旅のかなたに

“旅”という言葉はいろいろな事に例えられます。 見知らぬ土地へ赴くのも“旅”。 何かを極めるのも“旅”。 時には人生そのものも“旅”と例えられたりもします。 “旅”の形は人それぞれ。 “旅”の意味も十人十色。 ここは私GIN〈ジン〉が 大好きな旅を中心に 自分の好きなものを まったり書いていくブログです。 よければゆっくりしていってね(^^)

暁の水平線に勝利を刻め!≪帝都防衛の要 横須賀鎮守府≫ ~神奈川県 横須賀市~

 

突然ですが!!

 

主な海上自衛隊の基地は日本国内に5ヵ所あります。全て言えますか?(*'ω'*)

 

 

 

海上自衛隊旧日本海軍が好きでないとなかなか5ヵ所全てを答えることは難しいかもしれません。ただ、海自のことは知らなくても「そういえば横須賀はなんかデカい船あったかも・・・」と真っ先に横須賀の名前を挙げる人は多いように思います。

さすがは東京から一番近い海自基地!全国放送のテレビ番組などで海上自衛隊が紹介されるときは、ほとんどの場合横須賀基地が映されていますからね!そういう意味では横須賀の海上自衛隊は印象に残りやすいのかもしれません。

 

 

 

海上自衛隊横須賀地方隊の前身横須賀鎮守府日本で最初に設置された鎮守府です。旧日本海軍の時代から現在に至るまで首都防衛の要としてその責務を担い続けています。

 

 

この記事では、海上自衛隊 横須賀基地の艦艇とその周辺を、僕の大好きなブラウザゲーム艦隊これくしょん~艦これ~』に絡めつつ紹介していきたいと思います(*^ ^*)

 

 

 

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まずは横須賀へのアクセスから。

 

電車を利用しての横須賀への行き方は大きく2つあります。

ひとつめは、京急電鉄本線を利用し「汐入」駅で下車する行き方、もうひとつは、JR横須賀線を利用し「横須賀」駅で下車する行き方です。

 

駅の位置的には横須賀駅の方が海上自衛隊に近いです。

ただ、双方の品川駅からの運賃と所要時間を比較すると・・・

 

                運賃    所要時間
京急電鉄  品川~汐入     650円   約50分
JR    品川~横須賀    814円   約1時間

 

となっており、東京方面から向かうのであれば京急電鉄を利用する方が少しお得です(^^)僕も横須賀へ行くときはいつも京急を使ってます♪

 

 

 

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しかし!今回は海上自衛隊 基地めぐり」ということなので、海自基地に近い横須賀駅からスタートすることにしましょう!

 

ちなみにこの横須賀駅、全国的にも珍しい“階段が無い駅”として有名だそうです。確かに駅構内にもホーム上にも階段が無い。。。マニアの方々の間では有名とのことですが、僕は言われるまで階段が無いことに全く気付きませんでした・・・。すみません(;^_^A

 

駅の前に佇んでいる可愛いキャラクターはよこすか海軍カレーの公式キャラクター「スカレー」ちゃんです!

5月20日生まれ、カモメの年齢で9歳だそうです。

趣味はカレーの食べ歩きとスプーン集めと飛行訓練。好きなものはもちろんカレー!行ってみたい場所はイギリスとのことですが、スカレーちゃんの公式Twitterを見てみると灰ヶ峰展望台(←呉市)も加えられていましたw

 

スカレーちゃんのプロフィールからもわかる通り、横須賀はカレーが有名です!ここは他の海自基地の街と同じですね(*'▽')ただ少し違うのは、横須賀は海“自”カレーよりも海“軍”カレーが有名だということ!

「海自カレーと海軍カレーって何が違うの?」という疑問が生まれると思いますが、それについては改めて別の記事で書こうと思っているので今回は詳しく触れません。

 

とりあえず「横須賀は海自カレーよりも海軍カレーが有名!」って覚えておいてください(*^-^*)

 

 

  

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横須賀駅を出て海側へ歩いていくとすぐ「ヴェルニー公園」という公園に入れます。そのままボードウォークをまっすぐ海沿いまで歩くとすぐ目の前には巨大な護衛艦が!自衛隊桟橋まではそこそこ離れているのですが、それでも護衛艦の迫力は十分に伝わってきます!

