気ままにcafeさんぽ1 *眞踏珈琲店(東京 神保町)*
コーヒーは好きですか?
じゃあ紅茶は?
日本茶もいいですよね!
僕はコーヒーも紅茶も日本茶も大好きです(*^^*)
例えば僕の場合、読書や何かを作成しているときなどキリっと集中したいときはコーヒーを飲みますし、ゲームやアニメを楽しむときは紅茶を飲みます。夏の夕暮れや秋の夜、窓を開けて風の香りや風情を感じたいときは日本茶を淹れます。(←ちゃんと急須使って淹れるんですよ♪)
こうした飲み物たちは単純に”喉を潤す”ということだけでなく、その時間を普通とは違うちょっと特別な瞬間に変えてくれる不思議な力を持っている、と僕は感じるんです。
だから、”この時間は特別”と感じたときはそのときの状況や気持ちに合わせてコーヒーか紅茶か日本茶を用意します。
それは自宅にいるときに限ったことではありません。
大好きな旅の途中やショッピングなどで街を歩いてるときだって特別な時間がいっぱい溢れています(*^▽^*)
そんなときに足を運ぶのがカフェ♪
外出先で美味しいコーヒーや紅茶、ときには日本茶を味わえるカフェは僕にとってとても大切で大好きな空間なんです(*^^*)
この「気ままにcafeさんぽ」では、僕が旅をしてるときや街を歩いてるときに出会った素敵なカフェとそこでのひとときについてお話ししてみようと思います♪
ぜひコーヒーや紅茶、日本茶を飲みながら読んでみてくださいね!
第1回となる今回お話しするのは、東京都千代田区 神保町駅が最寄の「眞踏珈琲店」さんです♪
上の写真、思いっきり夜なんですけど、これは金曜日の仕事帰りにお邪魔したから。
一週間の仕事の終わりに美味しいコーヒー飲んで一息ついてから帰るなんてなんだかオシャレじゃん♪って思いまして(笑)
あと僕の仕事は土日が休みなので、どこか寄り道して帰るなら金曜日が一番楽ですしね!
ただ、このお店がある神保町は職場から見て僕の家とは全く逆方向なんです。
ついさっき「寄り道して帰るなら金曜日が一番楽♪」なんて言いましたが、一週間の仕事の疲れを抱えたまま自宅と逆方向に向かうのは正直精神的にちょっぴりキツかったです・・・(;^_^A
・・・が、お店を見た瞬間仕事の疲れなんて全部吹き飛びました!
外観からしてめっちゃオシャレじゃないですか?(^^)
一気に期待が高まります!!
こんなオシャレなお店なら僕自身もお店に合うように着飾ってきたかったなぁ・・・と少し残念に思いつつ(仕事あがりなのでこのときはビジネススーツでした)お店の扉を開けます。
木の扉を開けて店内に入ると、そこはもうシックな大人の空間。
黒い壁に板の床、こじんまりとした店内を見ると入り口から店の奥へとカウンター席が伸びています。照明は少し暗く感じましたが、ギラギラと明るい光よりも適度に落ち着いた暗さがある方がお店の雰囲気に合っているように思えてかえって好感が持てました。
カウンター席に目をやるとお酒を楽しんでいるお客さんが数人。
どうやら、夜の時間はバーカウンターとしても営業しているようです。
「お酒飲むのもいいなぁ~」と少し心を惹かれましたが、今日のお目当てはあくまでもコーヒー。落ち着いてコーヒーを楽しむにはバーカウンターは少し場違いなように感じたので、お店入り口右側にある階段を上って2階へと向かいます。
2階は1階とはまた違った雰囲気になっていました。
例えるなら、”古びた古書店”のよう。「古びた」とは言っていますが、それは汚いとか古臭いという意味ではありません。まるでハリー・ポッターの世界に出てくるかのような不思議で味わい深い木造の空間が広がっていました。
階段のすぐ横の席に座ります。
1階と同じく照明は少し暗いですが、やはりこの雰囲気にはこれくらいの光量がぴったりなように感じます。写真に写ってるスタンドライトも趣きがあっていいですよね!
メニューを開けてコーヒーを注文します。
先ほど、「古びた古書店のよう」と言いましたが、なぜ本屋と例えたのか。
その理由がこれです。
テーブル横の壁はもちろん、階段横の壁まで全部本棚!しかも、その全てにぎっしりと本が収納されています!
まるで”本の壁”に囲まれているかのよう♪
さらにこの本たち。どれでも自由に読んでいいというのですから、本好きにとっては本当に楽園のような空間です(*´▽`*)
種類も小説やエッセイ、論文、漫画など様々なジャンルが揃っていてとても充実しています。どれを読もうか目移りしてしまいますね。
しばらくの間、席に座ったまま本棚に収められた数々の本をキョロキョロと見渡していました(笑)
店内の雰囲気に感動しているとコーヒーが運ばれてきました。
店員さんが少し冗談っぽく笑いながら「今日はアレの日なのでこちらをどうぞ。」と、コーヒーと共に青い包み紙にくるまれた小さなお菓子を差し出してくれました。
僕がお邪魔したのは2月14日。
そういえばチョコレートが関係するなんかの日だったような気がしますね!僕は関係ないですけどww
ということで、お店から美味しいバレンタインチョコをサービスしていただきました!
ありがとうございます(*´▽`*)
ちなみにこのバレンタインチョコのサービスは”お一人でご来店されたお客様限定”だそうです。仮に、この日カップルで来店すると美味しいチョコレート・・・ではなく煮干し(※)がサービスされます!マジですww
お一人様バンザイですね!ヽ(^o^)丿w
(※2月14日は「煮干しの日」でもあります)
話を戻しましょう(笑)
今回僕が注文したのは「珈琲 琥珀」。
メニューの名前までオシャレですよね♪
さっそくコーヒーをいただきます。
最初の一口目は絶対にブラックのままいただくのが自分ルールです。(※超甘党のくせにブラックも美味しく飲めちゃうのが僕の密かな自慢です(^^))
深みがあって酸味よりもコクを強く感じる上品なお味。口の中に広がったコクの後少し遅れて追いかけてくるキレのいい強めの苦みがとても心地いい素敵なコーヒーです。
飲むたびに頭がすっきりと覚醒するような、まさしく読書のお供にぴったりの一杯ですね(*^^*)
オシャレな店内と趣きのある本の空間、そして美味しいコーヒー。
これだけでも十分な贅沢です!
このままこの雰囲気とコーヒーを楽しみ続けたい気もしますが、せっかくこんなにいっぱい本があるんですから本も一緒に楽しみましょうか♪
と、いうことで持ってきました!
数ある本の中から僕が選んだのは、市川春子 先生の漫画『宝石の国』。
アニメ化もされた作品なので名前を聞いたことある人もいるのではないでしょうか。
主人公のフォスちゃん(フォスフォフィライト)が明るくてやんちゃでめっちゃ可愛いんですよ(*≧▽≦*)
世界観が独特なので最初理解するのに少し苦労するかもしれませんが、とてもおもしろい作品なのでご興味ある方はぜひ読んでみてください(^^♪
美味しいコーヒーを味わいながらゆっくりと漫画を読む時間。
あぁ至福・・・(*´ `*)
好きな漫画とコーヒーをたっぷり楽しみながら時間は過ぎていきました。。。
どれくらい経ったでしょうか・・・?
時計を確認してなかったので正確にはわかりませんでしたが、たぶん1時間半から2時間くらいは宝石の国を読み耽っていたと思います。
コーヒー1杯でこれ以上居座るのはさすがにちょっと気が引けたので、お話のキリのいいところで切り上げてお店を後にしました。
宝石の国の続きが気になりますし、他に読みたい漫画もたくさんあったのですが、それは次回お邪魔したときのお楽しみとして残しておきましょう(^^)
仕事終わりの金曜夜。
美味しいコーヒーと大好きな漫画を思う存分堪能した僕は、ホクホクした気持ちで家路についたのでした。
今回お話しした「眞踏珈琲店」さんは神保町駅から徒歩10分ほど。大通りから見ると少し奥まった場所にあるので、こまめに地図を確認しながら行かれた方がいいかもしれません。また、場所が場所なだけに車や人通りといった交通量もかなり多いです。行かれる際は十分ご注意くださいね!
今回は仕事帰りだったためにビジネススーツでお邪魔することになってしまいましたが、次回はぜひお気に入りの服を着てコーヒーと本を楽しみに行きたいです(*^^*)
宝石の国の続きも気になりますしね!(笑)
素敵な雰囲気のお店と美味しいコーヒーを味わいながらゆっくりと読書を堪能するひととき。
今回は、東京 神保町にある「眞踏珈琲店」さんのことをお話しさせていただきました(^^)
次はどんなカフェに出会えるかな?
以上、気ままにcafeさんぽでした!
海自の街に思いを馳せて
5月に入って暑い日も続くようになってきました。
6月まであと一週間ちょっと。
2020年ももう半分が過ぎようとしているんですね。。。
そんなことを頭の片隅でぼんやりと考えていたある日。ふと、これまでに行った「海上自衛隊 基地めぐり」の写真を見返してみました。
横須賀に呉に佐世保に舞鶴に大湊。”海上自衛隊の基地がある街”という点ではみんな同じだけど、実際行ってみるとそれぞれの地域の特色があって、そこにしかない魅力がいっぱい詰まった素敵な街ばかりでした(*^^*)
どの街も楽しかったなぁ。最後に行ったのは2019年12月の横須賀かぁ・・・。
・・・ん?
2019年の12月・・・?
俺もう半年近くも海自旅してないやんけぇぇぇぇぇぇぇ!!!!(錯乱)
ご存知の方も多いと思いますが、僕は大の海自好き。
ひどいときには、ただ”護衛艦を見たい”という欲望の為だけに毎週末横須賀に通っていたほどの人間です。(ちなみに僕の家から横須賀までは電車で片道2時間)
そんな僕がもう半年も海自旅に出ていないなんて・・・。
まぁ外出自粛の情勢ですから仕方ないことなのですが、それでもこの事実はちょっと寂しい。。。
と、いうことで
今回の記事では、僕が今までに巡ってきた海自の街5ヵ所に思いを馳せつつ、その街で僕が個人的に好きなものについて自分勝手に語っていきたいと思います(≧∀≦)
それぞれの街で語っていく項目は下記の通り。
①僕が感じた地域の特色
②所属艦艇の中で1番好きな艦艇
③好きな場所
④美味しかったご当地グルメ(今回は敢えて海自カレー・海軍カレー以外で!)
では、さっそく語っていきましょうか♪♪
【横須賀】
①僕が感じた地域の特色
首都圏から一番近い海自の街 横須賀。そのせいか、真っ先に感じるのは「人、多いなぁ」という感想。横須賀の中心街 横須賀中央駅周辺に比べれば、海自基地に一番近い汐入駅周辺はまだ落ち着いた雰囲気がありますが、それでも休日となれば結構な人の数となります。海自基地を巡るクルーズ「YOKOSUKA軍港めぐり」も盛んに行われていますし、とても活気があって賑やかな街ですね!
”横須賀にしか配備されていない艦艇”もたくさんあり、上記のYOKOSUKA軍港めぐりは非常に見どころ満載です!更に、海上自衛隊の艦艇とアメリカ海軍の艦艇を同時にたっぷり眺めることができるのも横須賀でしか味わうことのできない魅力ですね!
