旅のかなたに

“旅”という言葉はいろいろな事に例えられます。 見知らぬ土地へ赴くのも“旅”。 何かを極めるのも“旅”。 時には人生そのものも“旅”と例えられたりもします。 “旅”の形は人それぞれ。 “旅”の意味も十人十色。 ここは私GIN〈ジン〉が 大好きな旅を中心に 自分の好きなものを まったり書いていくブログです。 よければゆっくりしていってね(^^)

暁の水平線に勝利を刻め!≪日本海防衛の要 舞鶴鎮守府≫ ~京都府 舞鶴市~

こんにちは!

 

皆さんは『艦隊これくしょん~艦これ~』というブラウザゲームをご存知でしょうか?

旧日本海軍の艦艇を擬人化したキャラクターを育てて編成し、各海域に展開した敵艦隊を撃滅していくゲームで、僕のようなオタクなら知らない人はいない超有名ゲームです。

 

実は今、この艦これの影響で海上自衛隊の基地巡りがとても人気なんです。(←海上自衛隊の前身は旧日本海軍

 

なんとなく察しはつくと思いますが、かくいう僕も大の『艦これ』好き!

ゲームをプレイして旧日本海軍海上自衛隊に興味を持ち日本各地の海自基地を巡ってきました。

 

今日はその中から、日本海防衛の要となった舞鶴鎮守府が置かれた京都府 舞鶴海上自衛隊 舞鶴地方隊周辺)を紹介していきたいと思います。

 

 

 

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まず最初に「京都府舞鶴市」と聞いてよく知らない人は、大概「お、京都いいねぇ!ついでに祇園とか清水寺とか行けるじゃん!」って言ってくるんですけど、残念ながらそれはほぼできません。

祇園清水寺があるのは京都府の南方「京都市」。一方この舞鶴市京都府の北端に位置します。舞鶴から祇園とか清水寺とかへは全然“ついで”で行けるような距離ではないのです。。。

 

ちなみに京都駅から海上自衛隊 舞鶴地方隊がある東舞鶴駅までは、特急電車を使っても1時間半ほど。在来線のみで行くなら3時間くらいかかるので“ついで”で京都観光を目論んで行くと痛い目をみます。

実は京都って結構広いんですよ(^^)

 

上の写真でもわかる通り舞鶴は海!山!空!って感じなんです。

地方好きの僕はめっちゃ滾ります!!

 

 

 

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舞鶴鎮守府を紹介していくうえで絶対に紹介したいのが、この「舞鶴赤れんがパーク」!

 

明治34年に舞鶴鎮守府が開庁して以降、鎮守府内には赤レンガを使った建物が多く建設され、これらは主に兵器や軍需品の保管倉庫として使用されていました。

赤レンガパークにはこうした建物が多く残されており、当時の姿をそのまま見ることができます。

 

これらの建物を利用したカフェや博物館もあるので、ここで休憩や食事、舞鶴の歴史を学ぶこともできるようになっています。また、イベントスペースなどもあるので舞鶴市の観光交流施設としても使用されています。

 

実際に見ると、まるで異国に来たかのような迫力で、これぞ舞鶴鎮守府!!といえる場所です。

 

ちなみに、横浜にあるのは「赤レンガ“倉庫”」。こちら舞鶴にあるのは「赤れんが“パーク”」なのでお間違いなきように!!

 

 

 

 

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赤れんがパークの建物内には連合艦隊総司令官 東郷平八郎の立像が。

こちら身長130cmくらいしかなくて「小っちゃ!!!」って思ったんですけど、もちろん本物の東郷平八郎の身長ではないそうです。

本物はどのくらいの身長だったんだろう?

 

 

 

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カフェやイベントスペースにリフォームされてはいますが、少し目を凝らすと鎮守府当時から使われていたであろうものを見つけることができます。

 

ここは何の保管庫だったのだろうか?

 

 

 

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海上自衛隊といったらやっぱり護衛艦

決まった時間内であれば海自の桟橋に入って見学ができます。

(見学には規則がありますので、行かれる際は必ず「海上自衛隊 舞鶴地方隊ホームページ」を確認してください)

 

手前にあるのが、こんごう型3番艦 イージス艦の「175 みょうこう」。奥にあるのが、あきづき型4番艦「118 ふゆづき」です。

写真では伝わりづらいですが、めちゃくちゃデカいんです!!ガンダムやSFが好きな僕はロマンを感じずにはいられません!!