思わず「でけぇ・・・」と声が漏れてしまいますよ(^^)

 

 

 

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そのままテンションに任せて海沿いを歩きたくなると思いますがちょっと待って!!

逸る気持ちを抑えてぜひ行ってみてほしい場所があります。

 

横須賀駅側からヴェルニー公園に入ってすぐのところにある「ヴェルニー記念館」です。

この公園の名前にもなっている「ヴェルニー」とはフランスの技術者「フランソワ・レオンス・ヴェルニー」のこと。

ヴェルニーは1865年から1876年までの11年の間に横須賀造兵廠や横須賀海軍ドック、灯台など様々な近代施設の建設を指導し日本の近代化を支援しました。つまり「日本の近代化を支えた人」といっても過言ではない人物です。旧日本海軍の高い造船技術はこのヴェルニーが伝えた技術があってこそ確立できたものといえるでしょう。

 

 

 

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このヴェルニー記念館では、ヴェルニー自身の生い立ちや横須賀海軍工廠の歴史などを学ぶことができます。

 

館内に入った瞬間まず真っ先に目に付くのが、巨大な鉄の塊「スチームハンマー」です。スチームハンマーというのは、蒸気の力を利用して巨大なハンマーを持ち上げ、それを落下させる力によって金属素材を打ち伸ばす工業機械のことです。

 

このヴェルニー記念館には「0.5t 片持ち型スチームハンマー」「3t 門型スチームハンマー」の2基が展示されています。

これらはいずれも1865年にオランダで製造され、その翌年にヴェルニーの指示によって横須賀製鉄所(後の「横須賀海軍工廠」)に輸入された後、約130年もの間使用され続けたものです。現在では国内に現存する最古のスチームハンマーとして国の重要文化財に指定されています。

 

間近で見ると本当にすごい迫力!こんな巨大な鉄の塊が動いていたのかと思うと少し恐怖すら感じてしまいます。

また横須賀海軍工廠といえば、戦艦 陸奥や戦艦 山城、航空母艦 信濃重巡洋艦 鈴谷が建造された工廠でもあります。もしかしたら、このスチームハンマーで製造された部品がこれらの艦船にも使用されていたのかもしれませんね!

 

 

また、ヴェルニーは近代工業技術と共に今の私たちにとって身近な様々なものを日本に伝えました。例えば、日曜日って基本的には「休日」とされてますよね。実はこの「日曜日は休日」という決まりを伝えたのもヴェルニーなんですよ( *´艸`)

 

この他にもヴェルニー記念館には興味深い史料や話がたくさん展示されています。お時間が許すなら、ぜひ隅から隅まで展示物を楽しんでみてください!

 

 

 

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ヴェルニー記念館を出てそのまままっすぐ前に目を向けると、とても大きな棒が横たわっていることに気が付きます。思わず「なにこれ?」と言ってしまう人も多いかもしれません。

 

これは旧日本海軍長門型戦艦の2番艦 陸奥の主砲「41cm連装砲」の1門です。

風雨の浸食を避けるためのコーティング(塗装)が施されている影響で見た目的に重々しさが弱くなっているせいか、しばしばレプリカと間違われるのですが、紛れもなく戦艦 陸奥の艦上で稼働していた本物の砲です。

 

戦艦 陸奥は姉妹艦の戦艦 長門と共に日本海軍の象徴として国民に親しまれた戦艦でしたが、1943年、広島湾沖の柱島泊地に停泊中、主砲火薬庫からの謎の爆発によって沈没してしまいます。戦後になり海底から引き揚げられた陸奥の主砲は、その後しばらく東京お台場の「船の科学館」に設置されていましたが、2017年に横須賀ヴェルニー公園に移設されました。

先ほど言った通り、横須賀は戦艦 陸奥が建造された場所。この主砲の新たな居場所としてはぴったりですよね(*^-^*)

 

 

ちなみに艦これにも戦艦 陸奥がいます。

ゲーム内で陸奥がしつこく「火遊びはやめて!」と言うのは、過去に爆発沈没事故があったからなんですね。(【注意】一説では「陸奥の爆発は人為的なものだった」とするものもありますが、現在でもその明確な原因はわかっていません)

 

 

 