②所属艦艇の中で1番好きな艦艇
やはり「DDH-183 いずも」でしょうか。
横須賀 ヴェルニー公園に入ってこのいずもが見えてくると「横須賀に来たー!!」と実感します。
ちなみにいずもの全長は248m。自衛隊史上最大の大きさを誇ります。陸から眺めるいずももいいですが、YOKOSUKA軍港めぐりにて海から眺めるいずもの大きさは本当に「圧巻!」の一言ですよ♪
③好きな場所
「世界三大記念艦 三笠」です♪
「三笠公園」というよりも「三笠」そのものですね。
この戦艦 三笠。なんか普通にこの場所にドンッ!とあるのでついついレプリカのように思ってしまいますが、レプリカではありません!日露戦争中の日本海海戦でロシアのバルチック艦隊と戦った本物の戦艦なんです。
そんなことなど全く知らずにここを訪れた初めての横須賀旅当時の僕。「主砲とか機銃とかレプリカにしてはえらくリアルじゃね?」と思いスマホで調べてみると、これらが本物である、ということが判明!あまりの衝撃的事実に「え!?これモノホン(死語)!?モノホン(死語)の戦艦!?」と三笠の艦上で一人興奮していたのも今となってはいい思い出です(笑)
④美味しかったご当地グルメ
「ヨコスカネイビーバーガー」です!
上の写真はどぶ板通りにある「TSUNAMI」さんのバーガー。アメリカ海軍の方もよく食べに来られるという有名なお店です。
ハンバーガー本場の方々にも愛されてるバーガーということだけあって、サイズもアメリカンサイズ!!あご外れるっ・・・!っていうくらい口あけてもかぶりつくのは難しいと思いますw
バーガーが運ばれてきたとき、その大きさに思わず「Oh...American...(;・∀・)」と呟いてしまうのではないでしょうか(笑)
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【舞鶴】
①僕が感じた地域の特色
最寄り駅「東舞鶴駅」で降りた瞬間「あれ?海は?」と混乱する海自の街No.1(笑)駅から海自基地までは少し歩かなければいけません。
他の海自の街と比べると非常に落ち着いた印象の街です。”京都府”という地名のイメージからしてもかなり静かに感じるのではないでしょうか。平たく言うと田舎です(笑)だが、それがいい!京都市街のように華やかで賑やかな”京都”とはまた違う、静かで落ち着いた”京都”を楽しむことができれば、君はもう舞鶴の虜だ!
「舞鶴赤れんがパーク」や「北吸トンネル」など、旧日本海軍の史跡がそのままの形で地元の人たちの生活に根付いているのも舞鶴の特徴だと思います!
②所属艦艇の中で1番好きな艦艇
これはもう絶対「DDG-175 みょうこう」です!
僕が初めて目の当たりにした護衛艦、そしてそのロマンに触れ、海自を好きになるきっかけとなった護衛艦です!舞鶴 北吸桟橋から初めてみょうこうを見上げた時の光景と感動は今でもはっきりと思い出すことができます(*´ω`)
日本中の海自の街を旅し、様々な艦艇を見てきた今でも、「DDG-175 みょうこう」は海上自衛隊艦艇の中で1番大好きな艦艇なんです。
艦側面に八角形の薄グレーの板が見えますね。これはイージスシステムの「フェーズドアレイレーダー」。みょうこうは日本に8隻ある(注意:現時点ではまだ就役していない艦もあります)イージス艦のひとつなんです(^^♪
③好きな場所
「ん?DD-130 まつゆき?」と思われてしまうかもしれませんが、「北吸桟橋」です。すいません、桟橋全体を撮った写真がなかったので、比較的桟橋が写り込んでるまつゆきの写真で勘弁してください(;^_^A
北吸桟橋は舞鶴基地内の桟橋で全長約1kmにも及ぶ桟橋です。海自の桟橋の中では全国1位の長さを誇ります。海自エリアなので艦艇見学の時しか立ち入ることはできませんが、長い長い桟橋に一切のガタつきなく一直線に繋留された艦艇群は溜め息が出てしまうほど美しいんです。
艦これをプレイしてる人なら「これが単縦陣か・・・!」と興奮することでしょう(*^^*)
④美味しかったご当地グルメ
「Essen」さんの「京都舞鶴カレーパン」です♪
創業30年。地元の人に愛されるパン屋さんは東舞鶴駅の南口を出て少し歩いたところにあります。舞鶴基地方面とは反対側の出口になるので、もしかしたら海自好きの方々にもあまり知られていないお店なのかもしれませんが、このカレーパンが本当に本当に絶品なんですよ!これ食べたら市販のカレーパン食べられなくなるんじゃないでしょうか(笑)舞鶴を訪れた際には是非味わっていただきたいパンです!
ただ、1日のうちに作られる数には限りがあるので、来店する時間が遅いと売り切れてしまっていることもあります。確実に食べたいならできる限り早い時間に訪れることをお勧めします。
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【呉】
①僕が感じた地域の特色
横須賀に負けず劣らず賑やかな街 呉。いや、駅前の建物の大きさや密集感は横須賀(汐入)以上のものがあるのではないでしょうか。
広島市、福山市に次いで県内第3位の人口を誇る呉市。街の規模も人の多さもハンパじゃないです。とはいえ、人や車が多い分道幅も広いのでとても歩きやすいです。夜も街灯がたくさん灯って明るいし周りにはいっぱい人が歩いているので、一人旅でも全然寂しく感じない街ですね!
”戦艦 大和が生まれた場所”としても有名で、駅からほど近い場所に「大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)」や「てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)」があり、旧日本海軍や海上自衛隊のことを勉強するのにもうってつけ。海自関係以外にも「RECRE」や「ゆめタウン 呉」などのショッピングセンターも充実しているので家族や友達、恋人と訪れても楽しめる街だと思います(^^♪
②所属艦艇の中で1番好きな艦艇
「AOS-5201 ひびき」です!
「音響測定艦」というカテゴリの艦艇で、厳密にいうと「護衛艦」とはまた違った艦となります。よく見ると艦の形も他の艦艇とはちょっと違いますよね!
”音響測定艦”という艦種名の通り、海中の音の測定・情報収集を行うことを任務としているのですが、その能力や運用などは機密として一切公開されていないんです。そういう意味では、海上自衛隊の艦艇の中でも多くの謎のベールに包まれた艦艇であると言えます。
そういうミステリアスなところが、他の艦艇には無いひびきならではの魅力なのではないでしょうか(^^)
③好きな場所
僕と同じくこの場所を好きな方は多いのではないでしょうか。「歴史の見える丘」です!呉駅から少し山側に上った場所にあります。
眼下に見渡せるのは「ジャパンマリンユナイテッド 呉工場」。その昔、戦艦 大和はこの造船所で建造されました。上の写真2枚目の左端。海まで続いた長い建物が、まさしく戦艦 大和が建造された場所です。大和を建造したドック自体は現在ではもう埋め立てられてしまっているのですが、建造中の大和を覆い隠すために造られた大屋根は今でもこうして見ることができます。
戦艦 大和の大きさと歴史を肌で感じられる貴重な場所ですね(*^▽^*)
④美味しかったご当地グルメ
呉は”屋台の街”としても有名なんです♪
夜になると呉市街を流れる「堺川」に沿ってたくさんの屋台が軒を連ねます。
そんな呉の屋台で食べた一品。「たんや華智」さんの「牛尾拉麺(テールラーメン)」です。スープの中にはにんにくがたっぷり。チャーシューの代わりに牛尾の輪切りが骨ごと入ってるワイルドなラーメンです!見た目通りにんにくの味はがっつりくるのですが、それでいて全くしつこくなく、不思議とさらっとスープまで飲み干せてしまいます。
旅で歩き回った身体にじんわりと染み渡る美味しさなんです(^^♪
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【佐世保】
①僕が感じた地域の特色
呉と同じく非常に賑やかな印象の佐世保。ただ、呉と少し違っているのは”駅前や駅周辺から海自海自していない”というところでしょうか。
例えば、呉には駅から近い場所に「てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)」がありますよね。佐世保にも同じく「セイルタワー(海上自衛隊佐世保史料館)」があるのですが、こちらは駅から少し離れた場所にあります。また、佐世保駅 みなと口の前には「させぼ五番街」というオシャレなショッピングモールがあり、休日にはイベントなども催され、若い人たちや家族連れで大いに賑わいます。そういう点では、駅前の雰囲気は”海自の街”というよりも”長崎のオシャレどころ”といった感じが強いと思います(^^♪
海上自衛隊の旅、オシャレにショッピング、どちらもたっぷりと満喫できるのがこの街なんです!
海自の街の雰囲気とオシャレな繁華街の雰囲気が絶妙にマッチした佐世保。そういう意味では海自旅初心者の方には一番おススメの街かもしれません(*^-^*)
②所属艦艇の中で1番好きな艦艇
補給艦「AOE-426 おうみ」です♪
これはもう艦名にシンパシーを感じた、としか言いようがありませんw
おうみは漢字で書くと「近江」。これは琵琶湖の古名であり滋賀県の旧国名でもあります。そして、僕は滋賀県出身。・・・もう説明は十分ですね(笑)
佐世保でおうみを見たとき無駄に親近感を感じてましたw
ちなみにおうみを建造したのはユニバーサル造船 舞鶴事業所。名前はおうみでも生まれは全然滋賀県じゃありませんでしたww
艦種名の通り、他の艦艇に燃料や物資を補給するのが主な任務のおうみ。全長は221mと(いずもやかがほどではありませんが)かなり大きな艦艇なんです(*^^*)
③好きな場所
佐世保市街から少し離れてしまうのですが「弓張岳展望台」です!
見てくださいこの絶景!!細かな説明なんて必要ありませんね(*^^*)
本当に美しくて言葉になりません。。。
佐世保港は別名「葉港」とも呼ばれています。由来としては主に2つあり、一つは「サ」「セ」「ホ」の字を縦に並べてギュッと潰したら「葉」という文字になるから。そしてもう一つは、湾の形がちょうどかえでの葉のような形をしているから、だそうです。確かにこの展望台から見ると、湾の手前が葉先の部分、そして奥が茎の部分でかえでの葉のように見えますね♪
奥へいくほど霞む島々が本当に綺麗です。。。
④美味しかったご当地グルメ
「レモンステーキ」です!こちらは佐世保駅から北に少し歩いたところにある「Lemoned Raymond」さんでいただいたもの。
甘辛いタレに柔らかい肉、そしてほんのり香るレモンの風味。もう絶対間違いない美味しさです( *´艸`)
お店の雰囲気もとても良く店員さんも気さくな方ばかりなので、ついあれこれと話し込んでしまいました。アットホームで一人でも気軽に入ることのできるとてもいいお店です♪皆さんも佐世保を訪れたときはぜひ(^^)
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【大湊】
①僕が感じた地域の特色
北の海を護る大湊地方隊がある青森県 大湊。駅前に大きなビルや商業施設などはなく本当に静かな雰囲気で”田舎の港町”という言葉がとても似合います。
他の4ヵ所に比べたらどうしてもマイナーなイメージがあるこの街。そのためか、他の地域から海自を見に来る人も少ないようです。タクシーの運転手さんに「僕みたいに海自目的で大湊来る人多いですか?」と尋ねると「いやいやそんな人全然いないよ!お客さんかなり珍しいですよ!」と言われてしまいました(笑)しかし、この情報は海自好きにとっては逆に朗報ではないでしょうか!人混みを気にせずゆっくりと艦艇を眺められる、そんな貴重な空間が大湊にはあるんです(*≧ω≦*)
海自好きは大湊へ行こう!!
②所属艦艇の中で1番好きな艦艇
写真奥になってしまいますが「DD-103 ゆうだち」です!
