東照宮の境内で最も高い位置にあり、江戸時代においてこの場所へ立ち入ることができたのは歴代の徳川将軍関係者のみでした。一般庶民はもちろん、大名ですら立ち入ることは許されなかったそうです。
そんな奥社拝殿と奥社宝塔、感じる力はもちろん強かったのですが、何故か先ほどの拝殿・本殿ほどの強さは感じませんでした。石段を登った疲れで感覚が鈍っているのか、それとも僕自身がこの力に慣れてきたのか・・・。もしかしたら、やっぱり神様は本殿の方にいらっしゃるのかな?なんて思ってみたり(*^^*)
さて、奥社を後にし、石段を下って唐門前を通り過ぎ、陽明門を出たところまで戻ってきました。もう後は順路にしたがって境内から出るだけかな?と思っていたところ、少し気になる建物を見つけました。陽明門に向かって左の道に入っていくと見えてくる建物。
靴箱の所に掲げられた"鳴龍"の文字が目立つこの建物は「本地堂」または「薬師堂」と呼ばれています。
ん?薬師堂は薬師如来を本尊とする仏堂だからお寺じゃないの?と疑問を持たれた方。詳しいじゃないですか(^^)b
まさしくその通りで、ここは日光山輪王寺 薬師堂となり基本的には寺院の施設となります。
ではなぜ、神社である東照宮の中にお寺の施設があるのか?
元々、日本における信仰法の思想のひとつに「日本の神は仏が姿を変えて現れたものである」とする本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)というものがあります。それに基づき神社内に神の本来の姿とされる本地仏を祀っていたのが本地堂(薬師堂)となるのです。明治時代に神仏分離が行われましたが、この薬師堂はその帰属が輪王寺になるのか東照宮になるのか確定していないため現在でも東照宮の境内図に"本地堂"として記載されているのだそうです。
少し説明が長くなってしまいました。では堂内に入ってみましょう!
こちら薬師堂では表に掲げられた看板通り「鳴龍(なきりゅう)」が有名です。鳴龍とは堂内の天井に描かれた縦が約6m、横が約15mもの大きさの龍の絵のことです。
堂内は撮影禁止なので写真はありませんが、天井全面を使って描かれた巨大な龍の絵は思わず息を飲む迫力です!しかも鱗や体毛など細部まで緻密に描かれていて、見れば見るほど活き活きとしたエネルギーが伝わってくるよう!
"今にも動き出しそう"とはまさにこのこと。鳴龍は絵なのでもちろん動くことはありませんが、じっくり見ているとどこがどのように動いてどのようにうねっているのかが容易に想像できてしまい、鳴龍が動いている映像が自然と頭の中に浮かんできてしまうくらいリアリティーがあります!
鳴龍の不思議ポイントはこれだけではありません!
堂内案内の方が鳴龍の顔の真下で拍子木(火の用心のときに鳴らすやつ)を強く打つと・・・キィィィン!!という甲高い拍子木の音の後にリィィィ・・・ンというまるで鈴が鳴っているかのような美しい残響が響き渡ります。響いてる時間は約3秒ほど。耳を劈くような拍子木の音からはまるで想像もできないような、なめらかで耳の中に澄み渡ってくる音色です(*´ω`)
この残響は天井のヒノキ板と床板との間で音が反響するために起こるもの。しかも不思議なことに、この残響は鳴龍の顔の真下で拍子木を打ったときしか綺麗に発生しません。いくら拍子木を上手く打とうとも、顔の真下から少しでもずれていると音がくぐもったりそもそも残響が発生しなかったりします。
龍の顔の真下でしか発生しない美しい残響。これこそが鳴龍の"声"といわれていて、この龍が"鳴龍"と呼ばれるようになった所以です。
龍の声と聞くとついつい厳ついモンスターのような鳴き声をイメージしてしまいますが、こんなにも美しく響き渡る鈴のような音色を龍の声とするなんて。。。
なんともお洒落じゃないですか(*´ω`)
薬師堂での鳴龍の体験がもう嬉しくて嬉しくて(*^-^*)
実は僕の名前(GIN<ジン>じゃなくて本名のほう)は龍をイメージして付けられたそうで名前の中にもしっかりと龍がいるんです。だから龍には自然と親近感が湧いてしまいます。
ただ、龍は架空の生物。当たり前ですが実際に見たことはないですし、会うこともできません。そんな手の届かない存在である龍の声をこうして聞くことができたのがもう堪らなく嬉しくて・・・(#^.^#)
わかってます。本当は拍子木を鳴らしたことで生じたただの残響です。
それでも龍の存在を間近に感じられたことは生まれて初めての経験で、この旅での一番大切な(正直、東照宮に参拝したことよりも・・・。家康公ごめんなさい(;^ω^))思い出となりました!
薬師堂を出る際、出口付近で販売されていた御守り「鈴鳴龍守」を購入しました。
見た目からはわかりづらいかもしれませんが、実はこの御守りは鈴になっていて振ると本当に薬師堂で聞いた鳴龍の声のような綺麗な音が鳴るんです(*^^*)
早速、旅のお供であるカメラに付けました。鈴鳴龍くん、これからよろしくね!
圧巻の迫力を放つ建築物の数々に美しい彫刻たち、鳴龍の感動と絶えず感じ続けた神聖な力。大鳥居から出た瞬間、全ての緊張が一気に溶け去り今までのことがまるで夢の中の出来事だったかような不思議な空虚感を覚えました。
神聖な力で守られた空間から現実の世界に戻ってきた、と表現したらいいのでしょうか。とにかく肌に触れる空気の感覚があまりにも違い過ぎて、今更ながら「さっきまで居た場所は本当に神聖な空間だったんだな」と改めて認識し、しばらく"東照大権現"の文字をぼんやりと眺めてしまったのでした・・・。
東照宮、すごい場所だったな。。。
しかしッ!!
日光旅はまだ終わりません!
僕にはまだ行くべき重要な場所が残っているんです!!
それはここだッ!
日光銘菓「日光甚五郎煎餅 石田屋」さんの本店!
人生初甚五郎煎餅は絶対本店で買うって決めてたんですよ~(*´ω`)
日光甚五郎煎餅 石田屋さんは東照宮から歩いて10分ほどの所にあります。店舗には看板などが掲げられているので行けばすぐわかると思いますが、大通りから少し細い道に入っていくことになるので、訪れる際は地図を確認しながら向かった方がいいかもしれません。
落ち着いた店内には商品がずらり!
不動の一番人気「伝統塩バター」煎餅のほか「たまり醤油」や「焼き海苔」などスタンダードなお味もありました。驚いたのが「いちごミルク」や「和三盆きなこ」など変わり種?なお味もあったこと!宇都宮名物「餃子」味なんてのもありました!老舗のお菓子ってお堅いイメージがあるけど、ここはいい意味でいろいろ攻めててなんか楽しい(*´ω`)
煎餅だけでなく餅菓子などもありいろいろ目移りしてどれを買おうか迷ってしまいます。気になる商品をあれこれ見比べつつどうにかこうにか5種類まで絞って購入しました( *´艸`)♪
そして購入したものがこちら!(鈴鳴龍守も入っちゃってますが・・・(;^ω^))
定番の「塩バター」に、試さざるを得なかった「いちごミルク」!ハート型煎餅にカラフルなザラメがついた「ジュエリーハート」!「日光の雅」と「日光ショコラ隕石餅」は餅菓子です。どれから食べようかな~( *´艸`)
「いや、買いすぎじゃね?」と思われるかもしれませんが、そんなことは断じてありません!!
このくらいの量、注意しないと3日とかからず食べきってしまいますよ僕!(お菓子好き)
ほんと、気を付けて大切に食べないと。。。
ところで、甚五郎煎餅の"甚五郎"って誰だか覚えていますか?(^^)
忘れた人はこのブログ記事を上にスクロールしていくと思い出せるかも・・・。
東照宮境内にある坂下門。そこに施された有名な彫刻「眠り猫」を彫った彫刻師が甚五郎でしたよね!
甚五郎煎餅はこの左甚五郎に因んで名付けられました。なので、お店に掲げられた看板や暖簾にもしっかりと「左」のマークが描かれています。マスコットキャラクターもいて、こちらは可愛らしい黒ぶち模様の猫ちゃん。やはり眠り猫をモチーフとしてるのでしょうか?でも、こちらの猫ちゃんはおめめぱっちりでしっかり起きてるようですね(*^^*)
噂によると、この猫ちゃんをデザインしたのはあの有名な"漫画の神様"なのだとか・・・。真相がわからないので明言は避けますが、もし本当ならこの猫ちゃんはみんなが思ってる以上にすごい猫ちゃんなのかもしれませんね(*´ω`)
やっぱり最初に食べるのは伝統の味「塩バター」だよね!
このとき生まれて初めて甚五郎煎餅をいただいたのですが、本当にめちゃくちゃ美味しいんですよこれ(*≧ ≦*)!!
日光旅の前は"バター風味の煎餅"と聞いて全く味が想像できませんでしたし、なんなら「結構クセがありそうだなぁ」とまで思っていたのですが、実際は全然そんなことありません!軽い歯触りでとても食べやすいです(*^^*)♪
Twitterなどで甚五郎煎餅を食べた感想について見ていると、よく「食べ始めたら止まらない!」と仰っている方を見かけるのですが、これは決して誇張ではなく本当のこと。次々食べ進めても全然飽きが来なくて、文字通り食べ始めたら止まらなくなります。
危うく上の写真に写ってる1箱まるまるを一気に食べきってしまうところでしたよ!
危ねぇ、大切に食べようって言ったそばから・・・(・_・;)
味については、当時の僕がテンション爆上がり状態で食レポツイートをしてるのでそれを載せておきます。こちらの方がより僕の内に走った衝撃をリアルにお伝えできるかな、とw
本当にここまでテンション上がるくらい美味しかったんですよ!!
甚五郎煎餅の美味しさと共に僕の感動も感じてもらえたら幸いです(*´ω`)
<当時の食レポツイート↓↓>
では人生初甚五郎煎餅、いただきます…
— GIN〈ジン〉 (@hoshizora_gin_v) 2021年2月14日
うっっっっっっまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼️‼️‼️‼️✨✨✨
軽めの歯触りに噛んだ瞬間広がる塩味✨少し遅れてバターの風味が薫ってくる🧈でもバターも全然しつこくなくてまろやかさが塩味の深みを更に鮮やかにしてるって感じ😍✨
美味だよ美味‼️✨✨ pic.twitter.com/pAUgZEOKKG
いかがだったでしょうか?