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陸奥の主砲を通り過ぎ、まっすぐボードウォークを歩いていくと、ヴェルニー公園は上空から見るとL字の形になっていることに気付くと思います。そのちょうど折れているところあたり、海とは反対の道路に面する公園入口にあるのが「旧横須賀軍港逸見波止場衛門」です。(ちなみに「逸見」は「へみ」と読みます)

 

特に仕切りがあるわけではなく説明看板なども設置されていないので、ついつい普通の入り口門だと思って素通りしてしまいそうになるのですが、これも立派な横須賀軍港の史跡。

「波止場衛門」の名の通り、軍港入り口の衛兵の詰所として使用されていました。写真の衛兵ボックスが左右に1つずつ。海を前方にして、左のボックスには「逸見上陸場」、右のボックスには「軍港逸見門」との文字が掲げられています。

 

ここも横須賀鎮守府の出入り口として多くの軍人さんが行き交ったのでしょうか(*^-^*)

 

 

 

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横須賀に来たなら乗っておかなきゃね海自クルーズ!

 

横須賀は海自クルーズがめっちゃ素晴らしいんです!首都圏から近いので休日はちょっと人が多いですが、それでも絶対に乗っておくべきです!!

 

ここからは横須賀の海自クルーズ「YOKOSUKA軍港めぐり」海上自衛隊 横須賀基地自衛艦を見ていきましょう(*≧▽≦*)

 

 

 

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クルーズに乗り込む前から、ヴェルニー公園の対岸に見えているのは海上自衛隊保有する「潜水艦」です。

 

本来、ヴェルニー公園の対岸はアメリカ海軍基地なのですが、海上自衛隊横須賀潜水隊(第2潜水隊群)だけはアメリカ海軍基地側にあります。

 

潜水艦は海上に出ている部分では艦番号がわからないため、クルーズ船からの目視では艦名を言い当てることはできません。ただ船尾の舵の形に特徴があり、舵の形が「十字」になっているのが「おやしお型潜水艦」「X字」になっているのが「そうりゅう型潜水艦」です。

 

上の写真は、海上に出ている舵の形からX字舵ということがわかるので、そうりゅう型潜水艦ですね!

 

 

 

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クルーズ船が出航し、しばらくすると見えてくる一際大きな護衛艦

いずも型護衛艦1番艦「183 いずも」です。

全長は約250m、基準排水量(重さ)は約20000t。海水を取り込み真水に変える能力を持っています。

 

見上げるアングルの写真なのでわかりづらいですが、艦上はフラットになっており哨戒ヘリを複数搭載できます。

 

呉基地所属の「184 かが」と共に、海上自衛隊史上最大の護衛艦です。

 

 

 

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続いて見えてきた護衛艦あさぎり型4番艦「154 あまぎり」です。

高性能20mm機関砲ファランクス」対艦ミサイル「ハープーン」対潜ミサイル「アスロック」などが装備されています。

写真では少しわかりづらいですが、艦後方にはヘリコプターランディングパッドが設けられており哨戒ヘリを1機搭載することができます。

 

ちなみに艦これにも天霧がいます。こちらは綾波駆逐艦の5番艦

気の強いメガネっ娘です(^ ^)

 

 

 

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自衛艦が3隻並んでいます。

一番左は先ほど紹介した「154 あまぎり」。真ん中にいるのがあすか型1番艦 試験艦「6102 あすか」。一番右にいるのがこんごう型2番艦「174 きりしま」です。

 

まず「6102 あすか」からご紹介しましょう。

この3隻の中で唯一艦番号が4桁のあすか。艦種(クラス)は試験艦です。

艦艇運用の省電力化やステルス化を目的とした艦載兵器の実験のための艦だそうです。

 

現在、試験艦のクラスはこの「あすか」のみ。同型艦はありません。

ここ横須賀でしか見ることのできない珍しい艦艇なんです(*^^*)

 

 

 

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先ほどの写真で一番右にいた護衛艦こんごう型2番艦「174 きりしま」です!

艦側面に八角形の板のようなものが取り付けられているのがわかります。これは、高性能レーダーユニット。このレーダーが搭載されている艦はイージス艦と呼ばれる艦艇です。

 

先ほど紹介した「154 あまぎり」と同様に対艦ミサイル「ハープーン」高性能20mm機関砲ファランクス」が装備されているほか、艦の前後には垂直発射装置(VLS)も搭載されています。

 

もちろん艦これにも、金剛型戦艦4番艦 霧島がいます。僕の艦隊でもとても素晴らしい活躍をしてくれる頼れる高速戦艦です!