むらさめ型護衛艦のシャープな形カッコよくないですか!?艦首がギュンッ!て感じで前に突き出してるのがなんとも少年心をくすぐられます( *´艸`)
あと、僕単純に艦これの夕立好きなのでw改造前よりもやっぱり改二の姿の方が好き。
護衛艦のゆうだちを見ていても「ぽいぽい」言いたくなってしまいますw
③好きな場所
大湊と言えばやっぱりここ!「自衛隊桟橋近くの空き地(宇田児童公園前の広場)」です。
民間エリアにも関わらず護衛艦を至近距離で見られる貴重な場所!しかもフェンスや塀もない!特に立ち入りが制限されている場所でもないので、基本的にはいつでも自由に艦艇を眺められる!僕何時間でもここに居られます(笑)
上で書いた通り、海自を見に来る人も少ないので人混みでごった返すこともほぼありません。ゆっくりと落ち着いて艦艇を眺めたい人には本当におススメの場所です!!
④美味しかったご当地グルメ
大湊駅前の居酒屋「北海亭」さんでいただいた「味噌貝焼き」です!
北海亭さんでは「味噌貝焼き」と教わりましたが、地域によって呼び方が異なり「貝味噌焼き」や「貝焼き味噌」と呼ばれることもあるそうです。
ホタテにサケにわかめに豆腐、そこに味噌と玉子。美味しいに決まってる(*≧ω≦*)!!
もう写真から美味しさが伝わってきますよね!
しかも北海亭さんのマスターは海上自衛隊の元自衛官なんです!!貴重なお話をたくさん聞かせていただきました!女将さんも本当に素敵な方で「ひとりでお酒飲むなんて寂しいでしょ?」と、僕と一緒にお酒を飲んでくださいました。
帰り際、冗談っぽく「このお店があるうちにまた来てね」と言ってくださいました。
もちろんです!絶対絶対また伺います!!(*^-^*)
★過去の大湊海自旅記事↓↓
こうやって改めて各地域を思い返すと、どの街にもその土地にしかない素敵な魅力がいっぱいいっぱい詰まっていることがはっきりとわかりますね!
日本に5ヵ所ある海上自衛隊の基地とその街。
”海自の街”という括りではみんな同じですが、街の雰囲気、人の往来、空気の香りから食べ物まで、その全てにその地域の特色が息づいていて、ひとつとして全く同じものはありません。だからこそ全ての街を知りたくなるし、その魅力に触れることで何度も訪れたくなるんですね!
またそれぞれの街を旅するのが楽しみです(*^^*)
今回は各”海自の街”について好き勝手に語ってみました。
「雑談」のカテゴリにありながら結構ボリューミーな記事になってしまいましたが、みなさんの旅心をくすぐることはできたでしょうか?(*^-^*)
それぞれの海自の街に思いを馳せて・・・
では、また次回の記事でお会いしましょう!
GINのラーメンレポート5 【北海道らーめん 楓(平和島)】
たまに無性に食べたくなる魔性の食べ物。
それが・・・ラーメン!!
「ダメだ!食ったら太るぞ!!」と強く自分に言い聞かせても、ついつい欲望に負けて食べちゃうんですよね~。
中学生とか高校生の時は毎日部活後に近くのスーパーでアイス買って食べて、帰宅後は晩御飯の前に袋ラーメン作って食べて、そのあとの晩御飯でご飯おかわりして、食後にデザートで果物とか食べてたんですけどね。それでも全く太らなかったですよ。。。
高校生の時、たまに友達とプールに遊びに行ってたんですが、その時の写真見たら僕のお腹、見事に6パック!でした。すげぇな・・・若いっていいな・・・。
さて!(笑)
そんなふうに過去を羨ましく思いつつ今回ご紹介するのは、
「北海道らーめん 楓」さんです!
場所は、仕事の都合でよくGINが出没したりしなかったりする平和島(*^^*)
それでは、早速ご紹介していきましょう!
こちらが「北海道らーめん 楓」さんのラーメン。
僕は「味噌らーめん」をいただきました!
一言でいうと”飾らない味噌ラーメン”。
味自体はとてもシンプルなのですが、そのぶん味噌本来の深みやまろやかさが存分に引き立っています!麺は札幌の老舗製麺所から直送してもらっているという特注ちぢれ麺。そんなこだわりのもちもち麺は濃厚スープによく絡んで、一口頬張るとまるで口の中全体が幸せで満たされるようです(*´ω`)
ただ、僕のイチオシはトッピングされたもやしなんです!
トッピングの方かよ!とツッコまれそうですが、侮ってはいけません。このもやしがめっっっっっちゃ美味しいんです!!
新鮮さ、そしてみずみずしさ、「あれ、このもやしもしかして生で食べても美味しいです?」と思ってしまうくらい美味!!
できればこのもやしで某アイドルマスターの某アイドルのようにもやしパーティーをしてみたいですね(笑)
トッピングにまで感動させられた「北海道らーめん 楓」さんの一品。
北海道の豊かな自然と壮大な風景が心の中に広がるようでした(*^-^*)
今回ご紹介した「北海道らーめん 楓」さんは、品川駅から京急本線に乗車し約15分。平和島駅で下車して徒歩1分の場所にあります。
上の地図画像の通り、平和島駅 東口を出て左に進むとすぐのところにありますのでおそらく道に迷うことはないと思います。ただ、駅前の車道は交通量が多いですし、歩道も狭いので、行かれる際は自動車や自転車に十分注意してくださいね。
余談ですが、僕が平和島を訪れるときはいつも仕事時なのですが、なにぶん海自好きですので、京急本線に乗車してると「あぁ、このまま横須賀まで行きたい・・・」と、いつも思ってしまいます( ´Д`)
それだけ(笑)
みなさんもぜひ食べに行ってみてくださいね!
以上、GINのラーメンレポートでした!
さぁ悪夢の話を
こんにちは!
GIN<ジン>です(*^-^*)
いつも”旅”を中心に記事を書いてる僕ですが、ふと「そういえば最近雑談記事書いてないなぁ・・・。」と気付いたので、今日はひっっっっっっっっっっっさしぶりに雑談をしていきたいと思います(´▽`*)
毎回緩い僕の記事ですが、今回はより緩くなるのでよろしくお願いします(?)ね!
そんな今日の記事は何をテーマに雑談しようかといいますと・・・
先日僕が見た悪夢について話してみようかと思います(<●>皿<●>)
まぁ悪夢と言ってもおばけ系やグロテスク系ではないので、そういうのが苦手な方も安心して読んでいただけると思います!
とはいえ、夢の中の僕は本当に地獄のような苦しみを経験したので、これはみなさんにお話ししなければ、と(笑)
そしてその状況を想像していただいて、みなさんにもぜひ地獄のような苦しみを感じていただきたいな、と(悪笑)
まぁ今回はそんなことを企みつつ緩~く書いていく記事ですので、みなさんもどうか肩の力を抜いて緩~くお楽しみください(*^^*)
【注意】
※これはあくまでも先日寝てるときに見た夢の話です。GIN<ジン>の実体験ではないのでご注意ください。そして正夢にならないように願いたいです。。。
※ぜひ夢の中の状況を想像しながら読んでください。じゃないと僕が何やら見た夢のことをひとり朗々と語る変人に成り果ててしまいます。よろしくお願いします。
では、ちょっと寝てみましょうか。
おやすみ~(ノД`)・゜・。
ぼんやりと霞んでいた意識が急に覚醒します。僕は立っていました。
とりあえず、ゆっくりと周りを見回します。そこは大きな四角い部屋の真ん中。”大きな”と言ってもそこまで巨大なわけではありません。中学校や高校の教室よりひと回り大きいくらいの広さでしょうか。床はフローリングで、少し高めの天井にはいくつもの電灯が取り付けられていて十分な明るさを保っています。壁は白色、ですが僕の目の前の壁だけ一面鏡張りとなっていました。
どうやらここは、ダンスやお芝居などの稽古をする「レッスンスタジオ」のようです。(バレエのレッスン室を想像してもらうとわかりやすいかな?)
周りには僕と同じくらいの年代の男女が十数名。2~3人で真剣そうに話したり、冊子のようなものをじっと眺めたり、何やらみんな各々で忙しそうにしていました。
「よーし、じゃあ一回通しでやってみようか!」
いきなり男性の大きな声が響きました。
周りには同年代の男女しかいないと思っていたのですが、見ると、50代くらいのおじさんが一人、前方の鏡壁の右端辺りに置かれた椅子に座っていました。
そこでようやく状況を理解しました。僕はこの光景に見覚えがあったのです。
実は僕は以前、役者業をしていたことがあって(←これは夢じゃなくて本当の話です)、今見てるこの光景は舞台演劇の稽古をしているときのレッスンスタジオそのものだったのです。そして、先程おじさんが言った「通し」とはいわゆる「通し稽古」のことで、演る演目を本番と同じように最初から最後までノンストップで進める稽古のことを指します。つまり、今ここは舞台演劇の稽古をしているレッスンスタジオで、周りにいる同年代の男女は演劇に出演する役者や裏方の人たち(そしておそらく僕もこの劇団の一員)。とすると、あのおじさんは演出家(舞台演劇における監督的立場の人)といったところでしょうか。そして今まさに、これまでの稽古を経て作品の完成度を見るために通し稽古が始まろうとしている、という状況でした。
おじさんの号令を受けて、周りにいる男女たちは一斉に準備に取り掛かります。バタバタと騒がしい足音が響くレッスンスタジオ内。そこで僕はふと、ある疑問に気付きます。
「・・・あれ?俺は何をすればいいの?」
”何をすればいいか”どころの話ではありません!
僕も劇団の一員としてレッスンスタジオの中にいるのに、いくら考えても自分に与えられた役目が思い出せません!というか、今から始まる通し稽古に関する一切のことが思い出せないんです!
演目は? 俺の役は? 準備するものは?
いくら頭を悩ませてみても一向に思い出せません。
忙しなく動き回る仲間の中で、僕はただただ突っ立っていることしかできませんでした。。。
そんな僕を尻目に着々と準備は進みます。
前方鏡壁のすぐ前には2枚のパーテーションが置かれます。一枚は鏡壁の右端、そしてもう一枚は鏡壁の左端に。鏡壁を背にして見ると、ちょうど間が大きく開いた「ハ」の字の形です。これは舞台演劇の稽古なので、パーテーションの裏、鏡壁とパーテーションの間の狭い空間を「舞台袖」、そして左右のパーテーションの間にできた3mほどの空間を「舞台」と見立てているのでしょう。先程号令を掛けた演出家のおじさんは僕のちょうど真後ろ、レッスンスタジオ後方の壁前真ん中に椅子を持っていき座り直します。鏡壁側を舞台、レッスンスタジオ後方の壁側を客席としたセッティングです。
やがてセッティングが終わり、準備を終えた仲間たちはそれぞれ演目開始前の初期位置につきスタンバイを始めます。ところが、相変わらず僕はレッスンスタジオの真ん中に突っ立ったままでした。だって、今から演る演目はおろか、自分が役者なのか裏方なのかすらわからないのですから初期位置になんてつきようがありません。僕は右にも左にも後ろにも前にも動き出せず、ただオロオロとうろたえることしかできませんでした。
仲間全員が配置につき、とうとう僕一人だけ取り残されてしまいました。レッスンスタジオのど真ん中で挙動不審のようにキョロキョロと周りを見回すことしかできない僕。
やがて、「あいつ何してんの?」と周りから怪訝な視線が飛んでくるようになります。
みんなを待たせてしまっていることへの申し訳なさと何も思い出せないことへの焦りとで頭は混乱し、背中にはジワっと嫌な汗が滲みました。ど、どうしよう・・・。
すると、「こっちこっち」と小さな声が聞こえました。
見ると、前方の右端、鏡壁前に置かれたパーテーションの裏から男の子(とはいえ同年代なんだけど・・・)が早く来いといった様子で必死に手招きをしているのが見えました。僕は突き刺さる視線から逃れたい一心で、招かれるまま後先考えずパーテーションの裏に滑り込みます。先程も書きましたが、パーテーションの裏は「舞台袖」。どうやら僕は裏方ではなく役者として演目に参加するようです。よかった・・・とりあえず初期位置にはつけた・・・。
「じゃあいくよ!よーい、スタートッ!」
僕がパーテーションの裏に潜り込むと間髪入れずに演出家のおじさんが声をあげ、通し稽古をスタートさせます。まるで「一秒たりとも無駄にはできない!」といった様子です。
最初に登場する役がパーテーションの間(舞台)に出ていき演技を始めます。僕は先程の痛い視線から何とか逃れられた安心感で、その演技をしばらくぼ~っと眺めていました。
しかし安心したのも束の間、次なる問題に気付きます。
・・・舞台袖にいるということは、俺は役者・・・。
俺って何の役なの!?