東照宮に参拝し甚五郎煎餅を求めた栃木県 日光旅。
このブログの他の記事を読んでもらうとわかる通り、今までいろいろな場所へ旅してその都度そこにしかない感動に出会ってきましたが、こんなにスピリチュアルな感動は初めてでした。日光や東照宮がパワースポットといわれているのも納得です!
いやぁ~それにしてもマジで楽しかったなぁ~!予想してた10倍くらい楽しかったです本当に♪♪今回は日帰り旅だったので次は宿泊旅で来たいな!!
家康公、それに鳴龍さんと石田屋さんもありがとうございました!
また伺いますね(*^_^*)!
神聖な力に護られた東照宮と唯一無二の日光銘菓 甚五郎煎餅があるまち
栃木県 日光でした!
みなさんもぜひ訪れてみてくださいね!
気ままにcafeさんぽ2 *観音崎京急ホテル ティー&カクテルラウンジ(神奈川 観音崎)*
毎年2月になったら不思議なイメージが頭に浮かぶんですよね~
具体的には2月14日。
なんか女性が意中の男性や友人にチョコレートを渡してるような感じのイメージがどこからともなく自然と浮かんでくるんですよ~
不思議ですよね~
僕そんなのもらったことないのに(おかんからもらったのはノーカウント)
ッッッッッッッッ・・・・・・・・(涙)
失礼しました。少々取り乱しましたm(_ _)m
というわけで!
去る2月14日はバレンタインデーでしたね!
みなさんはチョコを渡したりもらったりしたでしょうか?
僕はもちろん0個ゲットしましたよ!(涙)
・・・でももうヘコたれません!
もはや毎年のことですからネ(*''▽'')
近年は「不貞腐れるんじゃなくて逆に誰よりも2月14日を楽しんでやろう!」と思えるほどに鋼メンタルになりましたv( ̄Д ̄)vイエーイ
そしてそれは今年も同じこと!
今年のバレンタインは最強のぼっち・・・じゃなくてシングルエンペラー!!となるために観音崎京急ホテルさんにお茶しに行ってきました!(*^-^*)
神奈川県三浦半島の東端に位置し、東京湾浦賀水道に面する神奈川県有数の景勝地です!
アクセスとしては、京急電鉄 浦賀駅や馬堀海岸駅からバスで約15分。この他にも横須賀中央駅やJR横須賀駅からもバスが出ていて、こちらは片道約35分といったところでしょうか。電車とバスを乗り継ぐことになりますが、本数もたくさんあるためアクセスはしやすいと思います(^^)
広い空と大きな海!
そしてそこを行き交う大小様々な船舶!
日々の忙しさや都会の喧騒を忘れてのんびり過ごすにはうってつけの場所です♪
綺麗なところでしょ?(*^^*)
この日は特に暖かかったため浜辺には午後のひと時を楽しむ家族連れやカップルなどがたくさんいました!
そんな観音崎の岬から歩いて10分ほどのところにあるのが、観音崎京急ホテルさんです!観音崎の海岸沿いに建つオシャレなリゾートホテルです♪
今回はこちらの「ティー&カクテルラウンジ」にお邪魔します(*´ω`*)
「え、宿泊してないのに入っていいの?」と思われるかもしれませんが、今回伺う「ティー&カクテルラウンジ」や「レストラン 浜木綿(はまゆう)」は基本的には宿泊してなくても利用することができます。(※ただし、繁忙期や混雑時などは宿泊者優先となる場合もあるそうなのでご注意ください)
"リゾートホテル"と聞くと少々敷居が高く思えて入るのに躊躇してしまいますが、そこはワンランク上のバレンタインデーを過ごすため!臆せず踏み込んでいきましょう!!
なんたって俺は最強のシングルエンペラーなのだからッ!!(奮)
正面玄関を入って右奥に進んでいくとそのまま「ティー&カクテルラウンジ」に入ることができます。パッと見、入口がわかりづらいので案内看板や壁の表示などを頼りに進んでいきましょう。
たまたまタイミングが良かったのか、待ち時間もなく更に窓際の席に案内してもらえました!
オシャレなラウンジで浦賀水道のパノラマを眺めながら優雅にお茶できるとは・・・良き(*´ω`*)
で、そんなオシャレアフタヌーンタイムを彩るために注文したのは・・・
これだッ!!
「特製ストロベリーパフェ」
と
バレンタインデー限定スペシャルドリンク
「ルビーチョコレートドリンク(トリュフチョコレート付き)」!!
見てくださいこの圧倒的な映えと女子力!女子力ッ!!(重要)
これはもう最強のシングルエンペラー確定でしょ!!(*≧▽≦*)♪♪
まずはバレンタインデー限定商品のルビーチョコレートドリンク&トリュフチョコレートからいただきます♪
まず最初にお伝えしておきますが、これ、ホットドリンクです。
ワイングラスに入っているので冷たいのかと思ってしまいますが、そこそこ熱いです。
僕も最初グラスを持った瞬間、イメージしてた温度と手に伝わってくる温度があまりにも乖離していたため「!??」となりましたww
でも実際に飲んでみると温かい飲み物として提供された理由がわかります。
口に含んだ瞬間に広がる甘いチョコレートの香り♪なのに全然しつこくなくてあっさりとしていて、優雅な甘みを楽しむことができます(*´ω`)
ルビーチョコレートは2017年に発表され、日本では2018年から消費者向けの商品が販売され始めた新しいチョコレートで、ブラックチョコレート(ビターチョコレート)、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートに次ぐ4種類目のチョコレートとして「第4のチョコレート」とも呼ばれているそうです。このルビー色も着色されたものではなくルビーチョコレート本来の色だそう。
そんな新作を味わえるなんてなんだかちょっと優越感(*´ω`)~♪
ドリンクに付いてくるトリュフチョコレートも観音崎京急ホテルさんで作られたチョコレートでこちらもまた美味なんです!
「甘い」×「甘い」でしんどくない?と思われそうですがそんなことない!!
ドリンクの甘味と調和する感じで一緒に食べても全然重くないんです(´ `*)
もしかしてその辺も計算して作られているんだろうか?とにかく、甘党な僕は全く問題なく楽しめる甘さでした♪♪
ルビーチョコレートドリンクと共にいただくスイーツがもう一つ♪
凄まじい存在感を放つ特製ストロベリーパフェです(*>▽<*)
まずいちごがデカい!!そして赤い!!
こんなに大きくて真っ赤ないちご初めて食べたかも。
もちろんお味は文句なしの美味です!(*≧ω≦*)
そして驚いたのがこのいちごの糖度。
てっきりめちゃくちゃ甘いのかと思いきや甘さひかえめで少し酸味が主張してる感じでした。それがパフェの生クリームと合わさることで絶妙な美味しさに・・・!!
まるで生クリームと一緒に食べることを計算して育てられたかのような糖度でマジで感動しました!
更にパフェグラスの底の方にもいちごが入っているのですが、こちらは上に乗ってるいちごよりも酸味が強く感じました。もしかして底の方のいちごは上に乗っているいちごに比べてより多くの生クリームやいちごピューレと絡めて食べられるであろうことを想定して敢えて酸味の強いいちごを入れているんだろうか?
もしそうだとしたら、このいちごを育てた津久井浜観光農園さんもパフェを作った観音崎京急ホテルの料理人さんも素晴らしい技術をお持ちのはず。
プロってすげぇ・・・(;゚Д゚)!!
と、スイーツ以外にも感動しながら楽しむ観音崎の午後。
チョコといちごと生クリームの甘さに包まれて・・・
大満足のティータイムでした!!(*≧ω≦*)
いやぁ~美味しかった~♪♪
こんなオシャレで優雅なティータイムを過ごせた僕は間違いなく最強のシングルエンペラーですね☆
また食べに来ようかな( *´艸`)
今回いただいたルビーチョコレートドリンクはバレンタインデー(2021/2/12~2021/2/14)限定商品でしたが、特製ストロベリーパフェをいただける"津久井浜観光農園とれたていちごフェア"は2021年4月25日まで開催されているそうです!
ただ、観音崎京急ホテルさん曰く「津久井浜観光農園様からのとれたていちごの入荷量により、ご提供できる数量が限られる場合もございます」とのこと。
開催期間には余裕をもって行った方がいいかもしれませんね(^^)
目の前に広がる東京湾浦賀水道を眺めながらの優雅なティータイム♪
みなさんも観音崎京急ホテルさんのティー&カクテルラウンジにぜひ行ってみてくださいね(^^♪
【おまけ】
編集モリモリで更に映えと女子力を上げてみた。
新年のご挨拶と取り留めのない雑談
本日1月4日。
正月三箇日が終わり今日が仕事初めという人もいらっしゃるのでしょうか。
新年明けましておめでとうございます。
みなさんはどのようなお正月を過ごされたのでしょうか?
僕はというと、(前回のブログ記事でも言いましたが)暮れも年明けもゲームゲームゲーム・・・。
寝ても覚めてもゲームに明け暮れる年末年始を過ごしておりました!
これがなかなかの高難易度ゲームでして・・・。
現時点でゲームオーバー回数なんと445回!!
こういう長期休暇を利用してがっつりゲームするときは大概休暇中にクリアしてしまうのですが、今回は半分までしか進めませんでした。くやしい・・・(;_:)
半分まで進んでゲームオーバー445回なら、ゲームクリアする頃には約1000回近くのゲームオーバーを積み重ねていることになるのでしょうか・・・。
何とも恐ろしいゲームです。。。
休暇が終わってしまうのでプレイできる時間は少なくなってしまいますが、できれば時間を見つけて頑張って進めていきたいと思います。
ゲームにご興味ある方はぜひ購入してプレイしてみてください!
あ、ゲームのタイトル『NIOH -仁王-』って言うんですけどね!(゜∀゜)
これではあまりにもインドアすぎるっ!!
ということで今日は近所にお散歩に出てみました。
特に目的地も決めてなかったのでとりあえず近所の大きな公園を折り返し地点に設定。
往復30分くらいの軽~い散策です。
晴れた冬の日の空気はやっぱり気持ちいいですね!
澄んでて洗練されてるというかなんというか・・・。
これまで家に籠ってゲームに明け暮れてた分いっそう空気が美味しく感じます(*´ω`)
公園の中にある林です。
暖かい季節だと草木ががっつり育って鬱蒼とするのですが、さすがに今は冬枯れですっきりしてますね。
「冬枯れ」って聞くとなんだか寂しいイメージに聞こえますが、僕は冬枯れの林って結構好きです。なんだか草木が眠ってるみたいでちょっとほっこり落ち着きます(*^^*)
それに、ここまでたくさんの木が生えているのに向こうに空が見えるって結構面白い光景だと思いませんか?