イージス艦として非常に情報処理能力に優れる「174 きりしま」。艦これの「霧島」が言っている通り“艦隊の頭脳”ですね(*´ω`)

 

 

 

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艦上に何やら門?橋?みたいな形のものが建っている護衛艦があります。

 

これはとわだ型補給艦2番艦「423 ときわ」です。「補給艦」の名の通り、洋上を航行する他の艦艇に燃料や真水などを供給する能力を持っています。

艦上に見える門?橋?みたいな構造物は「補給用門型ポスト」。このポストの左右から補給用の管を伸ばし受給艦への補給活動を行います。

 

艦これに「ときわ」はいませんが、旧日本海軍給糧艦(補給艦) 間宮と伊良湖がいますね!このときわも艦隊のお母さん的存在なのでしょうか(*´ω`)

 

 

 

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基地の奥の方まで進んでいくと再び潜水艦を見ることもできます。

運よく潜水艦2種が並んでいるところを見ることができました!

 

写真奥、海上にX字舵の上部分が見えているのが「そうりゅう型潜水艦」。手前、十字舵の上部分が見えているのが「おやしお型潜水艦」です。

潜水艦の下部分は海面下にあるので艦全体を見ることはできませんが、自衛隊の潜水艦は「葉巻型」と呼ばれる形をしており、航行時前方からくる水流を効率よく後方に受け流せるようになっています。

 

 

 

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「なんか艦首にステージあるんですけど・・・(汗)」な自衛艦

にちなん型1番艦 海洋観測艦「5105 にちなん」です。

 

読んで字のごとく海洋観測を行う艦艇です。

海洋での作戦行動を円滑に遂行するためには海上だけではなく、海中・海底の情報もしっかり把握する必要があります。そこでこの海洋観測艦が出航、作戦海域海底の地形や地質、海流や水質、磁気状況や雑音などといった諸情報を収集、データ化するのです。

 

よく見ると、他の護衛艦のように艦首が尖っていません。これは艦首に「バウ・シーブ」という機構を備えているためです。

海洋観測作業を行う際には海底に観測用の電纜(「でんらん」。海中用のケーブルのこと)をおろします。その電纜は通常時リールに巻かれた状態で艦首部分に格納されているのですが、これが「バウ・シーブ」と呼ばれる機構です。(ちなみに艦尾に備えてある場合は「スターン・シーブ」と呼ばれます)

 

艦首にある特徴的なステージは、バウ・シーブから電纜を敷設・撤去する際、その諸作業を行うための作業塔だったんですね!

 

 

 

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自衛艦が2隻並んでいます。

写真右側にいるのが「YDT-03 水中処分母船3号」。潜水作業支援船の1隻です。

主に海中の不発弾などを処理する水中処分隊の母船となります。

 

 

そして、写真左側には何やらカラーリングの異なる船が。

灰色ばかりの自衛艦艇の中では珍しく艦の上半分に白い塗装が施されている艦艇。特務艇はしだて型1番艦「91 はしだてです。

 

「外観が旅客船みたい」と思った方もいるかもしれませんが、まさしくその通りで、はしだては戦闘や掃海を行うための艦艇ではなく、国内外からの賓客を招いての式典や諸外国の将校団との会議などに使用される艦艇です。そのため艤装(艦の武装)などは一切搭載されていません。

艦の使用目的から「海の迎賓館」「迎賓艇」などと呼ばれることもあるそうです。

 

この「特務艇」と呼ばれる艦種もはしだて1隻しかありません。日本で唯一の迎賓艦なんです(*^^*)

 

 

 

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いかがだったでしょうか。

 

日本でもここでしか見られない珍しい艦艇がいっぱいある海上自衛隊 横須賀基地、そして日本の近代工業の先駆けとなった横須賀市

 

賑やかな街の中に目を凝らせば旧日本海軍の史跡が数多く残る艦これ好きには堪らない街です(≧ω≦)

今回紹介できなかった場所や海軍カレー、横須賀グルメについてはまた別の記事で書ければと思っています。まだまだ尽きない横須賀の魅力、乞うご期待!!

 

 

 

今も昔も首都防衛の要!横須賀鎮守府が置かれた街。

神奈川県 横須賀市でした!

 

 

みなさんもぜひ訪れてみてくださいね!