男の子の助け舟で初期位置にはつけたものの、だからといって自分の役目を思い出せたわけではありません。依然、通し稽古に関する記憶は真っ白です。演劇が始まっているというのに演目すら思い出せません。
もう自分で考えても無駄!ここまで来たら覚悟を決めるしかない!!
そう悟った僕は、恥を承知で先程助け舟を出してくれた男の子に恐る恐る問いかけます。
「あの・・・俺って何の役なの・・・?」
男の子の表情が一瞬のうちに「こいつ何言ってんの!?信じられない!」というものに変わりました。
そりゃそうです。通し稽古といえば、個々の練習はもちろん、各場面の稽古もしっかり固め終わった後に、まさしく”稽古の最終段階”として行うものです。そんな通し稽古の最中に「自分の役って何?」などと世迷い言を言っている奴がいるのですから。
でも、僕も引けません。更に言葉を重ねます。
「ごめん、忘れちゃって・・・。」
すると男の子は溜め息をつき「じゃあ台本見ろよ・・・。」と呆れた様子で僕の右手を見ました。僕もそれにつられて自分の右手に目を向けます。すると、右手には今回の演目のものであろう台本が握られていました。今まで全く気付かなかったけど・・・最初からこんなの持ってたっけ・・・?
少々疑問は残りますが、とにかく台本を持っているのはラッキー!すぐさま台本を開けて中を確認します!
すると、なんと不思議なことに、台本自体には全く見覚えは無いのですが、なぜか中に書かれたセリフの数々には薄っすらと既視感を覚えるのです。なんとなく見たことある・・・ような気がする・・・!!
これはチャンス!!
この調子なら自分の役やセリフを思い出せるかも!急いで台本を読み進めます!!
俺の役はどれだ!?
思い出せ!!
思い出せ!
思い出せ
思い出せ・・・
思い出せ・・・ないッ!!( ;∀;)
なんでッ!?
セリフには薄っすら見覚えがあるのにッ!!
なんで自分の役だけ思い出せないんだよッ!!
その瞬間、背後から先程の男の子の声が聞こえました。小さな、しかしとても芯の通った声で、僕の一番恐れていた言葉を投げかけてきました。
「おい、お前の出番だぞ。」
終わった・・・。
台本の中身には薄っすらと見覚えはあるものの、自分の役もわからない、セリフも思い出せない。そんな状態で”稽古の最終段階 通し稽古”の場に立たされる・・・。
僕はふらふらと舞台へ出ていきました。舞台上には男の子が2人。ひとりは片膝をついた姿勢で、もうひとりは、けがをしている設定なのかその傍らに苦しそうに寝そべっていました。もう、何がなんだかわかりません・・・。
舞台上の2人、舞台袖に控えている役者のみんな、レッスンスタジオ後方に座っている裏方の人たち、そしてその奥壁際に座っている演出家のおじさん。全員の視線が僕に注がれます。その雰囲気からはっきりわかりました。
・・・ああ、俺のセリフの番なんだな・・・。
しかし、一言も、最初の一文字さえもセリフは浮かんできません。
黙りこくる僕に、全員の怪訝な視線が突き刺さります。またしてもこの状況に立たされてしまいました。先程と違うのは、僕がもううろたえず、全てを諦めたかのように力なくうな垂れていることだけ。
ただ黙って俯き続ける僕に痺れを切らしたのか、演出家のおじさんが言葉を投げてきます。それに柔らかさは微塵もなく、まるで僕の状況を見透かしたような言葉でした。
「おい、ちゃんと練習してきたのか。」
「えっと・・・。」
僕は言葉に詰まります。まさか「この演劇のことを何も思い出せません」なんて口が裂けても言えません。というか、台本の中身には薄っすらと見覚えがあるのだから”何も”思い出せないわけではないのです。極端な話ですが、自分の役やセリフを丸々全部ド忘れしてしまったのではないか、とまで思えてきてしまいます。
「すいません・・・。」
ギリギリ絞り出せたのがこの一言だけ。周りの空気が一気に凍り付くのがわかりました。
通し稽古をする段階で、セリフはおろか、自分の役すらもわかってない奴がいるなんて。しかもそんな奴と一緒に舞台演劇を演るなんて。こいつ本当に大丈夫か!?やる気あるのか!?
辺りは静まり返っていましたが、身体中に容赦なく突き刺さる視線と共に、みんなの心の声がはっきりと聞こえたような気がしました。
みんなに申し訳ない。つらい。逃げたい。でもどうすることもできない。
なんで、なんでこんなことに・・・
そして僕は目を覚ましました。
目の前には朝の陽射しに照らされた見慣れた自室の天井がありました。
「・・・きっつ・・・。」
小さく独り言ちた僕はこれが夢であったことに心から安堵するのでした。。。
どうでしたか?
結構マジで悪夢じゃなかったですか?(笑)
夢だったとわかった今でも思い出すと冷や汗かきそうになります・・・(*_*;
これまで演劇やダンス、歌などで舞台に立った経験のある方ならよりリアルに肝を冷やせたのではないでしょうか(笑)
『慣れたことでも決して油断してはいけない』ということなのかもしれませんね!(ちょっと違う気もするけどw)
ちなみに、実際の僕はセリフを覚えるのめちゃくちゃ得意なんですよ(*^^*)
自分の役のセリフではなく、自分以外の役のセリフを覚えるのがコツなんです!一見遠まわりなように思えますが、他の人のセリフを覚えることによって・・・
・・・というのはまた別の話なので、ここで話すのはやめておきますね( *´艸`)
久々の雑談記事でしたが、楽しんでいただけましたか?
ちょくちょくこういう記事も書いていければいいな(*^-^*)
では、また次回の記事でお会いしましょう!
くれぐれも悪夢にはお気をつけくださいね~(笑)
暁の水平線に勝利を刻め!≪北の防人 大湊警備府≫ ~青森県 むつ市 大湊~
1886年(明治19年)に制定された「海軍条例」に基づき日本に設置された4つの鎮守府、横須賀鎮守府、舞鶴鎮守府、呉鎮守府、佐世保鎮守府。
これらの鎮守府は戦後、旧日本海軍が「海上自衛隊」となった後もそれぞれが”海上自衛隊の主要基地”として編成され、今もなお私たちの生活を護ってくれています。
大人気の艦隊育成ゲーム「艦隊これくしょん‐艦これ‐」の中でもサーバー名に各鎮守府の名前が割り当てられていて人気を集めていますよね!
ところで
戦時中、日本周辺の海域を護るために、上記の4鎮守府に加えもう1ヵ所重要な海軍港が置かれていたことをご存知でしょうか?
そういえば、旧日本海軍の鎮守府は4ヵ所ですが、海上自衛隊の主要基地はそれよりも1ヵ所多い全5ヵ所となっていますね。。。
今回の旅はその残る1ヵ所が舞台。
北の防人「大湊警備府」が置かれた町、青森県 大湊を旅していきたいと思います!
もちろん、今回も僕らしく「艦これ」を絡めつつ紹介していきますのでご安心(?)くださいね(*^^*)
では、大湊に向けて出発しましょう!
艦隊、抜錨!!
青森県「野辺地駅」からJR大湊線に乗車し、ゆったりと電車に揺られながら下北半島を進むこと約1時間。JR大湊線の終着駅「大湊駅」に到着です!
駅舎の玄関口には”てっぺんの終着駅 大湊駅”と書かれた看板が掲げられています。
「単純に”(本州)最北端”って書いちゃダメなの?」と思ったあなた・・・。
いい質問ですね!!
JR大湊線は下北駅を発車後すぐに路線が「へ」の字に曲がり、その後終着駅の大湊駅に到着します。下北駅が「へ」の字のてっぺん部分に位置し、大湊駅が「へ」の字の書き出し部分に位置すると考えてもらうとイメージしやすいでしょうか。
つまり、大湊駅は緯度的に言うと下北駅よりも若干南に位置しているんです。そのため”最北端”は名乗れないので、”てっぺんの終着駅”というフレーズになってるんですね。
・・・もう何というかドンマイとしか言いようがないww
駅前は”落ち着いた田舎町そのもの”といった雰囲気で、正直「あれ?海自は?(;・∀・)」と不安になってしまうほど(笑)
大湊駅から海上自衛隊 大湊地方隊までは少し離れています。距離にして約4kmほど。
駅前からタクシーに乗って大湊基地へ向かう人もいますが、僕にとっては4kmなんて”近場”でしかありません。当たり前のように歩いて向かいます。
大湊駅から大湊基地までの海沿いの道って歩いてるとめちゃくちゃ気持ちいいんです!
それに、歩いて行くからこそのお楽しみもあるんですよ(*^^*)
大湊駅から大湊基地まで海沿いの道が続いています。(地元では「下道」と呼ばれているそうです。)
”遊歩道”と言えるほどのものではないかもしれませんが、”地元の方の散歩道”と言った雰囲気の道です。目の前に広がる「陸奥湾」を眺めながらのんびりと歩ける素敵なスポットです(*´ω`)
陸奥湾を背にして陸側を見上げると、なだらかに「釜臥山(かまふせやま)」が広がっています。僕が大湊を訪れたのは7月。夏の大きな晴れ空に映える釜臥山の緑がとても綺麗ですね(*^_^*)
道中で出会った猫ちゃんとも遊びつつ歩を進めます♪
歩いていると、町のいたるところで水が流れ出ている場所を見かけます。
実は、大湊は日本有数の”湧水地”なんです!
釜臥山が蓄えた雪解け水や雨水が地下水となって湧き出ているのだそう。
場所によってはコップが備え付けてあり誰でも自由に水を飲めるようになっています。
先程言った”歩いて行くからこそのお楽しみ”とはこのこと!
一点の濁りもない澄みきった湧き水はひんやり冷たくて、口に含むと”飲む”というよりもまるで”身体に染み渡っていく”かのよう( *´艸`)
穏やかに広がる陸奥湾や青空に映える釜臥山を眺めながらいただく湧き水は最高のごちそうです(≧ω≦)!
大湊の町に数ヵ所ある湧水群は「大湊天然水巡礼」として巡礼マップも作成されています↓↓
【PDFファイル】
https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/shoko/mu-gisen/files/map.pdf
(「ものづくりでまちづくり実行委員会事務局-青森県立むつ高等技術専門校」さんより引用)
ジョギングの給水所としてこの湧水所を利用されている方もちらほら見かけました。
海上自衛隊の方でしょうか(^^)
海沿いの景色や湧水を楽しみながら歩くこと十数分。
いよいよ護衛艦の艦影が見えてきました!