もちろん春や夏になると木々の葉で覆われてこの場所から空はほとんど見えなくなってしまいます。つまり、この写真の場所から空が見えるのは1年のうちで今の時期だけなんです!
そう考えるとこの景色もちょっとスペシャルに感じるでしょ?(*^^*)
公園のメイン広場。
木々の黒と同化してあんまり人いないように見えますが、実は向こうの方に結構いっぱい人います。親子連れやランニングをするおじさん、お散歩をするおじいちゃんおばあちゃんなど、みんなそれぞれの年始を過ごしてるんですねぇ(*´ω`)
それにしてもここから見る空はやっぱり広く見える。
付近に高い建物が無いおかげで空の面積が大きいんですね!
この風景にはいろいろとお世話になっています。
声優を目指してたとき、その後俳優・声優として活動していたときも落ち込んだり悩んだりするたびにここへ来て空を見上げ深呼吸をしました。
ここは、僕を癒してくれる場所なのかもしれませんね。。。
ま、一番癒されるのは広島の海なんですけどね!!(゜∀゜)←広島大好き
今年はどんな1年になるでしょうか。
僕は「年始に1年の目標を立てる!」みたいなことはあまりしない人間なので、今年も変わらず自分のモットーを大切に自分らしく生きていこうと思っています。
とりあえずまずは明日の仕事初めの準備だな!
正月が終わり、みなさんにもどんどん日常が戻ってくると思います。
年始は何かと忙しいですが、無理をして体調を崩さないようにくれぐれもご注意くださいね。僕も気を付けます!
では、まとまりのない雑談はここまで!
皆様、本年もどうぞ宜しくお願いいたします(*^-^*)
2020年 旅の思い出。
2020年12月31日。
今日は大晦日。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
僕はというと、実家帰省もせず、外出もせず、住んでる部屋の大掃除もまぁ適当にそこそこ済ませて、あとはひたすらゲームをしまくるという年末を過ごしております。
なんとも締まらない年末ですが、去年もこんな感じだったのでまぁ特に問題はないでしょう(笑)野郎の一人暮らしなんてこんなもんです(´ω`)w
2020年ももう終わり。
今年はなんだか少し物足りないというか、やり残したことがいっぱいあるような、そんな"本当はこんなはずじゃなかった"的な気持ちが残ります・・・。
思えば、結局今年はあまり旅に出ることができませんでした。世間の情勢を考えると仕方のないことなのかもしれませんが・・・。嗚呼、やるせない。。。
とは言うもののっ!
悲しんでたって何も始まりません!!
旅に出た回数は少なくともそれぞれの旅が最高に楽しかったのは紛れもない事実!
今年の旅を思い返しそれらを愛でることこそがGIN的2020年のフィナーレ!
というわけで、今日は2020年の旅をゆる~くサクッとハイライト的に振り返っていきたいと思います!
さて、今年はどんな旅があったのでしょうか?(*^^*)
★流山旅(1月12日)★
2020年の初旅は1月12日千葉県 流山市の旅!
ここはテレビアニメ『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』の舞台となっている街です。
『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』は僕が大好きなアニメのひとつ。更に流山は僕の家から片道1時間半ほどで行ける距離にも関わらず、意外にも訪れるのはこれが初めてでした。
駅舎や街の風景が作中に描かれているそのままの姿であるのもさることながら、駅の中に登場人物の奈々子ちゃん、縁さん、魚心(うおごころ)くんのパネルが設置してあることには感動しました!
放送から結構経ってるのに今でもこうして置いてくれてるとは・・・。いちファンとして心から感謝です(*≧ ≦*)
この他にも流鉄の鉄道むすめ 幸谷なのはちゃんにも思いがけず出会うことができました!
時間の都合上半日しか居られませんでしたが、大満足の旅でした(*≧ω≦*)
★飯能旅(2月1日)★
2月の最初に行ったのは埼玉県 飯能市!
アニメ好きの間では言わずと知れた『ヤマノススメ』の聖地です(^^)
僕の家からも比較的近く「ちょっとおでかけ♪」くらいの移動時間で行けてしまう場所です。駅名看板を見てもらうとわかる通り、今は2019年に完全開業した「メッツァビレッジ/ムーミンバレーパーク」をガン推ししてますねw
飯能にはもう何回も訪れてるので聖地散策は慣れたもの♪
駅前商店街 飯能ぎんざを抜け、飯能河原、観音寺の象さん、入間川に架かる赤い橋 割岩橋など聖地めぐりの基本ポイントをしっかり押さえつつ回りました。
今回初挑戦だったのは駅から少し足を延ばした所にある吾妻峡!(もちろん作中にも登場します♪)木々の豊かさ、水の清らかさに言葉を失ってしまうほど美しい場所でした。東京近郊にこんな豊かな自然があるとは・・・!ぜひこの先も残してほしい素敵な場所です(*^^*)
2月にしては暖かい小春日和のような一日でした(*´ω`)
★長浜旅(2月9日)★
「地元の魅力再発見旅!」と(自分の中で)銘打って、実家帰省のタイミングで行った滋賀県 長浜旅。
県北部の街ということで割と冗談じゃないくらいに極寒だったのですが、そんな寒ささえもなんだか懐かしく感じながら楽しく散策することができました(´▽`*)
長浜は風情ある黒壁の街並みとガラスが有名な街。小学校5年生の頃に1度訪れたことがあるのですが、その時の記憶と重ね合わせるようにあちこち見て回りました。
あの頃の記憶とぴったり重なるところもあれば新たな発見もいっぱいあり、時の流れの中で変わっていくもの・変わらないものをどことなくしみじみと感じていた旅でした。
小学校5年生から約20年。子供の頃歩いた場所を今もこうして歩けることが本当に感慨深い。。。
滋賀県。京都や大阪に比べたらいまいち地味かもしれないけど、イイところです(*´ω`*)
★竹生島旅(2月9日)★
琵琶湖に浮かぶ島のひとつ 竹生島。
上に書いた長浜旅と同じ日に訪れました!ちなみに竹生島も所在地的には長浜市なのですが、長浜市街とは全く違う雰囲気なので今回は長浜旅とは別の旅として書きます。
滋賀県のパワースポット 琵琶湖に浮かぶ更なるパワースポット 竹生島。島には宝厳寺というお寺が建立されており、島のほぼ全体が宝厳寺の境内となっています。
天照大御神から直々にお墨付きをもらった弁才天(※富・名誉・縁結び・芸能などを司る神)の聖地。神奈川 江ノ島、広島 厳島、そして滋賀 竹生島の日本三弁才天の中で最も古くに建立された弁才天像が祀られています。
今回初めて訪れたのですが、島に立ち入った瞬間の空気が変わった感覚は今でも忘れることができません。ピンと張りつめた荘厳で静かで神聖な空気。まるで神様の存在を近くに感じられるような不思議な感覚でした。
竹生島。またお参りに行かなきゃ(*^^*)
★豊郷旅(2月10日)★
実家帰省を利用しての旅はまだまだ終わらない(笑)
長浜・竹生島旅の翌日に訪れたのは滋賀県 豊郷町にある豊郷小学校旧校舎群!
大人気アニメ『けいおん!』の作中で主人公の唯ちゃんたちが通う私立桜が丘女子高等学校のモデルとなった建物です。
初めてここを訪れたのは大学2年生のときでした。それがきっかけでアニメやゲームの聖地をめぐる楽しさを知り、今の旅人としての僕に繋がります。ある意味"旅人GINの始まりの場所"とも言えますね(*^^*)上京した今も実家帰省する度にここを訪れています。
豊郷小学校旧校舎群にはもう20回以上訪れていますが、それでもアニメの世界に入り込んだような感動は今も鮮やかにはっきりと感じることができます。本当にすごい場所です・・・!(;'∀')
今回のサブミッション「新しくなった豊郷駅の駅名看板(豊郷あかねちゃん(※)ver.)を見る!」も完遂することができました!あかねちゃん可愛いよぉ(*´ `*)
★由布院旅(3月20日~3月21日)★
温泉地として有名な由布院。もっと建物が密集した騒がしい街をイメージしていたのですが、実際は雄大な景色と空が広がるとても過ごしやすい所でした(*^^*)
聳え立つ由布岳に清流の大分川、静かに青空を映す金鱗湖。訪れた時期がちょうど春先だったので、由布院のビュースポットとしてよくパンフレットなどに載せられている"菜の花と大分川と由布岳のコラボレーション"も堪能することができました!菜の花と清流と天を突くような山と雲ひとつない晴天。これはもう文句なしの絶景ですね(*≧▽≦*)
駅から少し足を延ばして伽藍岳の火口も見に行ってきました。
モクモクと絶えず立ち昇る噴気を見ていると地球がしっかりと生きていることを実感します。見応えのあるとても素晴らしい場所でした(^^♪
本当は、組んだ予定の上では旅の途中で少し通り過ぎるくらいのつもりでいた由布院。
予想に反してとても楽しい由布院旅となりました!
★湯平旅(3月21日~3月22日)★
大分県の秘湯 湯平温泉。
上に書いた由布院の翌日に訪れました。
ここでの目的は何といっても旅館 つるや隠宅さんに宿泊すること!!
Twitterで旅館の公式キャラクター 電脳女将 千鶴さんを展開すること(というか、推すこと?w)で有名になったつるや隠宅さん。2年前に初めてそのTwitterを拝見したときからずっとずっと泊まってみたいと思っていた旅館でした。つまり2年越しの思いが叶った形です。
湯平駅に降り立ったとき、つるや隠宅さんの旅館をこの目で見たとき、感動で思わず身体が震えました・・・。実在したんだ、と・・・w
Twitter上では「旅館の経営なんかそっちのけで千鶴さんを推す!」みたいなことを呟かれてたつるや隠宅さんですが、それは冗談。実際は旅館の経営にもとてもまじめに取り組んでいらっしゃったのは宿泊することで手に取るようにわかりました。
お部屋は風情があってとても綺麗だし、夕朝のご飯はめちゃくちゃ美味しかったし、お風呂に入ってる時間はまさに天国のように気持ちよかった・・・(*´ `*)
たった一泊だけだったけど、言葉にならないくらい素敵な時間でした。
つるや隠宅さん、本当に本当にありがとうございました。
【注意】
旅館 つるや隠宅さんは現在は廃業しています。
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由布院・湯平を訪れた旅が2020年前半の最後の旅となりました。
このあと緊急事態宣言が出され、外出自粛が本格化し、僕も旅はおろか外出も満足にできない日が続きました。
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★門司港旅(10月31日)★
長い外出自粛期間を経て、旅の再開は福岡県 門司港から!