 

ちなみに妙高(みょうこう)は艦これにいます。

艦これキャラ妙高のモチーフは旧日本海軍重巡洋艦 妙高なので、海自の護衛艦 みょうこうとは直接的な繋がりはないのですが、旧日本海軍からの「妙高」の名を冠しているので、どうしても艦これキャラクターを重ねて見てしまいます。オタクの性ですね(;^ω^)

 

 

 

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みょうこうの側面です。物々しくてかっこいい。

艦壁に付いている薄グレーの八角形の板は高性能レーダーユニットで、このレーダーがついている≒イージス艦といえます。(※このレーダーがついてる艦は必ずイージス艦!というわけではないので注意)

 

このレーダー1つで数百km先の敵を見つけることも可能で、うまく配置すればイージス艦3隻で日本全体を覆う索敵・防衛範囲を確保することが可能だと言われています。

 

 

 

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こちらは哨戒ヘリ搭載艦 ひゅうが型1番艦「181 ひゅうが」です。

この位置からは見えませんが、艦上には哨戒ヘリコプターのための発着甲板があります。

 

艦これには航空戦艦 日向がいます。

水上索敵機 瑞雲を運用できるので、僕もよくお世話になっています(*´ω`)

 

 

 

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桟橋の立ち入り禁止区域に掛かる形で停泊していたので船尾しか撮れませんでしたが、補給艦 ましゅう型1番艦「425 ましゅう」です。

 

主に真水などを洋上で航行しながら各護衛艦に補給できる能力を持っています。この「航行しながらの補給活動」は非常に高い技術が要求される任務となっており、これができる軍隊(自衛隊含む)は世界中で一握りしかないそうです。

 

 

 

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あぶくま型4番艦「232 せんだい」です。

これはメンテナンス中かな?

 

艦これでは夜戦好きとしてうるさい かまし 元気な川内(せんだい)なので昼間はゆっくりとお休み中なのかも、なんて妄想してました(^^)

 

 

 

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こちらはミサイル艇 はやぶさ型1番艦「824 はやぶさ」、同5番艦「828 うみたか」です。

 

護衛艦よりはひとまわり小型ですが、その分非常に速力があります。

 

 

 

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護衛艦には艤装(艦の武装)もいっぱい!

 

こちらは対艦ミサイル「ハープーン」。

種類によって差はありますが、約100km~200kmほどの射程を誇ります。

 

 

 

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対潜ミサイル「アスロック」。

Anti Submarine ROCket」の頭文字をとって「ASROC」と呼ばれます。

 

 

 

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こちらは対空ミサイル「シースパロー」。

この艤装だけでも全長3mあり、近寄るとその大きさに圧倒されます。

 

 

 

 

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こちらは「高性能20ミリ機関砲」。

飛んできたミサイルなどを至近距離で迎撃する、いわば防御のための艤装です。以前は「Close In Weapon System」の頭文字をとって「CIWS(シウス、シーウス)」と呼ばれていましたが、自衛官の方曰く、最近では「ファランクス」と呼ばれるのが一般的だそうです。

 

 

 

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テンション上がって護衛艦関係の話ばかりしてしまったので、最後は鎮守府施設の紹介を。

 

こちらは「旧日本海軍第一配水池」です。

鎮守府や艦艇に積むための大量の飲料水を確保するために建てられました。

 

普段は外観しか見学できませんが、イベント時には内部の見学もできるそうです。

 

 

 

 

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旧日本海軍第一配水池」へ向かう入り口には、なんと艦これキャラ「島風」が描かれた説明看板が!

ファンにとっては嬉しい気配りです(#^.^#)

 

(ただ、旧日本海軍 駆逐艦島風」は呉鎮守府所属、海上自衛隊護衛艦 はたかぜ型2番艦「172 しまかぜ」は佐世保基地所属なのに、なぜ島風を描いたのかはわからないけどw)

 

 

 

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いかがだったでしょうか?

 

旧日本海軍鎮守府の街、舞鶴

京都駅からは少し遠いですが、護衛艦旧日本海軍の歴史を間近で感じられる貴重な街です。

 

祇園清水寺といった観光地がいっぱいの“京都”もいいけど、こうした海と緑に囲まれた静かな“京都”も言葉にできないくらい良いものですよ(*´ω`)

 

 

日本海防衛の要 舞鶴鎮守府が置かれた海軍の街、京都府 舞鶴市でした!

みなさんもぜひ訪れてみてくださいね!