沿岸に建つ民家と比べて見てみると、いかに護衛艦が大きいかがわかりますね!
では、そろそろ大湊警備府のことも詳しくお話ししましょうか♪
既に疑問に思った方も多いと思いますが、戦時中、大湊に置かれたのは「鎮守府」ではなく「警備府」という海軍港なんです。
「警備府」とは、海軍規模の拡大に伴い、鎮守府の諸業務を分掌させるために要港部を改組し、より権限を拡大したもののことをいいます。
わかりやすく言うと、”主に鎮守府のサポートをする海軍港”のこと。
グレードとしては”鎮守府”のひとつ下となりますが、大湊警備府には水雷艇などが配備され、千島方面への防備強化、艦隊の後方支援、海上護衛などの任務に従事したそうです。戦後、旧日本海軍が海上自衛隊となったあとは、他の4鎮守府と同様に海自主要基地(地方隊)として編成され、今日まで北方の海の安全を護り続けてくれています。
警備府が由来ではありますが、海自地方隊としての地位は他の4基地と同等のため、そういう意味では実質”鎮守府へと昇格した”と言えますね(^^)
そうこう話してるうちに大湊基地が近付いてきました。
そこで見てほしいのがこの写真!
大湊を訪れて僕が一番たまげた風景です!
何か気付くことはありませんか??
海上において、民間エリアと海自エリアを区切る仕切りが一切無いんです!!
他の海自基地を訪れたことのある方ならなんとなくイメージできるかもしれませんが、いくら海自基地が”気軽に訪れることができる場所”とはいえ、そこは軍事機密の塊。地上であろうと海上であろうと、民間エリアと海自エリアの間には何かしらの仕切りや囲いがあるのは当然のことです。
しかし、上の写真のように大湊は海上に民間エリアと海自エリアを隔てる仕切りが無いんです!ぶっちゃけ、行こうと思えばここからボートに乗って護衛艦に近付くこともできてしまいます。(もちろん、そんなことをしたら罪に問われるので本当にしちゃダメだよ!)
こんな風景が見られるのは日本中でも大湊だけではないでしょうか。
大湊に住む方々にとって海上自衛隊がいかに身近な存在であるかを物語っているようです。
ついに大湊基地に到着しました!!
護衛艦3隻が出迎えてくれました!
左から「114 すずなみ」「120 しらぬい」「103 ゆうだち」です!!
「120 しらぬい」は2019年2月に就役したばかり!ピカピカです(´▽`*)
ちなみに艦これにも「駆逐艦 不知火」と「駆逐艦 夕立」がいますね!
不知火と夕立。艦これではなかなか見かけない組み合わせですが、いったい何をお話ししてるのでしょうか?( *´艸`)
不知火「不知火に何か落ち度でも?」
夕立「ぽいぽい」
ちなみにこの場所、自衛隊桟橋近くの空き地(宇田児童公園の前)になります。
ネット上で「多目的スペース」や「多目的公園」と呼ばれているのを目にしたことはありますが、どうやら場所としての正式名称は無いようです。
この場所、仕切りや鉄柵無しで護衛艦をこんなに近くで見られるのに、なんと民間のスペースなんです!!
立ち入るのに許可や申請は一切要りません!いつでも自由に立ち入って好きなだけ護衛艦を眺められるんです!すげぇよヤバイよ!!!
時間によって閉鎖されることもないので(※)、こんな夜闇の中の護衛艦も撮ることができます!
(※)冬場は終日閉鎖されることもあるようです。
夜間、ここまで近距離で護衛艦を撮影できるのは、本当に日本中で大湊だけだと思います!
大湊に住む方々にとっては日常の光景かもしれませんが、他所から来た海自好きにとってはこの上ない貴重な瞬間!!興奮が止まりませんでした!!
[注意]
夜間、撮影をしていると海自の方に声を掛けられることがあります。これは、夜間のスパイ活動を警戒するためのものなので、話しかけられた際は正直に”趣味での撮影である”ということを伝えましょう。
声を掛けられたときは少しびっくりしますが、怖がらなくて大丈夫です(^^)
ここまで好条件が揃っているこの自衛隊桟橋近くのスペース。
もちろん、休日には海自ファンの方々が集まる”護衛艦撮影スポット”となります。・・・とはいえ、僕が知る限り(イベントとかでない限り)人でごった返すことはないと思われます。
僕が訪れたのは7月の3連休。更に年に一度の大規模掃海訓練が行われる期間であったにも関わらず、護衛艦を見に来ている人の数は多いときで7~10人程度。
「え!?なんで!?なんでみんな護衛艦見に来ないの!?こんなに近くで見られるのに興奮しないの!?」と周りの人に問いただして回りたいほどでした(笑)
ともあれ、人が少ないのは嬉しいこと(*^^*)
心ゆくまでゆっくりと護衛艦を眺められます♪
護衛艦の配置変更や各基地からの入港は、基本的には朝に行われます。
つまり、早朝から海自基地を訪れると航行している護衛艦を見られる可能性が高いんです。
僕は”海自基地めぐり”をするとき、基本的に朝イチで基地を訪れます。
この日も朝7時頃から例の自衛隊桟橋近くのスペースを訪れていました。
すると、沖合から基地に近付いてくる艦がちらほら・・・。
上でも少し書きましたが、僕が大湊を訪れた3連休は、年に一度の大規模掃海訓練が行われる期間だったんです!(別に狙って訪れたわけではありません。僕もこの日、地元の方に聞いて初めて知りました(;^ω^))
訓練自体は陸奥湾沖で行われるため見学することはできませんが、この訓練のために続々と入港してくる艦を見ることができました!!
掃海艦「304 あわじ」に掃海艇「606 はつしま」!
「あわじ」も「はつしま」も横須賀基地所属の艦艇です!!
「あわじ」や「はつしま」だけではありません!
掃海母艦「464 ぶんご」と「463 うらが」も入港してきました!!
しかもこの2隻に関しては、近くの自衛隊桟橋(桟橋を挟んで「103 ゆうだち」の隣)に並んで着岸・繋留してくれました!
巨大な掃海母艦がゆっくりと桟橋へ接近し、そこから細心の注意を払って行われる着岸・繋留作業。
こんな貴重な瞬間を、
こんなに間近で見られるなんて(≧ω≦)!!
感激すぎて過呼吸になるところでした(笑)
そして撮影することができたレアシーン!!
護衛艦「114 すずなみ」「120 しらぬい」「103 ゆうだち」は大湊基地所属。
海上自衛隊5基地のうち、3基地の艦艇が1枚の写真の中におさまってます!!(しかも「しらぬい」「ゆうだち」は満艦飾!)
こんな貴重すぎる瞬間、この先また見られるかどうか・・・。
写真と共にしっかりと瞼にも焼き付けた感激の瞬間でした!!
護衛艦を見てテンション上がりすぎました(;^ω^)
熱を冷ますため基地を離れて少し歩きましょう。
訪れたのは大湊基地から少し丘を登ったところにある「北の防人 大湊」という公園施設。カフェテリアや展望台、児童図書館やイベントスペースなどがあり、休日には家族連れで賑わう憩いの公園です(^^)
上の写真の建物は「安渡館(あんどかん)」。
館内にはカフェテリアや売店などがあり、一息休憩する場所として最適です♪
こちらは「海望館」。
その名の通り海側(大湊基地側)を一望できる展望台です。
外観からするとそれほど高くないようにも見えますが、実際に上ってみると結構いい眺めなんです!夜景も綺麗ですよね(*^^*)♪
しかもこの海望館、なんと無料で入ることができます!
ここからゆっくりと海を眺めるのもまたいいものです(*´ω`)
ちなみに、海望館からほっこり海を眺めてるときにふと近付いてくる艦影を見つけて「あの艦なに!?」とダッシュで自衛隊桟橋前まで戻る!みたいなことも何回かありました(笑)
カフェテリアや展望台などホッと落ち着ける憩いのスペースが多い「北の防人 大湊」ですが、実は旧日本海軍に関係する施設も多く残されているんです。
上の写真は「弐番館」(上の写真)と「壱番館」(下の写真)と呼ばれる建物。
これらは戦時中、旧日本海軍 士官の「士官官舎」として使用されていました。
「官舎」というのは宿舎のこと。
つまりここは、旧日本海軍の偉い人たちの宿舎として使われていた建物なんです。
壱番館は廃屋となっていますが、弐番館の方は内部が改修され、現在ではサークル活動の場や展示スペースなどとして使用されています。
「北の防人 大湊」の敷地を出て、少し基地側に戻ってみましょう。
すると、鉄柵に囲われた古い建物が見えてきます。
ここは「北洋館」。
先程訪れた「安渡館」や「海望館」と名前の印象が似ていますが、ここは「北の防人 大湊」の施設ではなく海上自衛隊の施設となります。
建物の前には魚雷発射管や、2005年にその役目を終え除籍となった輸送艦「4103 ねむろ」の主錨が置かれています。
北洋館は大正5年に大湊の「水交支社」(海軍士官の社交場のこと)として建てられたものだそうです。現在では、大湊地方隊の史料館として一般公開されています。
この北洋館、館内には約1000点の貴重な史料が展示されていて、普通に見て回るだけでもかなり見ごたえのある史料館となっています。
入館料などはかからず無料で入れるのですが、無料で見て回っているのがなんだか申し訳なくなってくるほど。
本当に貴重な史料ばかりで、旧日本海軍に興味のある方なら1~2時間ほどは出てこられないのではないでしょうか。実際僕も1時間半出てこられませんでした(笑)
ちなみに北洋館は、大湊地方隊における”艦艇見学(艦艇一般公開)”に参加する際の集合・解散場所にもなっています。艦艇見学の前や見学の後、少し時間を作ってぜひ北洋館に入ってみてください!大湊警備府や海上自衛隊 大湊地方隊を知るうえで非常に有意義な施設となっています(*^^*)
(見学には規則がありますので、行かれる際は必ず「海上自衛隊 大湊地方隊ホームページ」を確認してください)
そうそう。旧日本海軍の軍人さんの中で僕の1番好きな人が北洋館で紹介されているので、ぜひお話しさせてください。
この人は「木村昌福 少将」。
軽巡洋艦 阿武隈の艦長で、旧日本海軍史の中でも屈指の難作戦「キスカ島撤退作戦」を成功させた人物です。
敵軍に包囲され、完全に孤立したキスカ島。そこにはまだ約5200人の日本兵が取り残されています。その日本兵を助け出す作戦が「キスカ島撤退作戦」でした。
目的地のキスカ島周辺には日本の救助艦隊を迎撃するための敵軍の大艦隊が今か今かと待ち構えています。しかも「キスカ島撤退作戦」が発令されたのは、日本軍が大敗した「ミッドウェー海戦」の翌年1943年。日本にはもう雀の涙ほどの戦力しか残っていませんでした。極小の戦力で大艦隊の包囲網を突破し、更に救出活動をして、日本に帰還する。文字通り絶望的な作戦でした。
そんな絶望的な作戦の指揮を任されたのが木村昌福 少将でした。
正面から突っ込んでも勝機は無い。相手の目を欺くために、木村少将は海上に濃霧(視界ゼロになるほど濃いもの)が発生するのを何日間もじっと待ち続けます。しかし、時間だって無限にあるわけではありません。こうしている間にも、キスカ島に残された日本兵目掛けて敵軍が攻め込むかもしれません。やがて部下たちから「作戦を強行しましょう!」と声が上がり始めます。痺れを切らした軍上層部からも「早くしろ!」と催促され始めます。催促や非難は日に日に大きくなっていきました。それでも、木村少将はじっと濃霧を待ち続けました。
1943年7月29日。ついに待ちに待った濃霧が発生します。木村少将は艦隊を率いて直ちにキスカ島へ突入。わずか1時間という短時間で約5200人全ての日本兵を収容し、全速力でキスカ島を離脱。絶望的な作戦であった「キスカ島撤退作戦」を見事成功させたのでした。
この間、奇跡的に敵艦隊に発見されることはありませんでした。なので、敵との戦闘行為は行っていません。敵側にも味方側にも、死者はおろか、一滴の血さえも流れずに「キスカ島撤退作戦」は成功したのです。
「キスカ島撤退作戦」は後に「奇跡の作戦」と呼ばれ、作戦を成功に導いた木村昌福 少将は昭和天皇に拝謁する名誉を受けたそうです。
「帰ろう。帰ればまた来られるから。」
この言葉は、いざ作戦開始と出撃したものの、濃霧が出ていなかった為その日の作戦遂行を断念し引き返そうとしたとき「これ以上待ってられない!このまま強行突入しましょう!」と苛立つ部下たちを諭すために発せられた言葉だそうです。
実は木村少将を知るまで、僕は「旧日本軍はみんな玉砕主義の、血も涙もない鬼のような人ばかりなんだ」と思い込み、旧日本軍を嫌悪していました。でも木村少将のことを知って、ここまで冷静に状況を判断し、催促や非難に耐え、優しく部下を諭せる人もいたんだと知りました。
木村少将は僕の旧日本軍のイメージを変えてくれた人なんです。
僕が艦これや海自を通して旧日本海軍や戦争のことを知り、そのうえで改めて平和学習をしていこうと思えたのは、木村少将のことを知ったからかもしれませんね(*^^*)
では最後に「大湊に来たなら絶対見ておかなきゃね!」という場所に向かいましょう!