3月の由布院・湯平旅から連続での九州旅となります。
約半年ぶりの旅。あまりの嬉しさと楽しさで、感染対策のマスクの下でずっとニヤけてたのを覚えていますw
レトロな街並みと静かな海が作り出すムーディーな空間。夜景になるとその雰囲気がより一層増しますね!オシャレにワインやシャンパンでも飲みたい気分になります(*´ω`)
もちろん、門司港の散策だけではありません。
門司に来たら絶対歩いておきたい有名スポット 関門海峡も渡ってきましたよ!
まるで巨大なロボットを見上げてるかのようなあの圧巻の迫力は、おそらくここでしか味わえない貴重な体験です・・・!!
旅程の都合で1日しか居られなかったのが少し悔しいくらい(><)
次は宿泊してよりディープに門司港を楽しんでみたいものです!
★別府旅(11月1日~11月3日)★
3月に由布院を堪能したので今度はぜひ別府を堪能したかったんです(*≧ ≦*)
別府と言えば別府地獄めぐり!ということで全7ヵ所の地獄を隈なく巡ってきました!
いやぁこれがどこもかしこも非日常的な光景ばかりで楽しいこと楽しいこと♪♪
最初は「地獄めぐりは回れるところだけサクッと回って、空いた時間でどこか日帰り温泉でも入ろうかな」と考えてたのですが、いつの間にか「温泉入る時間無くなってもいいから地獄めぐりだっ!!」みたいな気持ちになってましたww
それくらい楽しいんです、地獄めぐりって( *´艸`)
"浸かる"だけが温泉じゃない、"見る"ことでも楽しめる温泉があるんだ。と知ることができた貴重な旅になりました!
別府、イイとこ(^^♪
★湯平旅(11月3日~11月4日)★
3月に続き11月にも訪れた湯平。
旅の再開場所を九州にしたのは、もう一度湯平を訪れたかったから。
どうしても今年中にもう一度、つるや隠宅さんのところへ行っておきたかったんです。
悲しい事が起こってしまった湯平温泉。
散策中は3月に訪れたときの思い出がフラッシュバックされて心が締め付けられてしまう瞬間もありましたが・・・。
・・・でも、それでもやっぱり湯平温泉は美しい。
脇を流れる花合野川の水音、季節によって変わる草木の香り、温泉街を吹き抜ける風とそれに揺れる赤提灯。風情を感じながら入る温泉もお宿で出てくる絶品のお料理も全てが優しく傷付いた心を癒してくれます。
悲しい出来事があったからといって、この地を嫌になることなど僕には到底できそうにありません。
ぜひみんなにも知ってもらいたい、その反面自分だけの秘密にもしておきたい、そんな思いが込み上げる素敵な素敵な温泉郷です(^^)
由布院に別府、そして湯平。
2020年の1年間で大分県が大好きになりました(*´▽`*)
★横須賀旅(11月21日~11月23日)★
「2018年9月から1年以内に海上自衛隊の主要5基地をめぐる!」という目標で始まった『第1回 旧日本海軍4鎮守府/海上自衛隊5基地めぐり』。2019年7月に最後の大湊基地を訪れ無事完遂を収めてから1年半が経ちました・・・。
「そろそろ第2回を始めてもいいんじゃない?(゜▽゜)」
ということで、『第2回 旧日本海軍4鎮守府/海上自衛隊5基地めぐり』の記念すべき1ヵ所目に横須賀を選びました!さすがに今回は「1年以内に」という縛りは無くしてますが(;^_^A
「前回よりもパワーアップした旅に!」が僕の旅のモットー。
前回の旅で回ったスポットはそのままに、今回は観音崎まで行動範囲を広げてみました!観音崎灯台に砲台跡、美しい景色の中に溶け込むように在る人工物がとても印象的でした( *´艸`)
ついつい汐入や横須賀中央周辺に目が行ってしまいがちな横須賀の街。でも横須賀の魅力ってそこだけじゃない!!
海上自衛隊 横須賀基地を楽しむと共に横須賀の街の底力を感じた旅でした(*^▽^*)
★大洗旅(12月19日~12月20日)★
言わずと知れた、アニメ『ガールズ&パンツァー』の聖地です(*´▽`*)
今まで何度も訪れてる大洗の町。
最初は毎度の如く始発出発の日帰り旅で行く予定だったのですが、まさかの当日イレギュラー発生で出発が大幅に遅れることに・・・!このままではせっかく行っても数時間しか滞在できない、ならいっそのこと泊まっちゃうか!ということで急遽電車で15分の水戸にホテルをとり、宿泊旅となりました。この決断が幸運の始まりだった!!
宿泊したことでいつも以上に滞在時間が増えて各スポットをゆっくり回ることができたし、大洗で夜までゆっくり過ごした分、普段は他のお客さんに遠慮して急いで撮ることしかできなかった大洗駅構内のガルパンキャラのパネルなども(夜の大洗駅は利用者が少ないので)人を気にせずゆっくりと撮影することができました!
翌朝は、日帰り旅では絶対に見ることのできない大洗磯前神社 神磯の鳥居の日の出を見ることができたし、宿泊先の水戸から大洗へ向かうその道中の始発電車では車両の内外にガルパンラッピングを施した電車、通称ガルパン電車をなんと独り占め状態で利用することができました!
宿泊したからこそ出会えたラッキー!本当に感謝です(*≧▽≦*)!
イレギュラーによって予定変更を余儀なくされた今回の大洗旅。
正直どうなるか不安だったけど、忘れられない素敵な旅になってくれました(*^▽^*)
2020年もいろんなところに旅に出ました。
こうして見ると「外出自粛があったとはいえ結構いろいろ行ってるじゃん」と言われてしまいそうですが、いえいえ、本当はこの倍はいろいろ行ってる予定でしたから(・∀・)
ともあれ、どの旅も最高に楽しくて素敵な思い出ばかりになりました!
嫌な思いをした旅はひとつもありません(^_^)-☆!!
こうして好きに旅に出られることに感謝。
僕を迎えてくれる旅先に感謝。
そして、こんなのんびりブログを読んでくださっているあなたに感謝!
更新頻度が低くて少し申し訳ない気持ちもありますが、それでも2021年も変わらずのんびりと更新していけたらいいと思っています。
もしよろしければ変わらずお付き合いいただけますと幸いですm(_ _)m
今回は僕の2020年の旅に思いを巡らせてみました。
みなさんにとって2020年はどんな1年だったでしょうか。
願わくば、2021年がみなさんにとって今年以上に良い1年になりますように・・・。
それではみなさん、良いお年を~(*^-^*)/
こんにちは「地獄」。 ~別府地獄めぐり~
11月に入りだんだん空気が冷え込んできましたね。最近では「涼しい」と感じるよりも「寒い」と感じるときの方が多くなってきたような気がします。
寒くなってくるとポカポカと温かいものが恋しくなるのは道理!お風呂にでも浸かってほっこりと温まりたいものですね・・・(*´ `*)
さて!
今回の旅は日本一の温泉どころ大分県が舞台!
温泉の源泉数は4538ヵ所にものぼり、その総湧出量は毎分291340リットルにもなります!言わずと知れた温泉県ですよね!!
そんな温泉大国 大分の中から今回旅していくのは・・・
別府市!!
いいよね〜別府♪
温泉いっぱいあるしね〜♪
ほっこり温まってゆっくり過ごして〜♪
…な~んて思ってる方!
別府の魅力はなにも温泉に浸かることだけじゃないんです!!
ついつい温泉に”浸かる”ことに目が行きがちな別府ですが、今回は"浸かって楽しむ別府"ではなく"見て楽しむ別府"にスポットライトを当てて旅してみたいと思います(^^♪
別府市は大分県の東側に位置し、人口は約11万人。大分市に次いで、県内第2位の人口を誇る都市です。日本有数の温泉地として知られ、源泉数は2300ヵ所以上。なんと、日本の総源泉数の約1/10が別府市にあるんです!さすがおんせん県大分!
別府へ行くには、大分駅からJR日豊本線に乗車し約10分、別府駅で下車します。
大分空港からは直通バスも出ているので、飛行機で来る場合はこちらの直通バスを利用すると便利です♪
年間約800万人もの観光客が訪れる観光都市です(*^_^*)
別府駅到着!!
上の写真は朝7時半頃に撮影したものなのでまだ人の往来はまばらですが、朝9時頃になると一気に人が増え始めます。仕事場へ向かう地元の方や学生さんに混じり、旅行バッグやスーツケースを持った観光客も多く見かけます。観光地ならではの光景ですね(*^^*)
駅前には絶えず湧き出る豊かな温泉をイメージして作られたモニュメントがあり、お湯がボコボコと勢いよく湧き出ています。こちらは手湯となっているので、誰でも気軽に湧き出る温泉に触れることができます(*´ω`*)
(ちなみに今回は写真だけ撮って肝心の手湯に触れるのを忘れるというマヌケをかましてしまいました・・・(;´Д`))
さぁ、温泉地を堪能するぞ!と意気込みたいところですが・・・。
駅の周りを見回すとあまり温泉地っぽくないことに気付きます(;・x・)?
ホテルやお食事処があって確かに観光地の雰囲気はあるのですが、よくテレビで観るような湯気がモクモクと立ち昇っている別府のイメージとは全然違いますね。。。
実は、テレビなどで「温泉地 」として紹介されるときに映し出される別府の風景は駅から少し離れた「明礬温泉」や「鉄輪温泉」の風景であることが多いんです。
そのため、ついつい「別府駅を出たら温泉郷♪」というようなイメージを持ってしまいがちですが、実はそんなことはなく、別府駅前はとても住みやすそうな落ち着いた街が広がっています(*´ω`*)
東口を出てすぐのところにヤマダ電機もありますよ☆(SDカード買いました♪)
では温泉郷に向かいましょう!!
別府には主に泉質や歴史が異なる8つの温泉があります。
別府温泉、浜脇温泉、観海寺温泉、堀田温泉、明礬温泉、鉄輪温泉、柴石温泉、亀川温泉。
これらの温泉を総称して「別府八湯」と呼ぶのですが、今回はその中の「鉄輪温泉」を目指します(*'ω'*)/
別府駅から鉄輪温泉までは約7kmほど離れています。
さすがに歩くと大変なので駅前から出ているバス、またはタクシーを利用しましょう。片道15分ほどで到着します(^^)
ところで、「鉄輪」の読み方は大丈夫でしょうか?
「てつわ」や「てつりん」と読んでしまいそうですが、正しくは「かんなわ」と読みます。正直初見では読めないですよね(;^ω^)
ちなみに別府八湯のひとつ「明礬温泉」の「明礬」は「みょうばん」と読みます。難読漢字!!
別府駅前からタクシーで約15分。鉄輪に到着しました!
雲ひとつない良いお天気♪視界の奥へと連なる山々が綺麗ですね(*´ω`)
ここからそれぞれの温泉へ赴き、あとはゆっくりと湯を楽しむ・・・のも確かに別府の楽しみ方のひとつですが、今回は"見て楽しむ別府"旅!
温泉に浸かるのとはまた一味違った別府の魅力を紹介していきます!!
じゃあ何をするの?ということなのですが・・・今回楽しむのはこれだ!
別府地獄めぐり!!
なんと別府では地獄を見て回ることができるんですね~(*´ω`)
どんな光景が広がっているのか非常に楽しみです!
別府地獄めぐりで回る場所は全部で7ヵ所。
入場料はそれぞれの場所で必要になるのですが、最初から全てを回る予定なら上の写真のように7ヵ所の入場券が綴られた共通観覧券を購入するのがおススメです!
こちらを買っておけばそれぞれの場所で入場料を支払う手間が省けてスムーズですし、なにより値段的にかなりおトクになります。
各地獄の入場料は一律で大人(高校生以上)が400円。7ヵ所全ての入場料を個別で支払うと400円×7ヵ所で合計2800円必要になります。
それに対し共通観覧券は大人(高校生以上)が2000円。800円もおトクになります!
入場がスムーズになることも考慮すると、「7ヵ所全て回る!」とまではいかずとも5ヵ所以上回るつもりがあるなら共通観覧券を買ってしまってもいいかもしれませんね(*'ω'*)
では早速最初の地獄にお邪魔しましょう!
まずは「海地獄」!!
青い!めちゃくちゃ綺麗!!(*´▽`*)
「地獄」という名前が似合わないくらい美しい光景ですよね♪
ただ、この涼しげな青とは対照的にお湯の温度は約98度もあるそう。絶えずモクモクと湯気が出ているのも納得です(;・∀・)
ちなみにこの湯気、めっっっっっっちゃくちゃ濃いです!!
4枚目の写真を見てもらうとわかりやすいと思うのですが、カメラを構える僕の影がはっきりと映り込んでますよね。このくらい濃い湯気が常にモクモクと立ち昇ってます。
なので、綺麗な青い温泉面をしっかり写真に収めるのも実は一苦労だったり・・・(;^_^A
海地獄を見て回ってるときに「あれ?曇ってきた?」と思って空を見上げたら、立ち昇る湯気の陰に入ってただけ、なんてこともありました(汗)
本当に地球のパワーを感じます(*≧ω≦*)
この他にも海地獄では温泉熱を利用してアマゾン原産のオオオニバス(大鬼蓮)や熱帯性睡蓮の栽培も行われています。
開花時期は5月上旬~11月下旬で朝方が見ごろだそうです。
僕が訪れたのは朝8時半頃だったので、ちょうど開花した睡蓮の花を見ることができました!
水面に揺れる睡蓮の花。本当に綺麗で見惚れてしまいます(*´ω`)
海地獄のすぐ近く、「鬼石坊主地獄」!
灰色の熱泥が常にポコポコと沸騰している様子を見ることができます。
この熱泥、見た目の通り粘性があるので表現的には「ポコポコ」よりも「ボコッ、ボコボコッ」の方が近いかも。まるで灰色の溶岩が沸騰しているかのようです。
泉温は約99度。溶岩とまではいかずとも、かなりの高温ですね(◎_◎;)
沸騰する熱泥の形がまるで坊主頭のように見えることから「坊主地獄」と呼ばれるようになったそうです(^^)
次々に膨らんでは弾ける熱泥。不思議と見ていて飽きないんですよねぇ・・・(*´ `*)
リラックス効果?w
この他にも鬼石坊主地獄には「鬼の高鼾(たかいびき)」という噴気口があります。
その昔、鶴見岳から吹き下ろす風(鶴見颪)の寒さに震えあがった鬼たちが、この噴気口の石の中に身体をうずめて寒さを凌ぎつついびきをかきながらうたた寝をしていたそうです。
ちなみにこの噴気口から噴き出す噴気の温度は約100度!!
鬼、強いな・・・(;'∀')
鬼石坊主地獄から少し坂を下ると「かまど地獄」に着きます。
なかなか特徴的な名前ですよね!
昔、ここの噴気を利用して氏神 竈門八幡宮の大祭にお供えするご飯を炊いていたことが名前の由来となったそうです。1枚目の写真でお釜の上に立った鬼が金棒と共にしゃもじを持ってるのも名前の由来を考えると納得ですね(*´ω`)
ここでは温泉の様々な性質や特徴を見て回ることができます。
同じ温泉でも成分や温度が全く違ったり、時期によって突然色が変化する温泉があったり。。。
本当に興味深いものばかりで、隅から隅までじっくりと見て回っていると時間なんて一瞬で過ぎ去ってしまうほどです。ある意味、温泉のことを学習するうえで最も有意義な場所ではないでしょうか(^^)
この他にも、足湯があったり線香の煙を噴気に向かって吹き掛けることで噴気が瞬間的に何倍にも多く濃くなる現象の実演があったりなど、かまど地獄は"浸かって楽しむ温泉"ではなくまさしく"見て・体験して楽しむ温泉"、まるで温泉のアミューズメントパークのような施設となっています(*^^*)
その中でも僕が特に注目したのは上の2つの場所!
1ヵ所目は「温泉吸入」!
温泉の蒸気を顔いっぱい喉いっぱいに浴びることができます。
元合唱部で元俳優・声優、そして肌激弱の僕ですから、喉のケアも肌のケアも興味津々です。
もちろん体験しましたよ温泉吸入(*´ω`)
硫黄の香りが強いのかと思いきや意外とそうでもなく、本当に美肌スチームといった感じでさっぱりと浴びることができました。ただ、なにぶん蒸気量が多いので浴びる瞬間「うおっ!煙たっ!!(;゚Д゚)」とびっくりしてしまいます(笑)
2ヵ所目は「飲泉」!
読んで字のごとく、ここでは温泉を飲むことができるんです!これは珍しい!!
備え付けてある紙コップに少量汲んでいただきます。温度は約80度あるのでくれぐれも火傷には気を付けましょう。
恐る恐る口に含みます。
味は・・・・・・・・・・・!!!
これが意外とイケるんです(*'▽')!!
こちらも硫黄の香りが強いのを覚悟しましたが、全然そんなことはありません。むしろ、ほんのりと塩味がついててちょっと美味しいかも(*´ `)
見て・触れて・飲んで!
かまど地獄は多角的に温泉を楽しむことができるとても貴重な場所ですね(*´▽`*)
かまど地獄のすぐ目の前。次は「鬼山地獄」です!
ここは世界初の養鰐場として知られていて、温泉やその蒸気を利用して現在約80頭のワニが飼育されています。
「ワニばっかりでつまらなさそう・・・」なんて馬鹿にしちゃいけません!!
どいつもこいつもめちゃくちゃデカい!!!
大きな鱗に重量感のある足、長い尻尾に存在感のある大きな口と牙・・・!
とにかく迫力がものすごいんです!!
「マジでモンスターじゃねぇか・・・(◎_◎;)」と冷や汗をかいてしまいます(ワニさんには失礼かもしれませんが(;^_^A)
上の写真のワニは三代目 イチロウ君。
体長は約4mもあり、もう説明不要でスーパーデカいっ!!
ちなみに施設内の建物の中には、73才で天寿を全うした初代 イチロウ君の剥製が展示されています。
こちらは飼育ワニとしては長寿、大きさ共に世界一だそうで、その体長はなんと約5~6mッ!口の先から尻尾の先までの長さは、下手したら街を走るバスよりも長いのではないでしょうか。
もうここまでくるとあまりの大きさにただただ絶句してしまいます(◎_◎;)
そんな大迫力のワニ達ですが、意外にも日中はジッとしてることの方が多いようです。
夜行性なので基本的に昼間はのんびり日向ぼっこをしてるかお昼寝をしています。
最初はその迫力に圧倒されてましたが、じっと日向ぼっこしてる姿やその寝顔をじっくり見てるとなんだか可愛く思えてくるのですから不思議なものです( *´艸`)
鬼山地獄を出る頃には、のんびりと過ごすワニ達を見てすっかり癒された僕なのでした(*´Д`)
鬼山地獄から少し坂を下ると見えてくるのが「白池地獄」。
文字通り白濁した温泉を見ることができます。周囲を囲む木々の緑とのコントラストが綺麗ですよね(*´ω`)海地獄のコバルトブルーもいいけど、白池地獄の青白色も見惚れてしまうほどの美しさがあります。
この白池地獄の湯、実は最初から青白色をしているわけではないんです。
噴出時は無色透明の湯なのですが、池に落ちて温度と圧力が下がる際に写真のような青白色に変化するのだそう。
本当に別府の温泉は不思議がいっぱいですね!
ここでの楽しみは青白色の温泉池だけではありません♪
白池地獄の熱帯魚館では温泉の熱を利用して飼育されているアマゾンの熱帯魚を見ることができるんです!
しかもこの魚達もどいつもこいつもデカいんですよまたこれが!!(゚д゚lll)
体長1mを超える魚達があちこちで悠々と泳いでいます。
もし突然水に落とされて周りにこんな魚達が泳いでたら・・・仮に人を襲う魚じゃないとしても確実にパニックになりますね((( ;xДx)))
とはいえ、普段は絶対に見られない魚達を観賞できる貴重な機会。
ゆっくりじっくり堪能させていただきました(*´ω`)♪
では、ここから少し移動時間となります。というのも、次の地獄へは少し距離があり約3kmほど離れているんです。頑張ればまぁ歩けなくはないですが、タクシーやバスを利用するのが一般的です(^^)
白池地獄から更に坂を下っていくと鉄輪のバス乗り場があるので、そこからバスに乗車しましょう。バスは15~30分に1本の間隔で運行されています(*´ω`)
さて、ここまで5つの地獄を見てきましたが、少し疑問に思うことはないでしょうか?