ここは「北の防人 大湊」からもう少し山側へ登ったところにある旧日本海軍の史跡「沈澄池堰堤(ちんちょうちえんてい)」です。
海軍専用の水道施設として造られたもので、この池に宇田川と大湊川から水を流し込み、そのまま溜めることで土砂を沈殿、清浄化させ、綺麗になった水を下流に建てられた水槽に送水していました。
こうして作られた水は、艦船を動かすための真水や官舎・大湊警備府の生活用水としても使用されていたそうです。
周囲の木々の色付きと共に四季折々の表情を見ることができ、大湊のシンボルスポットとして愛されています(*´ω`)
記事を締める前に腹ごしらえ(≧ω≦)
大湊に来たならやっぱり「おおみなと 海自カレー」食べないとね!!
海自の街ではお馴染みの海自カレー。もちろん大湊にもあります♪
「ああ、呉の海自カレーの大湊版?(´▽`*)」と、思ったあなた。
はっきり言おう・・・。
呉 海自カレーとは
別物と考えた方がいい(<●><●>)
もちろん”海自カレー”という括りでは呉の海自カレーと同じです。
しかし、呉 海自カレーとはしっかり差別化されているのが「おおみなと 海自カレー」のすごいところ!
上の写真を見て気付くことはありませんか?
そう、どれもテッパンなんです!!
呉で海自カレーを食べたことある人ならわかるかと思いますが、「呉 海自カレー」はそのほとんどが”お皿”で出される一品料理ですよね!付いてもサラダくらい。
でも、「おおみなと 海自カレー」はそのほぼ全てが”テッパン”で出てくるんです!
サラダが付くのは当たり前。そこから更に揚げ物に卵にデザートに、と一食いただくだけでお腹いっぱいになります(;^ω^)
その代わり、呉の約30種類に対して大湊は約10種類と数は少なめ。
種類で勝負の呉、品目で勝負の大湊!といった感じでしょうか。(別に戦いじゃないんですけどねw)
とはいえ、こうして呉と比較するかのように書いてますが、海自カレーが美味しいのは大湊も呉も同じ(*^^*)
1度の旅では到底制覇できそうにないので、大湊にもくり返し訪れる必要がありますね!
いかがだったでしょうか。
北方の海を護っていた大湊警備府。そして、今も護り続けてくれている大湊地方隊。
ここは、他4ヵ所の海自基地の街に決して負けない唯一無二の魅力と歴史が詰まったとても素敵な町なんです(*^^*)
もうはっきり言います。
海自好きは大湊行ったほうがいい!!
そうすれば僕のようにヘロヘロになるほど興奮できることでしょう(笑)
僕もまた大湊行かなきゃ(*^-^*)♪
かつて大湊警備府が置かれた地。
そして、北の海を護る海上自衛隊 大湊地方隊がある町。
青森県 大湊でした!
みなさんもぜひ訪れてみてくださいね!
琵琶湖に浮かぶパワースポット ~竹生島~
日本一大きな湖「琵琶湖」。
滋賀県のほぼ中央に位置し”近畿の水瓶”とも呼ばれてきた琵琶湖は近年、日本有数のパワースポットとしても注目を集めています。
巷では「滋賀県の1/3は琵琶湖w(※1)」「滋賀県ナメたら水止めるぞ(※2)」となにかとネタにされる琵琶湖(笑)
しかし、そうしたネタだけでは語りつくせない魅力が琵琶湖にはいっぱいあるんです!
今回の舞台は、我が故郷 滋賀県!
パワースポット琵琶湖に浮かぶ更なるパワースポット「竹生島(ちくぶしま)」を旅していきたいと思います!
では、日本一大きな湖、
そしてパワースポットへ出発です(*≧ω≦*)!
(※1) 本当は県面積の1/6。滋賀県って意外とデカい。
(※2) 滋賀県民が京都・大阪民に対して唯一大きな態度をとれる事柄。京都や大阪の水道水のほとんどは琵琶湖から引いた水を使用していることからくる。ちなみに滋賀県はそのほとんどが近隣の山から引いた水を水道水としているため琵琶湖の水が止められてもほぼノーダメージ。
竹生島へ向かう前に、まずは琵琶湖のことについて軽くお勉強しましょう!
ご存知の通り、琵琶湖は滋賀県にある日本最大の面積と貯水量を誇る湖です。
面積は669.26㎢、貯水量は27.5㎦、最大水深は104.1m、周囲の長さは241㎞あります。琵琶湖南側の最狭部(一番くびれた所)にかかる「琵琶湖大橋」を境として、北側を「北湖」南側を「南湖」と呼びます。
上にも書きましたが、その豊富な貯水量を活かして京阪神に水道水を供給しているため「近畿の水瓶」とも呼ばれています。
室町時代の連歌師 柴屋軒宗長の歌にも琵琶湖のことが歌われています。
『武士(もののふ)のやばせの舟は早くとも急がば廻れ瀬田の長橋』
(京へ上るには一見、矢橋(やばせ)の港から舟に乗って琵琶湖を渡る方が早いように思えるが、風の影響で遅れたり危険を伴ったりするため、瀬田の唐橋までぐるっと南下して行った方が確実である)
この歌から「急がば回れ」ということわざが生まれました。
急がば回れ。元は「急ぐなら琵琶湖を回って行け」という意味だったんですね(^^)
そしてあまり知られていませんが、琵琶湖は世界に20ほどしかない”100万年以上前から存在する湖”、いわゆる「古代湖」のひとつなんです。古代湖の中では13番目に古い湖だそう。ちなみに日本国内で古代湖に指定されている湖はなんと琵琶湖のみ!
世界的にも有名な湖のひとつなんです。
滋賀県で生まれ育った身としては当たり前に身近にあるものだと思っていたのですが、実は琵琶湖ってすごい湖だったんですね(*^-^*)
琵琶湖についてちょっぴり詳しくなったところで、いよいよパワースポット 竹生島へ向かいましょう!
竹生島に向けて橋は架かっていないので、島へ渡る際には船に乗ることが必須となります。竹生島への航路を開いている港は下の3ヵ所です。
①今津港
②長浜港
③彦根港
もちろんどの港から乗船しても竹生島へは渡れるのですが、料金や乗船時間は少しずつ異なるので旅の日程やその他行先へのアクセスを考慮しつつ選択することをお勧めします。
ちなみに、京阪神からのアクセスの場合は①今津港が、愛知・岐阜方面からのアクセスの場合は②長浜港または③彦根港がおススメのようです。
①今津港の近くには「高島のメタセコイア並木」、②長浜港の近くには「長浜城」や「黒壁スクエア」、③彦根港の近くには「彦根城」などの観光スポットもありますので、竹生島とともに合わせて訪れてみるのもいいかもしれません♪
僕はこの日の旅程を考慮して長浜港から乗船することにしました!
クルーズ船に乗船し竹生島へ向けて出航!!
長浜港を出て程無くすると船の真後ろに滋賀県の最高峰「伊吹山」が見えてきました!
この日は天気が良かったので雪を被った山頂まではっきり見えますね(^^♪
長浜港から竹生島へは片道約30分。
ほぼ直線で航行するのにも関わらず結構時間がかかるんです。
やっぱり琵琶湖ってデカい!!改めてその大きさを痛感します。
ちなみに僕が琵琶湖を訪れたのは真冬。
晴れているとはいえ、湖上の低気温と強風により甲板はまさしく極寒となっていました。んが!そこは「船に乗るなら甲板一択やろ!!」と豪語する僕。30分の航行の間、震えながらも甲板からの景色を目一杯堪能してました!
やがて、船の前方に小さな島が見えてきました。
この島こそ、パワースポット・・・竹生島!!
竹生島は琵琶湖の北部に浮かぶ面積0.14㎢の小さな島(それでも琵琶湖に浮かぶ島の中では2番目に大きい)です。島には「宝厳寺」というお寺が建立されており、島のほぼ全体がこの宝厳寺の境内となっています。そのため人は住んでおらず、夜間は無人島となります。
では、そんな小さな島がなぜパワースポットと呼ばれるようになったのでしょうか?
それを説明するためには、時間を1200年ほど遡ることになります。。。
神亀元年(724年)、当時の天皇 聖武天皇は夢枕に立った天照大御神よりあるお告げを受けます。
「江州(滋賀のこと)の湖中に小島がある。その島は弁才天の聖地であるから、寺院を建立せよ。すれば、国家泰平、五穀豊穣、万民豊楽となるであろう。」
このお告げを受けた聖武天皇は僧 行基を遣わして堂塔(後の宝厳寺)を開基させ、そこにご本尊として弁才天像を安置させました。それ以来、竹生島には天皇の行幸(天皇のお出ましのこと)が続き、伝教大師、弘法大師なども修行をしに来られたということです。
つまりわかりやすく言うと、
七福神の一柱で富・名誉・福寿・縁結び・音楽・芸能などを司る神として広く有名な弁才天。そのうえ、天照大御神が直々に聖地として指定された島なのですから”パワースポット”として人気を集めるのも頷けます。
小さい島ながら、なかなかビッグな物語を秘めているのが竹生島なんですね(*´ω`)
船が港に到着し、いよいよ竹生島へと降り立ちます。
すると、湖上を進んでいた時には晴れ渡っていた空が一変。島に足を踏み入れた瞬間、大粒の雪が降り始めました。
単純に竹生島周辺の天候が変わっただけなのでしょうけど、場所が場所なだけに何か人智を超えた力のようなものを感じてしまいます。。。
実際、竹生島の空気は街中や職場といった日常生活の中で感じる空気とは全く違っていました。ピンと張り詰めた、荘厳で神秘的な空気。その空気に圧倒されたのか、思わずしばらくの間身体を強張らせたまま立ち尽くしてしまいました。
拝観料(大人 400円)を払い、宝厳寺の敷地内に入ります。
竹生島は全体的に急な斜面で形作られた島なので平地はほとんどありません。平らで大きな地面が広がっているのは船着き場くらい。
境内を巡るほとんどの道が石段や上下にうねった道となります。
拝観料を払い受付門をくぐると、目の前に長い長い石段が立ちはだかります。
この石段は「祈りの階段」と呼ばれ、165段の石段が宝厳寺の本堂まで続いています。段数が多いうえに傾斜が急なところもあるので登る際、降りる際には十分注意しましょう。
祈りの階段を登りきった先、一際大きなお堂が姿を現します。
この中に本尊の弁才天像が安置されています。
宝厳寺に祀られている弁才天像は神奈川の江ノ島、広島の厳島と並ぶ「日本三弁才天」のひとつで、その中でも最も古くに建立された弁才天なのだそうです。そのため、ここ竹生島の弁才天のみ名前の前に「大」の字を付け「大弁才天」と呼ばれています。
よく見ると堂前の提灯にも「大辯(弁)才天」と書かれていますね!