「地獄」とは言うものの、どの場所も悪いことをした人が落とされるあのおどろおどろしい地獄のイメージとは少し違う気がします。
鬼石坊主地獄は熱泥がボコボコ沸騰してはいるもののそこまで大規模ではないので恐ろしいと言えるほどのものではないし、かまど地獄はいろいろ体験できて楽しい場所だし、海地獄や白池地獄はむしろ景色が美しい場所だし・・・。
鬼山地獄はワニがたくさんいるから確かに恐ろしいのかもしれないけど、そもそも地獄にワニっているんだっけ?という感じですよね(´ `)?
仏教における「地獄」とは、生前悪い行いをした者がその罰を受けるために落とされる場所とされています。悪行の種類、重さなどの違いから行き着く地獄は様々で、更にそこで行われる責苦の種類もたくさんあるので、ひとくちに「地獄」と言っても実はいっぱい種類があるんです(・_・;)
ただ、一般的に「地獄」と言ってイメージされやすいのは仏教の「八大(八熱)地獄」ではないでしょうか。
八大(八熱)地獄の各名称は以下の通りです↓↓
(※各地獄の内容については詳しく説明すると少々グロテスクになるので超大まかに説明しますね)
・等活地獄…めちゃくちゃ痛い地獄。
・黒縄地獄…めちゃくちゃ熱くて痛い地獄。
・衆合地獄…めちゃくちゃ苦しくて痛い地獄。
・叫喚地獄…恐ろしく熱くて痛い地獄。
・大叫喚地獄…更に恐ろしく熱くて痛い地獄。
・焦熱地獄…今までの地獄が天国のように思えるくらい熱くて痛い地獄。
・大焦熱地獄…更に今までの地獄が天国のように思えるくらい熱くて痛い地獄。
・阿鼻地獄…もはや想像できないくらい熱くて苦しくて痛い地獄。
ん?今回巡っている地獄の名前は全く見当たりませんね。
ワニが出てくる地獄なんてひとつもありませんでしたし、そもそも八大地獄に対して別府地獄めぐりは7ヵ所。数も全然違います。
じゃあ、別府地獄めぐりの「地獄」って何なんでしょうか?
今でこそきちんと整備され安全に観光できる場所となっていますが、昔、別府周辺は火山活動による高温の噴気・熱泥・熱湯があちこちで噴出する非常に危険な場所でした。人々はその光景を見て「まるで地獄のようだ」と忌み嫌いました。
そこからこの地が「地獄」と呼ばれるようになり、いつしか噴気や熱泥、熱湯が噴出する場所とその周辺を「地獄」と呼ぶようになっていったそうです。
これが別府の「地獄」。
海地獄やかまど地獄も「地獄に落ちたらこんな場所(地獄)があるよ」というイメージネームではなく、シンプルに噴気や熱湯が出ている所一帯を指すエリアネームだったんですね(^^)
ちなみに、いかにも地獄っぽい印象の鬼石坊主地獄の「鬼石」や鬼山地獄の「鬼山」も元々はそれぞれの噴気口がある場所の地域名なんです。
仏教の地獄を連想してはいるものの、別府の"地獄"は仏教の中で説かれている"地獄"とはまた別物なんですね!(*´ω`)
バスまたはタクシーに乗車して10分足らず、次の地獄「血の池地獄」に到着です!
名前の通り、血のように真っ赤な温泉池が広がっていますね・・・!!
僕の主観ではありますが、別府地獄めぐりの中でも血の池地獄は特に有名なような気がします。他の地獄のことは知らなくても、血の池地獄は知っている、または名前を聞いたことがある、という人も少なくないのではないでしょうか。
先程説明した通り、別府の"地獄"と仏教の"地獄"はまた別物なんですが、それでもこの血の池地獄の光景はおどろおどろしい仏教の地獄世界にも存在していそうでそのイメージにぴったりマッチしますよね!
また、文豪 芥川龍之介の短編小説『蜘蛛の糸』の作中で、主人公の犍陀多(かんだた)が落とされて苦しんでいたのは、まさしく地獄の底にある血の池でした。
そのようなことから、血の池地獄は別府地獄めぐりの中でも特に知名度が高いのではないでしょうか(^^)
それにしても赤いなっ!!
周囲に茂る草木の緑との対比効果もあってか想像していた以上に赤く感じます。
これ日中だからいいですけど、暗くなってからこの光景を見たら結構本気で怖そう・・・(◎_◎;)
ちなみに、血の池地獄は日本最古の天然の地獄だそうです。
噴出・堆積する熱泥の中に化学反応で生じた酸化鉄や酸化マグネシウムなどが含まれているため、このように赤く見えるのだそう。
敷地内には広い売店もあって別府の名産品やオリジナルグッズなどかなり充実の品揃えとなっています♪また、血の池地獄の粘土から作られた塗り薬「血の池軟膏」も販売されており、こちらは火傷やしもやけに効果があるそうです(*^_^*)
血の池地獄のすぐ近く、別府地獄めぐり最後の地獄「龍巻地獄」に来ました!
入り口を入ってすぐの売店を抜け外に出ると、そこには岩で囲われた温泉池が。
ここが龍巻地獄で間違いないようですが、規模も小さいし湯気もほとんど出ていません。他の地獄に比べてなんか地味・・・(;^ω^)
・・・なんて思っていると・・・!!!
岩の中からいきなり噴水がっ(゚Д゚;)!!
そう、これがこの地獄の本当の姿!
龍巻地獄は間歇泉(かんけつせん)なんです(^^)
間歇泉とは、地下の圧力の高まりによって一定周期で水蒸気や熱湯を噴出する温泉のこと。言わば天然の温泉噴水です♪
「一定周期で」と言っていることからもわかるように、間歇泉は噴出と休止を交互に繰り返します。世界の間歇泉を見てみると、数日から数週間の休止期間の後、最大1時間以上にわたって噴出し続けるといったものもありますが、こちらの龍巻地獄はその周期が非常に短いのが特徴です。
龍巻地獄の休止期間は30分~40分、噴出時間は5分~10分ほど。
なので、龍巻地獄に到着した時点で噴出が始まっていなかったとしても、最大30分ほど待てば必ず噴出している姿を見ることができますし、一度噴出が始まれば最低5分は噴出が続くのでゆっくり観賞してから写真撮影をしても全然間に合います(*^ω^*)
それにしてもすごい勢いと湯気の量です(;・∀・)
休止中の地味な光景が嘘のよう・・・。
安全のため岩の囲いが設けられていますが、それが無ければ最大30mくらいの高さまで噴き上がるそうです!地球のパワーって本当にすごいですね!!
豪快に噴き上がる姿の中でキラキラと煌めきながら飛び散るしぶきがとても綺麗(*´ `)
この日は天気が良かったので龍巻地獄に虹が架かる様子も見ることができました!
上の1枚目の写真、薄っすらと虹が架かってるのわかりますか?(*^^*)
心打たれたり驚いたり、癒されたりちょっぴり怖かったり。
様々な感動の中で今回の別府地獄めぐりは幕を閉じました。
いやぁ~本当にめっっっちゃくちゃ楽しかったです(*≧▽≦*)!!
あまりにも楽しくてはしゃぎ過ぎて、地獄めぐりが終わった後くたくたに疲れてしまったほどでした(;^_^A
各地獄をめぐって集めるスタンプラリーもばっちり制覇しましたよ!
初めての地獄めぐり。
ここ別府の地獄でしか見られない貴重な光景をたくさん見ることができました。
たぶん季節が変わればまた違った姿を見ることができるはず!こんな贅沢な旅、一度きりではもったいないので、季節を変えてまた訪れたいと思います(*´▽`*)
マジでめっちゃ楽しかったなぁ( *´艸`)
地獄めぐりでお腹減ったのでちょっとご飯食べましょう♪
血の池地獄へ向かうバスに乗車した鉄輪のバス乗り場から更に坂を下り、路地に入って少し歩くと見えてくる「かんなわ豚まん本舗」さん(*^^*)
ここの「豚まん」が絶品なんです♪
元々は地元鉄輪の主婦の皆さんが催事のときにボランティアで作っていたものでしたが、それが美味しいと評判になりこうして販売されるようになったのだそう。餡も皮もすべて地元の主婦の皆さんの手作りです(*´ω`)
皮はずっしりと重くてふわふわもちもち♪
たっぷり詰まった餡には特製ダレの甘辛い味がしっかり付いていて非常に美味♪♪
形は少し無骨ですが、それがまたイイ♪♪♪
これは評判になるのもわかりますっ(*>ω<*)!
お店の方もとても気さくにお話ししてくださり、そのアットホームな雰囲気に、初めて来たのに思わず「お母さん、ただいまです!」と言いたくなってしまいます(*^^*)
地元のお母さんの絶品豚まんが味わえるお店「かんなわ豚まん本舗」さん!
別府 鉄輪を訪れた際はぜひ(^^♪
いかがだったでしょうか(^^)
今回は"見て楽しむ別府"と題して別府地獄めぐりと共に鉄輪を旅してみました!
ついつい"浸かる"ことばかりに意識が向きがちな温泉ですが、こうして少し角度を変えてみると、浸かること以外にも貴重で素敵な瞬間をたくさんくれることに気付くことができました!温泉ってこんなにもたくさんの魅力があるんですね!(´▽`*)
とはいえ、今回僕が楽しんだ事もまだまだ別府の魅力の一部分にすぎないのでしょう。
知らない魅力がまだいっぱいある気がする・・・というか、絶対ある!!
これは繰り返し遊びに来る必要がありますね!(*^▽^*)
日本一のおんせん県の素敵な温泉街。
みなさんもぜひ訪れてみてくださいね!
潮待ちの風はみかんの香り ~広島県 呉市 大崎下島~
僕が生まれて初めて一人旅をした地、広島県。
それまで生まれ育った関西すら一人で出たことが無かった僕が、右も左もわからない、どこに何があるのかもわからない、その日の宿すらも確保していない、ただ行きと帰りの夜行バスだけを予約して、ほとんど勢いと投げやりな気持ち(※)だけで歩いた土地。(※当時傷心状態だったので・・・(;^_^A←ちなみに失恋じゃないよ)
あの日のことは今でもはっきりと思い出すことができます。
空の青さ、陽の眩しさ、風の香りに空気の温度。それらと相対するように心に広がる、見知らぬ土地にたったひとりという寂しさや不安、締め付けられるような痛み。
僕にとっての初めての一人旅 広島旅は、実は”楽しい”ばかりではない、光と闇の二面を持った旅だったんです。。。
そんな僕も今では自他共に認めるシングルトラベラー!
かつてはいろんな思いが渦巻く中で歩いた広島も年に1回は必ず訪れる大好きな土地、第二の故郷になりました(*^^*)
今日の旅の舞台は、広島県 呉市。ただ、戦艦 大和が有名な呉の街ではなく、瀬戸内海に浮かぶ小さな島 大崎下島を歩いていきたいと思います!
賑やかで華やかな雰囲気とはまた違った”呉”を感じてみてください(*^▽^*)
大崎下島への交通アクセスは主に2種類。車で行くか、船で行くか。
車で行く場合は、呉市川尻から安芸灘大橋を渡り、下蒲刈島、上蒲刈島、豊島を経由して大崎下島へと向かいます。
ただ、僕は毎回竹原市の竹原港から船に乗って大崎下島へと向かいます。
「船が好きだから」という理由ももちろんありますが、僕が大好きなアニメ『たまゆら』の作中で主人公の楓(ふう)ちゃんたちが大崎下島へ向かう際は毎回竹原港から船に乗って向かっているのが一番の理由です。
たまゆらファンにとっては竹原港から船に乗ることも大事な聖地めぐりのひとつなんです(^^)
上の写真、フェリーが入港してきましたね!
これに乗って大崎下島へ向かうのでしょうか・・・?
・・・と思ったあなた!残念!!
大崎下島へはこちらの高速船「かがやき2号」で向かいます!
「え・・・小っさ・・・」と思うなかれ!
フェリーよりも断然速く海を駆けていきます!!
このスピード感が楽しいんですよ( *≧艸≦)
この「かがやき2号」1隻でしか運航していないので、乗船する際は時刻表をしっかり確認してチケットを買いましょう。乗り遅れると次の便まで最低でも約2時間待ちとなります(゚д゚lll)
「かがやき2号」乗船!
見た目のコンパクトさとは裏腹に船内は広々としていて、真ん中の通路を挟んで、右に2列、左に3列のシートが並びます。朝一の便に乗船したのでほとんど貸し切り状態になってますね!
僕が座るのは決まって左側3列シートの1番窓際。
理由はもちろん『たまゆら』のみんなが座った場所だから( ´∀`)b
竹原港で乗船して下船するのは大崎下島の御手洗(みたらい)港または大長港。
ただ、御手洗港に停船するのは1日のうち2便だけなので、ほとんどの場合は大長港で下船することになります。
朝一の便は御手洗港に停船するので今回は御手洗港で下船することにしました。
竹原から御手洗。片道約45分の船旅です(*´ω`)
竹原港と大崎下島を結ぶ航路は、瀬戸内海に浮かぶ無数の島々の間を縫うように進む航路となっているため航行中も様々な島が船窓の外を通り過ぎていきます(*^^*)
その中でもぜひ見ていただきたい島がこちら!
やけに物々しく機械っぽい島ですよね!
この島は「契島」。別名「瀬戸内の軍艦島」とも呼ばれている島です。
契島は竹原市の沖合約4kmに位置し、竹原港を出港するとすぐに見えてきます。
島のほぼ全体を東邦亜鉛株式会社という会社が所有しており、鉛を製錬するための工場や物流センター、社員住宅が建ち並びます。日本の約40%の鉛をこの島で製錬していて、さらには鉛鉱石から製錬を行っている工場は国内ではこの契島の工場のみだそうです。すごい!!
「ぜひ上陸して散策してみたい!」という気持ちになってしまいますが、上にも書いた通りこの島は東邦亜鉛株式会社が所有している島。つまり島の陸地は”会社の敷地”ということになります。なので、もちろん関係者以外立ち入り禁止ですし、島内を見学してまわることなどもできませんのでご注意ください。
・・・とはいえ、こうして島の外から見るだけでも十分な迫力を感じることができます。竹原港を出てすぐの必見ポイントです(*≧ω≦*)
竹原港を出発して10分少々。早くも大崎上島の陸地が見えてきました。
ここから高速船は大崎上島の港を経由しつつ終点の大崎下島 大長港へと向かいます。
竹原・大長航路で寄港する港は全部で8港。
竹原港、めばる港、一貫目港(木江港)、天満港、沖浦港、明石港、御手洗港、大長港です。このうち、めばる港から明石港までの5港が大崎上島です。
大崎上島は、大崎下島の北東に位置する島で柑橘栽培を中心とした農業と造船業が主産業です。ただ、近年では少子高齢化や都市部への人口流出などの影響もあってか廃業してしまっている会社も多いよう。高速船からもすっかり寂れてしまった造船施設を見ることができます。
海風に吹かれ錆びついてしまった機械たち。「ひとつの風景」として捉えるとこれはこれで味があって良いようにも思えますが、「人がいなくなってしまった場所」として捉えるとやはり少し寂しくもなってしまいますね。。。
朝の海風が気持ちいい(*´ω`)
大崎下島は島面積が17.82㎢、島の周囲が約26kmの島で、大長みかんや大長レモンといった柑橘果物の栽培や漁業が盛んです。
江戸時代以降、船舶の寄港地として賑わい、ここを訪れた船がこの島でいい潮の流れが来るのを待って出航していったことから「潮待ち島」「風待ち島」とも呼ばれるようになりました。
『たまゆら』作中では、主人公のひとり 桜田 麻音(まおん)ちゃんの実家がある島として描かれています。まるで時間がゆっくりと流れているような、僕の大好きな島です(*´ω`*)
ではさっそく御手洗を歩いていこう!・・・と思うのですが、改めて地名の読み方は大丈夫でしょうか?(笑)
「御手洗」と書いて「みたらい」と読みます。
「おてあらい」ではありませんw
難読漢字というほどではありませんが、結構読み方を迷ってしまう地名ですよね(*´ω`)
写真の案内板に書いてある通り、御手洗には「町並み保存地区」があり江戸時代から昭和初期にかけて建てられた貴重な建物が数多く残されています。これらは重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、かつての御手洗の姿を現在まで伝えてくれています。
ちなみに、先程高速船「かがやき2号」に乗船した港 竹原にも町並み保存地区があります。こちらにも非常に貴重な建物が数多く残されているので、御手洗を訪れる際はぜひ竹原町並み保存地区にも訪れてみてください!
↓↓過去の竹原記事↓↓
先程の案内板の横の小路を入ると、そこはもうゆったりとした時間が優しく流れる古き良き趣きのある風景。ここから御手洗の町並み保存地区となります。
周りの景色をじっくり味わいながらゆっくりゆっくり歩きたくなる素敵な場所です(*^^*)
風情ある町並みに香るのは、すぐ横の山から香ってくる草木の香り。
風が吹けば穏やかな瀬戸内海から潮の香りが流れ込んできます。
『たまゆら』作中でも主人公 楓(ふう)ちゃんたちが町並み保存地区を散歩するシーンがあります。みんなどんなことを思いながらこの道を歩いたんだろう。
作中の風景を重ねながらゆっくり歩きます(*´ω`*)
町並み保存地区を歩いていくとこんなノスタルジックな看板にも出会うことができます。
見ての通り学校の(たぶん通学路を示す)看板ですが・・・
なんか疾走感がすごいですよねwww
全力でダッシュしてるのか、それとも何かを思いっきり飛び越えてるのか・・・。
とにかく、看板に描かれた子の溢れんばかりの元気が伝わってきます。
ちなみにこの看板も『たまゆら』の聖地のひとつ。
作中では主人公のひとり のりえちゃんがこの看板のマネをして「ゔ・・・足がっ・・・!(◎_◎;)」となりますw
町並みを抜けて少し海の方に出てみましょうか!
瀬戸内の海は波が少なく穏やかで、写真のように天気のいい日は本当に魅入ってしまうほど綺麗な深い藍色を見せてくれます。海から吹いてくる少しひんやりとした風が心地いい(*´ω`*)
写真の白い塔は「高どうろう」。
江戸時代に、今でいう灯台として使用されていたものです。
もちろん今はもう火が灯されることはありませんが、その白く美しい姿は今も健在です。かつてはこれが大崎下島への目印として活躍してたんですね(^^)
『たまゆら』作中でも主人公のみんなが訪れる御手洗の観光スポットです!
先程の高どうろうから海沿いを御手洗港方面に歩いて行くと、他の建物とは少しだけ雰囲気が違う建物が見えてきます。ちょうど海側にせり出した陸地の先端、のんびりと海風を感じるのにはうってつけの場所に建てられた建物。
ここは「七卿落遺跡」と呼ばれる建物です。
聞くからにバックストーリーがありそうな名前ですよね(;^_^A
幕末の文久3年。幕府への攘夷委任を支持する勢力が攘夷親征を企てる攘夷派の公家を朝廷から排除するという政変(八月十八日の政変)が起こりました。このとき7人の公家(七卿)が京都を追放され長州藩(今でいう山口県)へと落ち延びたのですが、この追放された7人のうち、リーダー格の三条実美を含む5人が長州へと逃げる途中に立ち寄ったのがこの建物なのだそうです。
だから「七卿落遺跡」なんて意味深な名前だったんですね!
ちなみにこの7人は無事長州藩へと逃げ延びます。
その後、赦免され官位が復されたあとはそれぞれが明治政府の要職に就き、新しい時代の中で活躍したそうです。
「七卿落」なんて少し物騒な響きの名前が付いていますが、決して怖い過去があった建物ではないのでご安心ください(^^)
そんな幕末の歴史が詰まった「七卿落遺跡」は、実はたまゆらファンにとっても大事な建物なんです(*^^*)
『たまゆら』作中では、親元を離れて竹原で一人暮らしをする桜田 麻音ちゃんの実家「旅籠 のどか亭」としてこの建物が登場します。
『たまゆら』のお話の中でも特に心温まるエピソードが多い大崎下島の回。のどか亭でのお話は僕も大好きで、何回も観返してしまうほどお気に入りです(*´ω`)
天気のいい日は、地元の方が上の写真のように縁側の雨戸を開けてくれます。
主人公 楓(ふう)ちゃんたちの先輩 かなえ先輩が優しく話しかけてきてくれた麻音ちゃんのご両親に思い切って卒業することへの不安や寂しさを打ち明けたのもこの縁側。
かなえ先輩と麻音ちゃんのご両親がお話しをしたそのときも、今僕が感じているのと同じように、ここには優しい海風と潮の香りが満ちていたんでしょうね(*^^*)
ちなみに余談ですが・・・
麻音ちゃんのお父さんは古川 登志夫さんが、お母さんは平野 文さんが演じていらっしゃいます。・・・アニメ好き・声優好きの方ならビビッ!ときたでしょうか?(^^)
有名なカップルですよね!