舞い散る雪の中で静かに佇む本堂は本当に息を飲むほど美しく、しばらくの間思わず見惚れてしまうほどでした。
本堂から更に石段を上がると「三重塔」に辿り着きます。
宝厳寺の三重塔は江戸時代初期に一度消失しているそうで、今ここに建てられているのは再建された三重塔だそうです。
普段、内部は非公開となっているため柵の外から見上げることしかできませんが、それでもこちらに覆いかぶさってくるような迫力には圧倒されます。
ちょうど雪も止み天気も回復してきました。
三重塔の朱色と重なる三枚屋根が青空に映えますね!
竹生島で撮った写真の中でも特に気に入っている一枚です(*^^*)
三重塔から少し降りてきました。
すると、目の前に黒地に金の装飾が美しい大きな建築物が見えてきます。
こちらは「唐門」と呼ばれる建築物。国宝に指定されています。
豊臣秀吉を祀る京都東山の豊国廟に建っていた「極楽門」を豊臣秀頼の命によってここ竹生島に移築したものだそうです。
唐門をくぐり中に入るとそのまま観音堂へと続いています。
ちなみに”唐門”とは”唐破風を持つ門”という意味。
その名の通り、破風(屋根のすぐ下に取り付けられた板)には美しい金の唐装飾が施されていますね。豪華絢爛を極めた桃山様式の特徴が見てとれます。
残念ながら、僕が訪れたときは保存修理中だったため板の仮入り口が組まれていました。保存修理を終えた後の”完全版 唐門”もぜひ見てみたいですね(*≧ω≦*)
唐門をくぐり観音堂を抜けると、木造の渡り廊下に辿り着きます。
こちらは「舟廊下」と呼ばれる渡り廊下で、重要文化財に指定されています。
一見普通の渡り廊下に見えますが、実はこの木製廊下、朝鮮出兵を行った際に秀吉が乗船した船「日本丸」の船櫓(ふなやぐら、甲板のこと)を利用して造られたものだそうです。なので”舟廊下”という名称が付いてるんですね!
舟廊下を外側から見てみると、木の柱が組まれていて廊下部分は地面から3メートルほどの高さに造られていることがわかります。
舟廊下は観音堂からの渡り廊下です。
では、観音堂と何を繋ぐ渡り廊下なのでしょうか?
その答えがこちら。
舟廊下は観音堂とその先の「都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)」の本殿とを繋ぐ渡り廊下なのです。
都久夫須麻神社は竹生島の東側に位置する神社で、本殿は先程の宝厳寺 唐門と同じく国宝に指定されています。ご神体は竹生島そのものだそう。
竹生島の観光案内などには「都久夫須麻神社」と記載されていますが、普通に「竹生島神社」と呼ばれることもあり、どちらの呼び方でも問題ないようです。
陽を浴びてどっしりと構える本殿は”立派!”の一言。
この、もの言わせぬ佇まいが「かっこいい!!」と思えてしまうのは僕だけでしょうか?( *´艸`)
都久夫須麻神社 本殿の目の前には「竜神拝所」という場所があります。
ここでは、かわらけ(平皿のような形をした土器)に願い事を書き、湖面に突き出た宮崎鳥居に向けてかわらけを投げる「かわらけ投げ」をすることができます。
投げたかわらけが鳥居をくぐれば書いた願い事が叶う、と言われているそうです。
また、竜神拝所からの眺めは”竹生島の中で一番の絶景”と言われています。
ここからゆっくりと琵琶湖を眺めてみました。。。
竹生島に降り立った時に降っていた大粒の雪はすっかり止み、青空からの明るい光が湖面を煌めかせる。かと思えば、写真右奥の空は未だどんよりと厚い雲に覆われていて、おそらくその雲の下では雪が降っている。
・・・なんだか、世界が塗り替えられていく瞬間を見ているかのよう。
美しくもどこか不思議な光景に出会うことができました。
帰りの船の時間が近付いてきたので船着き場へ戻ります。
その道中。祈りの階段を下っているときのことでした。
木々の間を抜けようとしたその瞬間、琵琶湖から吹いてきた風がザーっと辺りの木を揺らし、僕はふと立ち止まって注意を払うため足元へと落としていた視線を上げました。
すると、(写真ではわかりづらいのですが)目の前のひらけた空中に風によって木々の葉から舞い上げられた無数の細かな水の粒が舞い、それが陽の光を受けてまるでダイヤモンドダストのようにキラキラと煌めいているのが見えました。
それがもう美しくて美しくて・・・。
しばらくの間、何も考えることができずその無数の煌めきにただただ見惚れていました。
この煌めきを見た瞬間、なんだか竹生島の神様に応援されているような気がして。。。
今日、ここへ来て本当に本当に良かった、そしてぜひまた来たいと思えたのでした。
いかがだったでしょうか。
小さな島ではありますが、そこからは想像もできないほどの貴重な文化財や歴史が詰まった琵琶湖に浮かぶパワースポット 竹生島。僕自身、竹生島を訪れるのは初めてでしたが、神秘的なパワーや温もりを確かに感じられるとても素敵な場所でした。
我が故郷 滋賀県。
まだまだ僕の知らない魅力がいっぱいあるんだと実感できる有意義な旅になりました(*^-^*)
この記事を通じて、竹生島はもちろん、滋賀県や琵琶湖にも少しでも興味を持ってもらえたなら幸いです。滋賀イイよ滋賀♪
貴重な歴史と文化財が詰まった島。
そして、琵琶湖に浮かぶパワースポット。
みなさんもぜひ訪れてみてくださいね!
湯の華ひとひら ~大分県 湯平温泉~
お風呂っていいですよね!
温かい湯船にゆっくり浸かっているとまるで身体の疲れや心の疲れが溶け去っていくようです。
できれば毎日浴槽にお湯を溜めて湯船に浸かりたいのですが、一人暮らしの僕はどうしても水道代が気になってしまってシャワーで済ませてしまいがち・・・。
だからこそ、旅先でゆっくりと入れるお風呂タイムは格別なんです(≧ω≦)!
今日の旅の舞台は、日本一の温泉県 大分県!
源泉の総数は4,418にものぼり、その湧出量は毎分279,549リットルにもなります!もちろん源泉の数も湧出量も堂々の全国1位!!
別府や由布院など有名な温泉地も多いですよね!
そんな温泉大国 大分県の中で今回向かうのは、実は僕がずっとずっと行ってみたいと願っていた場所「湯平(ゆのひら)温泉」!
「湯平温泉・・・?初めて聞いた。」という方も多いと思います。
なのでまずは、湯平温泉の場所からご紹介しましょう!
では、温泉目指してしゅっぱーつ(*^^*)!!
湯布院・・・聞いたことある名前ですよね(^^)
実は湯平温泉は湯布院温泉の中にある温泉のひとつなんです。
大分県の有名な温泉地 湯布院温泉は大きく3つの温泉から成り立っています。JR由布院駅周辺の「由布院温泉」、由布院駅から見て由布岳の裏側、伽藍岳(がらんだけ)の中腹にある「塚原温泉」、そして今回の目的地「湯平温泉」です。
「え、じゃあ由布院温泉だけ行けばそれでいいじゃん」と思うかもしれませんが・・・
全 然 い く な い ! ! !
同じ湯布院温泉ではあるものの、どれも唯一無二の個性があって3ヵ所とも全く違った温泉や景色が楽しめるんです!
3ヵ所の違いを詳しく説明してると話が脱線してしまうので割愛しますが、可能であれば、湯布院に行った際は3ヵ所全てまわることをおススメします!
同じ温泉地とは思えないくらい違いがある3ヵ所なんです!
では、話を戻して湯平温泉に向かいましょう!
由布院駅からJR久大本線 大分方面行きに乗り2駅。約12分で「湯平駅」に到着です。
たった2駅しか離れていないのに10分以上も時間がかかるのは、1駅分の区間の距離が長いから。田舎あるあるですね(笑)
湯平駅も無人駅で山並みの中にポツンと佇んでいる印象。電車を待つ人の姿もありませんでした。
こういう、一見”何もない”と思えてしまいそうな情景を「堪らん(≧▽≦)!!」と感じてしまうのが旅人の性というものでしょうか(笑)
「これぞ旅や!!」と言わんばかりにめちゃくちゃテンション上がってました。上の写真もすごい興奮しながら撮ってますw
駅のホームから出ることができません。
だってホームから見える景色がすでに絶景なんですから!!
ここまで広がりのある山間の風景はそうそうあるものじゃありません!
快晴の空の下、奥へ奥へと連なっていく山並みが美しい。
海好きの僕ですが、この絶景には思わずため息が出てしまいます・・・(*´Д`)
走る車の音も滅多に聞こえてこないホームには、遠くから聞こえてくる葉擦れと鳥の鳴き声が静かに響き、優しく吹き続ける風は時折薄く硫黄の香りを運んできました。
「本当に湯平まで来たんだ・・・!」と感激で胸がドキドキしました(*^-^*)
高鳴る鼓動をようやく落ち着けて駅の外に出ると、駅前には湯平温泉のお宿の案内看板が掲げてありました。町の規模としては少し小さいですが、それでも20以上の温泉旅館が軒を連ねています。
”大分県の温泉”と聞くと別府や由布院に目が行きがちですが、ここ湯平も”秘湯”として注目を集める知る人ぞ知る名温泉なんですよ(^ ^)
看板にも書かれている通り、湯平駅から湯平温泉までは約4km離れています。
ルンルン気分で歩いてるかのような人マークと共に「徒歩で約1時間」と案内されていますが、歩いて向かう人なんているんだろうか・・・(;^ω^)
駅前にタクシーなどは常駐していないので、湯平温泉へ向かう際は電話でタクシーを呼ぶか、宿泊する旅館での送迎サービスがある場合はそちらを利用しましょう。
ほどなくして駅前に1台の車が到着します。今宵、僕がお世話になる旅館「つるや隠宅」さんの送迎車です。旅館の方にご挨拶をして車に乗り込み、いよいよ湯平温泉へと向かいます。
そして同時に、僕の真の目的へも向かうのです。。。
車に揺られること約10分。本日のお宿に到着です♪
このお宿の外観を見た瞬間、胸がいっぱいになって思わず震えてしまいました。。。
「実在・・・したんだ・・・。」
あまりの感動に目の前の光景が受け入れられず、思わずそんな感想が込み上げてきます。
そう!
この「つるや隠宅」さんに宿泊することこそがこの旅の真の目的だったんです!!
つるや隠宅さんには、日本でも珍しい女将さんがいらっしゃいます(*^-^*)
その名も「電脳女将・千鶴」さん!