ヒント)???「ダーリン好きだっちゃ!」
七卿落遺跡の目の前には白い鳥居と穏やかな大崎下島の海が広がっています。
大崎下島で自分の中にある卒業への不安や寂しさと向き合い、それを克服したかなえ先輩がまたいつも通りの優しい笑顔を見せてくれるのが、この鳥居の下です。
『たまゆら』の中でも特に印象的なシーンのひとつ(*´ω`)
確かに、この広い空と優しい海を見てると心の迷いなんて溶け去っていくような気がしますね。
ちなみにもうおわかりかと思いますが、
僕かなえ先輩大好きですw(*'▽')b
七卿落遺跡の裏手側と言えばいいでしょうか。先程の白い鳥居から見ると、七卿落遺跡を挟んで反対側になります。
ここも大崎下島に来たならぜひ見ていただきたいポイントなんです。
この建物。トイレです。
そう、御手洗いです。
御手洗の御手洗いです!!
・・・別に寒いダジャレをかましてるわけじゃありませんよ!
ここもれっきとした観光スポット(?)なんです。
その証拠にほら!最初に見た案内板にも「御手洗の御手洗」ってちゃんと書いてあるでしょ?w
見るだけもよし!実際に利用してみるのもよし!
御手洗のセンスに富んだ観光スポットです(*´▽`*)
先程の七卿落遺跡の前の道を入っていくと、一際大きくモダンなデザインの建物が見えてきます。
ここは「乙女座」。
昭和12年に当時の御手洗町長が「町民の文化向上に貢献するために」と私財を投じて建てた劇場で、当時の建築の粋を集めたモダン劇場でした。完成後は映画、舞台演劇、大道芸の劇場としてだけでなく、大崎下島の特産品であるみかんの選果場としても使用されたそうです。
その後長く空き家となっていましたが、地元の人々の強い要望を受け2002年に創業当時そのままの姿で復元され、現在でも舞踊、漫才、映画やその他イベントの際に活用されています(^^)
もちろん『たまゆら』作中にも乙女座は登場します。
幼少期の麻音ちゃんが憧れの人に夢をもらった場所。それがここ、乙女座です(*^^*)
乙女座の中に入ってみましょう!
なんと、乙女座はイベントなどが無い日でも一般に開放されているんです!劇場としては非常に珍しい!!
入館料は大人 200円、高校生 120円、小中学生 80円。
入り口の靴箱近くに置いてある入館料箱に入れましょう(*'ω'*)
場内は写真の通り畳敷き!上にも書きましたが、創業当時そのままの姿です(*´▽`*)
畳の客席はもちろん、舞台下手(しもて)の花道や吊るされた提灯、天井の梁や通路の手すりまで非常に美しい・・・。劇場なので防音性はとても高く、館内に入ると外の風の音や波の音、道を走る車の音などは一切聞こえてきません。
提灯の明かりと静寂に包まれた空間。
思わず息を飲んで魅入ってしまうほど幻想的な世界です。
壁には、当時実際に乙女座に掛けられた数々の映画のポスター看板が展示されています。現在ほど印刷技術が進歩していなかったため、これらのポスター看板は全て職人さんによる手描きで作成されていました。
写真では少しわかりづらいですが、間近で見てみると一本一本の線の揺れや絵の具のムラなどが見てとれて、手描きの味わいを感じることができます(*´ω`*)
そんなポスター看板を見ていくと、なにやら一際アニメタッチで存在感のある一枚が。。。
そう!何を隠そうこの娘が、『たまゆら』の主人公のひとり、通学のため親元を離れ竹原で一人暮らしをし、大崎下島の「旅籠 のどか亭」を実家にもつ女の子 桜田 麻音(まおん)ちゃんです!!
歴代の大スターの横に並んでも変わらないこの柔らかい笑顔!ステキです・・・(感涙)
上にも書いた通り、幼少期の麻音ちゃんはここ乙女座で憧れの人から夢をもらいます。
それ以来、自分の生まれ育った大好きな故郷のこの乙女座の舞台に立つことが麻音ちゃんの目標のひとつとなります。・・・が!なんかいろいろあっていきなりその目標が叶っちゃいました!!というお話が『たまゆら』本編にあります。
このポスター看板の絵はまさにそのエピソードのときのもの。
作中ではこうしたポスター看板が掛けられることはありませんでしたが、描かれた麻音ちゃんの笑顔を見てると、まるで自分が『たまゆら』の世界に居るかのように思えて、大きな目標を叶えた麻音ちゃんのことを誇らしく思ってしまいます( *´艸`)
ちなみに、このポスター看板自体は2015年のたまゆらイベント「桜田麻音ステージショーin乙女座」で使用されたものです。
出演者のところを見ると、桜田 麻音役の儀武 ゆう子さん、ももねこ様役の福井 裕佳梨さん、篠田 こまち役の広橋 涼さんの他、たまゆらの音楽演出を担当されている佐藤 恭野さんも出演されていますね!
右を見ても左を見ても感動ばかりの乙女座。
僕はウズウズしていました。
映画や舞台演劇の劇場として造られた乙女座。
かくいう僕も、元合唱部・元役者なのでかつては”舞台”というものととても近い存在でした。
乙女座の舞台に上がってみたい・・・。
ただでさえ歴史のある劇場なうえに、たまゆらの聖地であり、作中では麻音ちゃんが立った舞台でもあり、2015年にはたまゆらに出演されている声優さんたちや佐藤 恭野さんが立った舞台。
なんかそう思うとお腹痛くなるくらい恐縮ですが・・・
勇気を出して乙女座の舞台に上がってみました。
が、舞台上からの写真は撮りませんでした。
感激と感動で写真どころじゃなかった、というのもありますが、役者・歌手など舞台に上がる者にとって舞台上とは聖域。そんな場所に今や役者でも歌手でもない僕が足を踏み入れるというだけでも恐れ多いのに、更にそこからの景色を写真に収めることなんて到底できませんでした・・・。
舞台から見える景色は、舞台へ上がった者だけの宝物。
こうして上がらせてもらえただけで十分です(*^^*)
話を戻して・・・
舞台へ上がった僕は、感激と感動そして恐縮で震えながらも「せっかく勇気を出して上がったんだからこの舞台を味わいたい」と思い、一曲歌ってみました。
『無伴奏混声合唱のための「カウボーイ・ポップ』(信長 貴富 作曲)より「ヒスイ」
(↑めっちゃ良い曲です。知ってる人いるかな?(^^))
~♪ ~♪ ~♪
・・・歌い終わった瞬間の感動ときたらもう・・・!!!
この辺自重なく喋ると延々と語り続けてしまうので、細かい感想は割愛しますが、
とにかく、めちゃくちゃ良い舞台でした!!
元々は舞台演劇や映画上映のために造られた劇場とのことですが、歌唱をするうえでも十分素晴らしい環境の劇場でした!
旅の途中での一幕でしたが、本当に夢のような時間でした(*´ω`*)
乙女座でホクホクした気持ちを抱えたまま、今度は海とは反対側、山の方へ向かってみましょう!
山の頂上へと続く細い散策路が伸びています。
ここは『たまゆら』作中で幼少期の麻音ちゃんが元気よく駆け上がっていた散策路。
同じように駆けていきたい気もしますが・・・
絶対におススメしません!!(笑)
写真の道はまだなだらかな場所ですが、この後に待ち受ける階段がマジで冗談じゃないほど長く急勾配となっています(;・∀・)
元気よく駆け上がるのは子供の特権。我々大人はゆっくり息を整えつつ登っていきましょう。
じゃないと脚の筋肉と肺にキますよw
それに道の途中にも見どころがいっぱいあるんです(*´ω`*)
山への散策路はみかん畑の中を突っ切るように伸びています。
なので、右にも左にも綺麗なみかんをたくさん見ることができるんです。
「これぞ瀬戸内!」って感じの景色ですよね!
僕が御手洗を訪れたこのときは11月。
ちょうど色付き始めたみかん畑を見ることができました。
緑の葉の中に実る綺麗な黄色たち。
見ていてとても可愛らしいです!(*´ω`)
可愛いみかんたちに癒されつつ(また悲鳴をあげる脚の筋肉と戦いつつw)頂上まで登りきると、そこにあるのは山のてっぺんの展望台「歴史の見える丘公園」です!
その名の通り、数々の貴重な歴史が残された御手洗の町を一望することができます(^^♪
『たまゆら』作中では幼少期の麻音ちゃんがひとり物語を考えて遊んでいた場所。そして、高校生になって友達となった主人公の4人 楓(ふう)ちゃん、かおるちゃん、のりえちゃん、麻音ちゃんが、(小さいときのことなので4人は覚えてないけど)実は幼少期にこの歴史の見える丘公園で一度出会っていた、という『たまゆら』のお話の中でも特に印象深い場所でもあります。
作中のシーンと重ね合わせつつ風景を楽しみます(*^^*)
ここから見えるのはなにも歴史ある町並みだけではありません。
視界の先の先まで広がる美しい海と島々も眺めることができます。
本当に溜め息が出るほど美しい景色です(*´ω`*)
ここまで登ってきた疲れなんて全部吹き飛んでしまいます。
「歴史の見える丘公園」。
美しい風景と、春は軽やかな小鳥のさえずり、夏は賑やかな蝉の声、秋は風情ある鈴虫やコオロギの鳴き声、冬はしんとした静寂が共に楽しめる御手洗随一の絶景スポットです。
大崎下島を訪れた際はぜひ登ってみてください(*^_^*)!
いかがだったでしょうか。
”呉”と聞くとどうしても戦艦 大和が有名で賑やかな呉市街を思い浮かべてしまいますが、こんなに穏やかで静かな”呉”もあるんですよ(*^_^*)
ゆったりと優しい時間が流れる大崎下島。
街の喧騒や日々の忙しさを忘れてのんびり過ごしに来るのもいいかもしれません(*´ω`*)
かつて、潮待ちの港として栄え、今でも貴重な歴史がたくさん残る島。
そして、桜田 麻音ちゃんの生まれ育った島!
みなさんもぜひ訪れてみてくださいね!