”電脳女将”って何?と思うかもしれませんが、要はこの旅館の公式キャラクターです。
ただ、よく見るゆるキャラのようなデザインではなく、本当に綺麗な女性の姿をしたキャラクターなんです!
”電脳”なのでもちろん現実世界に存在するわけではありませんが、Twitterには千鶴さんのアカウントがあり、千鶴さんはそこからつるや隠宅さんや湯平温泉の情報を発信されているんです!
また、千鶴さんのアカウントとは別に”つるや隠宅 公式アカウント”もあり、この双方のやりとりが 漫才のよう ボケとツッコミ 非常に愉快な雰囲気で見ていてとても楽しいんです( *´艸`)
また、つるや隠宅さんはTwitter上で度々 ネタに 話題になる旅館でもあって、今非常に注目されている旅館なんです!(どんなことが話題になったかはこの後見ていきましょう♪)
★千鶴さんとつるや隠宅 公式さんのTwitterアカウントを載せておきます。
ご興味ある方はぜひ見てみてください(*´ω`)
千鶴さんのアカウント↓↓
つるや隠宅 公式さんのアカウント↓↓
ではさっそく千鶴さんに会いに行こう!と思ってしまいますが、それはもう少し後の話。まずはお部屋に案内していただきましょう♪
上に書いた僕の説明だけ読むと「つまりオタクの人が喜ぶ旅館?」という印象になってしまうかもしれませんが、それはあくまでTwitter上のお話。
つるや隠宅さんは旅のお宿としてもとても素晴らしい旅館なんです!
その証拠に、
見てくださいこのお部屋とお部屋からの景色!!圧倒的風情!!!
湯平温泉は「じゃらんネット 全国温泉地満足度ランキング(秘湯部門)」で1位を獲得するほどの温泉地なんです!
奥まで連なる山々とすぐ横を流れる花合野川(かごのがわ)が本当に美しい。。。
「俺、こんな豪華なお部屋泊まっていいの・・・?(;・∀・)」と思わず恐縮してしまいます。
ちなみにこのお部屋、鹿子木灯 先生の描く熊本ドライブコメディー漫画『今日どこさん行くと?』の中で、主人公の上 司(かみ つかさ)ちゃんが宿泊したお部屋なんです!
作中には千鶴さんも登場してますね♪
机も椅子も金庫の位置も全部漫画の世界と同じ!
宿泊するお部屋まで聖地だなんて・・・!
聖地を旅する旅人として本当に感激です!(*≧▽≦*)
こちらはTwitterで話題になった、”宿泊しに来た昆虫などにご退館をお願いするときに使用する物”です(笑)
でも、たくさん昆虫がいるということは自然が豊かな証拠。
僕も虫は苦手ですが虫と同居することには慣れている(←実家がド田舎の山奥)ので、よほどのことが無い限りこれは使わないでしょう(^^)
廊下には漫画家さんやイラストレーターさんのサイン色紙、ここに宿泊された方々から寄贈されたキャラクターグッズなどが置かれています。
漫画の単行本やVtuberのアクリルフィギュア、仮面ライダーWのガイアメモリまで置かれていました(笑)
これはテンション上がる!ww
館内に居るもの楽しいけど、湯平に来たならやっぱり散策しないとね!
夕食の時間までちょっと散歩しましょう♪
湯平温泉は石畳、坂道、赤提灯の織り成す風景がとても情緒的で美しいんです。
本当にどの景色を切り取っても絵になります(*^-^*)
近くには石畳、軒を連ねる旅館、風に揺れる赤提灯が見え、それとは対照的に豊かな山の木々は視界の奥の奥まで突き抜ける。傍らに流れる花合野川からは絶えず水の音が聞こえてくる。石畳を吹き抜ける風には早春の草木の香りが感じられる。。。
目で見て、肌で感じて、深呼吸して。
豊かな自然と風情ある温泉地の風景を身体いっぱいで感じ取る。
それは本当に気持ちよくて、思わず「こんな贅沢していいのかなぁ」なんて言葉が漏れてしまうほどでした。
お待ちかね夕食の時間♪
お食事は別室の個室でいただきます。
部屋に入ると壁には千鶴さんの掛け軸が!!(※)
やっと会えたよ千鶴さん(*≧ω≦*)!!
ちなみにこの掛け軸、いわゆる”なんちゃって”ではなく本物の掛け軸なんです。
周囲に施された松模様の刺繍も全て本物!
その繊細な美しさに思わず顔を近づけてまじまじと見てしまいました。
そんな千鶴さんの横でいただくお夕食がこちら。
豪華すぎる!!!
「本当にこんな豪華なお食事いただいちゃっていいんですか?(;・∀・)」と心配になってしまうほど。
お部屋に景色にお食事に、と恐縮しっぱなしの僕ですが、今までの旅とは全く違う形の贅沢ばかりなので”新鮮!”よりも”感動!”の方が上回ることが多かったんです(;^_^A
新鮮なお野菜に旨味たっぷりのお肉。そして地酒「ゆのひらの旅人」。
美味しくないわけがないっ!!
もちろん残さず全部いただきました(*^^*)
千鶴さんの横でいただく美味しいお料理に美味しいお酒。
本当に幸せいっぱいのお夕食でした(*´ω`)
ごちそうさまでした!
ご飯食べたから次はお風呂かな?と思ったあなた・・・。
ご飯食べたらまた散策だ!!
まぁ本当は湯あがりの浴衣姿で夕涼みできれば風流でいいんですけど。。。
僕、お風呂入ると身体のスイッチがOFFになってしまうのかどうしても「もう動きたくな~い」ってなっちゃうんですよね(;^_^A
なので敢えてお風呂を後回しにして夜の散策に出かけました!
湯平温泉は夜の風景がまたすごいんです!
石畳の坂の下から上まで途切れることなく吊るされた赤提灯が点灯し、夜闇の中に赤く浮かび上がる湯平の姿。昼間見えていた遠くまで突き抜けるような山々は全て闇に飲み込まれ、視界に映るのはただ赤々と続く温泉街のみ。変わらないのは、傍らを流れる花合野川の水の音だけ。。。
昼間、奥行きのあった景色が一気に至近距離の景色へと凝縮されます。
ネット上では「ホラーゲームのサイレンみたいw」「湯婆婆に豚にされそうw」と、なにかとネタにされる湯平の夜景(笑)
でも、夜の闇と提灯の赤に支配された空間は少し怖くもあり、それでもとても神秘的な空気を纏っているのです。
ちょっと怖いけど先に進まずにはいられない。
もっと先の風景も見てみたい。
夜の湯平散策を楽しむ皆さんはきっとそんな気持ちで歩いているのだと思います。
昼と夜で全く違った姿を見せてくれるのも湯平温泉の素敵な魅力のひとつなんです(^^)
夜の散策からお部屋に戻ってくると綺麗に布団が敷かれていて、それと一緒に千鶴さんからのメッセージが置かれていました(※)
こんなに細かいところまで気を配ってくれているなんて本当に嬉しい(*´ω`)
「緊張しないで」と言っていただいてるのに終始恐縮しっぱなしだったのはなんだか申し訳ない気もしますが(笑)
千鶴さん、ありがとうございます。ゆっくりさせていただきますね!
千鶴さんからのメッセージにほっこりしながらいよいよお風呂へと向かいます!
つるや隠宅さんのお風呂は内湯と外湯の2ヵ所。
しかも、一旦お風呂に入ってしまえば自分が出るまでは貸し切りになるというルールなんです!
もちろん、先に他の方が入っていたならその方がお風呂を出るまで待つことになりますが、タイミングが良ければ内湯と外湯の貸し切り風呂を連続で楽しむこともできます。
一級の秘湯を優雅に独り占め。
しつこいようですが、こんなに贅沢していいんでしょうか?(;^_^A
つるや隠宅さんのお湯は少し熱めですが、その分ゆっくりと浸かることによって身体の芯までじんわりと温まって、本当に気持ちのいいお湯でした。
お風呂から出た後も身体がずっとぽかぽか温かくて、ほっこりと温泉の余韻に浸っていました(*´ω`)
ちなみに『今日どこさん行くと?』の司ちゃんは外湯の方を楽しんだようですね(^^)
そうそう!
つるや隠宅さんのお風呂の風呂桶はケロリンなんです。
細部にまで渡るつるや隠宅さんのこだわりが素晴らしいww
ギンギツネとキタキツネ。
内湯にも外湯にもしっかりコンビで置かれていました!
『今日どこさん行くと?』に描かれている風呂桶もおそらくけものフレンズケロリンでしょう。司ちゃんはどんな気持ちでこの風呂桶を眺めたんでしょうねw
お部屋に感動して、風景に感動して、お食事に感動して、夜景に感動して、お風呂に感動して・・・。
到着したときから眠りに落ちるその瞬間まで感動しっぱなしのまま湯平の夜は更けていきます。。。
翌朝、早起きをしてしっかり朝風呂もいただきました!
早朝の新鮮な空気の中で入るお風呂もまた格別です(*≧ω≦*)
鳥の声を聞きながらゆっくりと浸かるお風呂。
お湯の温かさが身体中に優しく染み渡っていきます(*´ `*)
身も心もぽかぽかに温まって朝食へ向かいます。
昨晩と同じく別室の個室で朝食をいただきます。
最後の最後まで豪華でもう泣けてきます・・・(;_;)
僕はこの日帰路に就く予定だったので、これが湯平でいただく最後のお食事。
寂しい気持ちを噛みしめながら、しっかりと味わって完食させていただきました。
本当に本当にめちゃくちゃ美味しかったです!
ごちそうさまでした(*^^*)
お食事をいただく部屋の壁には昨夜とは違うバージョンの千鶴さん掛け軸が掛けてありました。(※)
聞くと、この日【電脳女将・千鶴プラン】で宿泊していたのが僕だけだったので夕食と朝食で掛け軸の掛け替えができた、とのこと。
なんて・・・なんて幸せなんだ俺。。。
つるや隠宅さん、本当にありがとう(;_;)
この後、旅館の方とのお喋りを楽しみ、来たときと同じように湯平駅まで送迎していただいて、予定通り帰りの電車に乗りました。
こうして、初めての湯平旅は終わりを告げたのです。
いかがだったでしょうか。
湯布院の秘湯「湯平温泉」と電脳女将のいる旅館「つるや隠宅」さん。
豊かな自然と石畳が織り成す情緒ある風景、赤提灯が作り上げる神秘的な夜の空間。そして何より、一級のお湯!
別府や由布院に負けない素敵な魅力がいっぱいいっぱい詰まった温泉地。それが湯平なんです(^^)
僕が湯平温泉とつるや隠宅さんを知ったのは2018年の3月。
その日から2年間、ずっとずっと訪れたいと思っていたその願いが叶った旅でした。
つるや隠宅の皆さんも本当に気さくな方ばかりでお話ししてるのが楽しいこと楽しいこと。時間が過ぎるのも忘れてついつい話し込んでしまうほどでした(;^_^A(正直もっとお話ししたかったです(笑))
さて、次はいつ湯平に行こうかな( *´艸`)
”おんせん県”大分県の知る人ぞ知る名湯。
そして、みんなを癒す電脳女将がいる旅館。
湯平温泉とつるや隠宅さんでした!
みなさんもぜひ訪れてみてくださいね!
↓↓最後に注意書き↓↓
(※)記事の中で出てきた千鶴さんの掛け軸やメッセージは全て【電脳女将・千鶴プラン】での特典です。【電脳女将・千鶴プラン】以外では付かない特典ですのでご注意ください。